観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

フラッグ付きオオソリハシシギ

2014-04-27 12:23:33 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  4時30分 潮位232cm

今日の干潮時間 10時43分 潮位 41cm

名古屋市野鳥観察館は、あす4月28日(月)開館いたします。

 昨日の午後からシギ・チドリが多くなり、今春低調だったオオソリハシシギは60羽以上、チュウシャクシギも130羽を越え、結果22年、23年よりも多くなりました。

あとはハマシギ・トウネンが多くなるともう少し賑やかな春の干潟になります。

1~2週間シギ・チドリの渡りが遅れていたようですが、何とか例年通り見ることが出来そうです。

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今日の干潟はチュウシャクシギの群れが一番最初に干潟にやってきました。ほぼ全数が連なって塒から出勤です。

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遅れてダイゼン・ハマシギの群れが降りるところを捜しながら上空を旋回します。

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今度はオオソリハシシギを主にダイゼン・ハマシギ・トウネン・チュウシャクシギの混群です。

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しばらく庄内川右岸で休息した後、群れが散って左岸にもシギ・チドリが降りて来ました。

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すっかり夏羽に換羽したダイゼンやハマシギ

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長く上に反ったオオソリハシシギ、赤い夏羽はオスの個体です。

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オオソリハシシギは水際を歩きながら、長い嘴を泥の中で探り餌を探しています。真ん中の1羽だけ正面顔

8abk
帰り際、オオソリハシシギのメスを見ると右足にフラッグが付いていました。

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プロミナーで見ても遠く、メタルリングまでは分からなかったですが、オレンジ色のフラッグには「ABK」オーストラリアビクトリア州で放鳥された個体のようです。
2012年・2013年にもメスの「ABK」フラッグ付きが確認されています。

Photo 

干潮時間が終わった後、群れがバラバラニになったチュウシャクシギの小群が観察館前の護岸下にやってきました。チュシャクシギは昨日よりも数が増え187羽になり、これからは岸近くに寄ってくることが多くなります。

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今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ、カワウ、ササゴイ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ハヤブサ、コチドリ4、シロチドリ7、メダイチドリ6、ダイゼン64、キョウジョシギ1、トウネン25、ハマシギ577、オバシギ2、アオアシシギ2、キアシシギ1、イソシギ3、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ43、ホウロクシギ4、チュウシャクシギ187、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、カモメ、コアジサシ

明日、月曜日は開館いたします。
5月6日(火)まで休まず開館します。

明日の満潮時間  5時39分 潮位241cm

明日の干潮時間 11時23分 潮位 26cm

コメント
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