観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

頭の黒いズグロカモメ、白いズグロカモメ

2018-03-14 18:06:02 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時38分 潮位 94cm
今日の満潮時間16時17分 潮位190cm

 

今日は、最高気温が20℃を超えたようですね。

直射日光が当たる堤防の上を歩いていると、いつもより一枚上着が少なかったのに、暖かいというより、早くも暑いと感じるくらいでした。

今日も来館者が比較的多く、岡崎市の中学校のグループ学習でやってきた生徒さんたちや、京都から野鳥観察に訪れた方なども来館されていました。

 

昨日、開花したとご報告したヤマザクラには、メジロが花の蜜を求めてやって来ているのが観察できました。しかし、メジロがこの木にやってくると、ヒヨドリがすかさずやってきて、メジロを追い出していました。

この近くには、ジョウビタキのメスも観察できました。

野鳥観察館前の水たまりには、今日は昨日ほど鳥がやって来ませんでしたが、今日はヒヨドリが熱心に水浴びをしていきました。

水に入る前に、慎重に中を確かめるヒヨドリ↓。

この後、勢いよく水浴びしていました。

この他、キジバト、ハシボソガラス、メジロ、ウグイスなどが水たまりに飛来しました。

 

午後、干潟が小さくなった頃に、護岸近くの干潟を見に行くと、ちょうどズグロカモメ数羽が干潟の上を飛んでいました。

この中には、頭の黒い個体と白色の個体がいました。

こちら↓の頭が黒色のズグロカモメは、しばらく干潟を見ながら飛ぶと、干潟に降りてヤマトオサガニを捕まえました。

そして、そのカニを咥えたまま、遠くの導流堤脇の干潟の方へ飛んで行ってしまいました。

一方、まだ若い、頭が白色のこちら↓のズグロカモメは、なかなかカニが捕まえられないようで、何回も干潟の上を上流から下流、下流から上流へ飛んでいました。

護岸のすぐ近くも飛んでくれました。

 

なお、今日確認できたシギ・チドリは、シロチドリ30、コチドリ2、ハマシギ16、イソシギ2、ダイシャクシギ2 でした。

 

【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】 

☆愛鳥週間写真展2018「わたしの好きな鳥」の展示作品募集中!詳細はこちら(PDF)

☆コアジサシ営巣誘致募金実施中!(日本野鳥の会愛知県支部)→詳細はこちら(2月14日の日記)
野鳥観察館でも募金の受付をしています。

☆3月2日(金)~3月19日(月)藤前干潟写真展@東邦ガスエネルギー館 9階 展望ホール(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会、中部地方環境事務所)詳細はこちら(3月1日の日記) 

☆3月31日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊~3月~@名古屋市野鳥観察館
 渡り鳥調査隊は、毎月1回行っている野鳥観察と鳥類調査をあわせたイベントです。→詳細はこちら(PDF)

 

明日の干潮時間11時11分 潮位 79cm
明日の満潮時間16時54分 潮位206cm

※3月21日(水)は第三水曜日ですが、祝日のため開館します。
この振替えとして第四水曜日である3月28日(水)が休館日となりますので、ご注意ください。

コメント
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