観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

カワウのバトル

2019-07-25 23:02:46 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 5時19分 潮位110cm

今日の満潮時間11時17分 潮位186cm

 

今日も暑かったですが、いまいちすっきりしないお天気で視界もあまりはっきりしませんでした。

潮も悪かったですが、開館時にはまだ少し干潟が残っていたので干潟を見に行きました。

川沿いを上流に向かって歩いていると、同じく上流に向かって飛んで行くカワウが次々と。

その先では、カワウの大群が盛大に追い込み漁をしていました。

肉眼で見ていても、カワウたちが魚を捕らえているのがわかりました。 

あっちでも、こっちでも次々と魚を食べるカワウ。

こちらでは、大きな魚をカワウが奪い合い。

激しさのあまり、宙を飛ぶ魚。 

1匹の魚を狙ってさらにカワウが集まってきます。

 

 

こんな魚の奪い合いも、あちこちで見られました。

ここ最近は毎日、このようなカワウの漁が見られますが、

これだけのカワウのお腹を毎日満たす量の魚が藤前干潟にいるんだな、と思うと改めて驚きます。

 

この他、干潟で見られた野鳥をご紹介。

こちらはカワウの追い込み漁を追いかけてきたダイサギとコサギ↓。

分かりにくいですが、沈みかけた干潟を去るソリハシシギとアオアシシギ↓。

ソリハシシギは、南に渡らずに藤前干潟に残っていた個体が数羽いましたが、

最近、20羽以上が確認されるようになってきたので、秋の渡りで戻ってきた個体もいるようです。

沈みかかった干潟に最後まで残っていたケリ↓。

繁殖を終えたこの時期は、ケリを干潟でよく見られるようになります。

こちらは、藤前干潟周辺の田んぼで子育てをしていたケリ↓(2019年5月15日撮影)。

ケリは尾張地方を代表する鳥です。

そして、上の親のそばを歩いていたケリの幼鳥↓(2019年5月15日撮影)。

今年も藤前干潟周辺で生まれたケリが大きくなって、干潟にやってきて来てくれているとしたら嬉しく思います。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ618、ダイサギ26、コサギ23、アオサギ27、マガモ27、カルガモ196、ヒドリガモ1、オナガガモ1、スズガモ9、ミサゴ6、ケリ3、アオアシシギ1、イソシギ2、ソリハシシギ30、チュウシャクシギ2、ウミネコ33、コアジサシ2

 

明日の干潮時間 6時35分 潮位104cm

明日の満潮時間12時44分 潮位184cm

コメント
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