観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ありがとうございました、藤前干潟ふれあいデー2022

2022-11-22 20:39:37 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間10時37分 潮位 83cm

今日の満潮時間16時30分 潮位241cm

 

今日も穏やかな暖かい日でした。

ハマシギは1,000羽以上が飛来しており、潮が満ちて来て干潟が小さくなると一斉に飛び立ち、去っていきました。

 

 

さて、先週末の11月19日は藤前干潟がラムサール条約登録20周年を迎えたのを記念して「藤前干潟ふれあいデー2022」が開催されました。

一年ほど前から時間をかけて準備をしてきましたが、始まってみるとあっという間に終わってしまいました。

しかし、好天に恵まれたこともあり、本当に多くの方に足を運んでいただき、野鳥観察館も賑わいました。

事前準備や当日運営に関わった多くの方、出展・出演された方、そして来場された方、ありがとうございました。

 

藤前干潟ふれあいデー2022は盛りだくさんな内容で全てを見に行くことができなかったのですが、一部をご報告します。

稲永会場で一番初めに行われた記念式典↓。藤前干潟の保全と活用に尽力されてきた方(2人と1校)に中部地方環境事務所長より感謝状が渡されるなどしました。

 

続いて行われたミニシンポジウム「~未来へつなごう!藤前干潟~」↓。こちらはオンライン配信のみで、野鳥観察館や藤前干潟活動センターなどではモニターやスクリーンで見ることができました。

オンライン配信された記念式典とミニシンポジウムはアーカイブ配信もされており、以下より見ることができます。

藤前干潟ラムサール条約登録20周年記念式典 ミニシンポジウム

 

お昼過ぎには、藤前干潟写真コンテストの表彰式が開催されました。入賞作品はこちらでご覧いただけます。

また、写真コンテストの応募作品展を11月30日まで野鳥観察館2階で開催しています。

 

その後はステージの催しが次々と行われました。

ゆるキャラのはち丸くん、シャチのジュンちゃん、メリ夫くんと楽しいクイズ↓。

本多”tacobow”正典さんによる「干潟を音であそぼ~タイココミュニケーション~」↓。みんなで楽しくタイコを叩きました。

名古屋おもてなし武将隊による槍演舞↓。

 

稲永ビジターセンターの正面の様子↓。

出展ブース↓。名古屋港に生息しているスナメリを紹介したり、藤前干潟に注ぐ庄内川の上流の森の間伐材でマイ箸を作るブースなどがありました。

稲永ビジターセンター2階にも様々な団体の出展ブースが↓。海洋プラスチックごみの紹介、生きもの観察グッズを紹介するブースなどがありました。(個人的にはゆっくり見られずとても残念でした。)

人形劇団おたまじゃくしさんには、藤前干潟の生きものと歴史を題材にした「おねがいエコぞう 名古屋ってすごい」を上演いただきました。

魅力的な生きものがたくさん出てきて子どもから大人までが楽しんで見ていました。

稲永ビジターセンターには、ペーパーキャップ作りのコーナーもありました。

 

19日の藤前干潟ふれあいデーでは、稲永会場と藤前会場(藤前干潟活動センター)を結ぶシャトルバスが運行していました。

藤前会場でも様々なステージ、団体によるブース出展が行われていたそうです。

尾張新次郎太鼓保存会によるステージ↓。

 

稲永会場の野鳥観察館では、望遠鏡で多くの人に野鳥観察を楽しんでもらいました。

また、午後からはワークショップ「鳥のクリスマスツリーを作ろう!」を開催。

予想を上回る人気で、あっという間に定員の20名に達しました。

とてもかわいいクリスマスリースができました。

 

11月に入ってからはテレビや新聞等でラムサール条約登録20周年を迎える藤前干潟について数多く報道され、来館される方が増えています。

節目の20周年記念のイベントは無事終わりましたが、今後も藤前干潟が多くの野鳥の飛来する場所であり続けるよう、藤前干潟の保全に関心や関わりを持つ人がたくさんいてくれるようにと願います。

 

 

 

11月19日に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ141、カワウ862、ダイサギ5、コサギ5、アオサギ27、マガモ9、カルガモ7、コガモ9、オカヨシガモ26、ヒドリガモ4、オナガガモ345、スズガモ269、ミサゴ22、シロチドリ18、ダイゼン43、ハマシギ1,205、ユリカモメ4、ズグロカモメ16、セグロカモメ13、ウミネコ93

 

11月20日に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ127、カワウ24、ダイサギ5、コサギ5、アオサギ33、マガモ7、カルガモ4、コガモ85、オカヨシガモ12、ヒドリガモ8、オナガガモ544、ホシハジロ1、キンクロハジロ11、スズガモ1,045、ミサゴ17、シロチドリ23、ダイゼン34、ハマシギ1,408、アオアシシギ4、イソシギ1、ユリカモメ12、ズグロカモメ16、セグロカモメ4、ウミネコ145

 

明日の干潮時間11時18分 潮位 85cm

明日の満潮時間17時02分 潮位248cm

コメント
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