藤前干潟
今日の満潮時間 4時48分 潮位227cm
今日の干潮時間11時31分 潮位 48cm
台風が近づいている為、時々雨にも降られましたが、風もあって昨日までに比べると過ごしやすい日で、早朝からバードウォッチヤーやカメラマンの姿を多く見かけました。
今日から3日間は大潮を迎えます。干潮時間の潮位は低くなりますが、満潮時間の潮位も高いため、今日は干潟が干出しはじめる時間もさらに遅くなりました。
それでも干潟が待ちきれないアオアシシギなどは何度も上空を飛び回り、降りられるところを探しています。
このところは、毎朝7時ごろに、20羽前後のケリの群れが東の方角から左岸に飛来します。
ケリは繁殖が終わるこの時期になると、農耕地から干潟へと生息場所を変えて、葦原周辺の干潟で良く見られるようになります。
この季節の干潟で見られるケリの多くは、春先の田んぼで見られるような血走った眼をした成鳥のケリでは無く、今年生まれた若いケリです。
少し水際が浅くなると、最近の藤前干潟で多く観察できているソリハシシギ(左)、キアシシギ(中)、アオアシシギ(右)が集まってきました。
そして干潟が干出しだすと干潟に移動して、餌を探し始めます。シギ達の横には今年生まれたハクセキレイの幼鳥もやって来ました。
干潮時間が近づき永徳スリップの南に干潟が干出すると、オバシギが飛来。昨日は2羽のオバシギを観察できましたが、、今日は3羽を見る事が出来ました。
他には引き始めの時には導流堤の干潟にいた、ダイゼンやオオソリハシシギも飛来して賑やかになりました。
また、台風で外海が荒れているのか、ウミネコが多数飛来し、450羽以上をカウントしました。
藤前干潟では、護岸間近でウミネコを見ることはあまりできないのですが、1羽のウミネコが護岸のすぐそばの干潟に飛来して、ヤマトオサガニを次々と食べ、その後水を飲んでいるのも観察できました。
この他、台風を避けてきたのか2羽のアジサシ、45羽のコアジサシも観察できました。
今日から明日にかけての台風の進路は少し心配ですが、明日は10時ごろからが観察に適した時間になります。
なお、名古屋市に暴風警報が発表されますと、名古屋市野鳥観察館は休館となります。
【募集中 秋の野鳥写真展「鳥のいる風景」】
現在、今年の秋の野鳥写真展の展示作品の募集をしています。
その募集締め切りまで【あと4日】となりました(締切は8/18(日))。
(すでに応募いただいたみなさま、ありがとうございました。)
まだまだ、多くの作品の応募をお待ちしていますので、よろしくお願いします。
なお、今年の秋の写真展のテーマは「鳥のいる風景」。
※藤前干潟で撮影したものでなくても、国内で撮影したものであれば大丈夫です。
写真展の応募方法・写真展開催予定等はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。
8月11日(日)に観察できた主な野鳥 カワウ680、ダイサギ54、コサギ27、アオサギ48、マガモ39、カルガモ94、スズガモ6、ミサゴ7、ダイゼン27、キアシシギ1、ソリハシシギ25、オオソリハシシギ2、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ1、ウミネコ221
今日観察できた主な野鳥 カワウ224、ササゴイ3、ダイサギ24、コサギ16、アオサギ14、マガモ49、カルガモ219、ヒドリガモ1、スズガモ8、ミサゴ4、トビ1、チョウゲンボウ1、コチドリ2、ダイゼン31、ケリ18、キョウジョシギ2、オバシギ3、コアオアシシギ1、アオアシシギ31、キアシシギ9、イソシギ6、ソリハシシギ53、オオソリハシシギ3、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ4、ユリカモメ1、ウミネコ451、アジサシ2、コアジサシ45
明日の満潮時間 5時24分 潮位235cm
明日の干潮時間12時04分 潮位 43cm
16日(金)の満潮時間 5時57分 潮位240cm
16日(金)の干潮時間12時35分 潮位 42cm
17日(土)の満潮時間 6時30分 潮位243cm
17日(土)の干潮時間13時03分 潮位 45cm
18日(日)の満潮時間 7時03分 潮位242cm
18日(日)の干潮時間13時30分 潮位 51cm
※8月の休館日→19日(月)・21日(水)・26日(月)