観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ありがとうございました、「第11回ごみと水を考える集い」

2024-02-06 20:41:45 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時17分 潮位139cm

今日の満潮時間14時17分 潮位182cm

 

今日はとても寒くなりましたが、立春を迎えて、暦の上では早くも季節は春。

節分だった2月3日(土)は「第11回ごみと水を考える集い」が開催されました。

82名もの多くの方の参加があり、藤前干潟や干潟、河川、海などで活動されるみなさんの熱い思いや地道な努力の一端を知ることができ、刺激を得ることができました。

 

午前中は、希望者のみでエクスカーションを実施。

稲永ビジターセンターと名古屋市野鳥観察館をクイズをしながらまわり、藤前干潟のことを見て知っていただきました。

野鳥観察館ではツクシガモなどを観察。

午後の集いは藤前会館で開催。

前半は、日本海鳥グループの越智大介さんから「漁業における混獲や海洋ごみの問題」についてお話を聞きました(進行はNPO法人藤前干潟を守る会の間部裕子さん)。

まぐろはえ縄漁という漁業では、多くの海鳥(コアホウドリなど)が混獲されているという現状を知りました。

陸から遠い海の上で行われている漁業については一般の人が目にする機会は少なく、混獲という問題を知る機会も少ない状況ですが、今回、私もはじめて海鳥などの混獲について詳しくお話を聞いて、漁業について知らないことが本当に多いこと、海鳥がこんなにもたくさん犠牲になっていることを知り、とても驚きました。

一方で、混獲の被害を防ぐための漁業の工夫や取組などのお話も聞くことができました。

後半では、環境省中部地方環境事務所名古屋自然保護官事務所の河邉健自然保護官の進行で「釣りごみ問題」の発表と意見交換を行いました。

藤前干潟の現状や対策等の他、四日市や谷津干潟(千葉県習志野市)における事例についてお話を聞き、釣りごみの問題について様々な視点で知ることができました。

終了予定時間をかなりオーバーしてしまいましたが、みなさんの思いなども聞けて今後の活動の励みになったとも感じています。

お話を聞かせてくださったみなさま、参加・協力いただいたみなさま、誠にありがとうございました。

 

 

2月3日に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ129、ハジロカイツブリ3、カワウ1,605、ダイサギ3、コサギ3、アオサギ28、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、ツクシガモ15、マガモ17、カルガモ108、コガモ1、ヒドリガモ2、オナガガモ1,462、キンクロハジロ85、スズガモ87、ホオジロガモ5、、ミサゴ20、トビ1、ノスリ1、ハマシギ77、ダイシャクシギ1、ユリカモメ17、セグロカモメ12、オオセグロカモメ2、カモメ4、ズグロカモメ7

ハクセキレイ、ハシボソガラス、メジロ

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ334、ハジロカイツブリ4、カワウ165、ダイサギ1、コサギ4、アオサギ13、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、ツクシガモ20、マガモ21、カルガモ81、ヒドリガモ4、オナガガモ1,010、ホシハジロ1、キンクロハジロ42、スズガモ559、ホオジロガモ3、ミサゴ9、トビ1、ハイタカ1、シロチドリ13、ダイゼン36、ハマシギ836、ダイシャクシギ1、ユリカモメ186、セグロカモメ12、オオセグロカモメ4、カモメ30、ズグロカモメ48

キジバト、メジロ、カワラヒワ、シジュウカラ、ムクドリ、ヒヨドリ、ビンズイ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ドバト

 

明日の干潮時間10時23分 潮位126cm

明日の満潮時間15時35分 潮位196cm

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