観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

コガモが増えてきました。

2019-09-11 17:21:17 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 4時00分 潮位211cm

今日の干潮時間10時34分 潮位 66cm

 

早朝は厚い雲に覆われて薄暗い日でしたが、雲が切れて晴れてくると再び蒸し暑い日に。しかし、午後からは再び厚い雲がやってきて、雨が少しだけ降ったり、雷が鳴ったりする天気でした。

秋のシギ・チドリ渡りの1回目のピークは思ったより飛来数が増えないまま終わったようで、 トウネンの群れは抜けたものの、アオアシシギの群れはまだ残っていたようです。

今日はアオアシシギの群れと一緒にオオソリハシシギが1羽飛来しました↑。

なお、1回目のピークは(たぶん)終わりましたが、今週末から20日前後には2回目のシギ・チドリ秋の渡りピークが再び来るはず(来て欲しい)です。

今日、観察できたシギ・チドリは、メダイチドリ5、ダイゼン8、トウネン25、ハマシギ23、オバシギ3、アオアシシギ23、イソシギ4、ソリハシシギ20、オオソリハシシギ1、ホウロクシギ5 でした。

先週の9月5日(木)に今季初飛来が確認されていた冬鳥のコガモは、少し数を増やして今日は25羽になりました。これから11月にかけて飛来数を増やしてきて、例年は今の40倍ぐらいの数になります。

ここ数日、確認できたりできなかったりしたカラシラサギは、今日はまだ確認できました。8月4日に藤前干潟で初めて確認されてから40日近くの長期滞在となります。

今日のカラシラサギは、干潟が広がり始めるとダイサギやコサギの群れと一緒に導流堤の干潟から飛来しました。
(↑の写真は、左からダイサギ・ダイサギ・カラシラサギ・ダイサギ・コサギ・コサギ 他カルガモ・アオアシシギ)

カラシラサギは、満ち潮で飛来するときもあれば、引き潮で入ってくるときもあり、なかなか動きが読めません。

毎年飛来しているカラシラサギは、もっと干潟を走り回って餌を探していましたが、今回のカラシラサギは図鑑に書いてあるように頸を斜めに伸ばして走り、翼を半開する行動を頻繁にしています。

また、図鑑によると、そして今まで藤前干潟で見たカラシラサギはコサギよりも大きいのですが(コサギ55~65cm、カラシラサギ65~68cm)、今回飛来しているカラシラサギはコサギよりも小さいのです。当初はカラシラサギではなくて、クロサギの白色タイプなのかと思っていましたが、これだけ長い冠羽が目立つのでカラシラサギで間違いないようです。

カラシラサギが藤前干潟に飛来して1か月以上たって、黄色が目立っていた嘴が黒みがかってきました。冬羽に変わってきているようです。

いつまで藤前干潟にいてくれるでしょうか。

 

この暑さにも関わらず、鳥たちは渡っているようで、藤前干潟に来る鳥もいれば、去っていく鳥もいます。

今日はノビタキ3羽も庄内川のヨシ原で観察できたそうです。

そろそろ涼しくなってほしいものです。

 

【秋の野鳥イベントのご案内】

9月15日(日)・9月16日(月・祝)に名古屋市野鳥観察館では秋の野鳥イベントを開催します。

探鳥会、野鳥のおはなしはまだ参加者募集中です。

(参加申し込みいただいたみなさま、ありがとうございます。)

詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

明日の満潮時間 4時39分 潮位224cm

明日の干潮時間11時10分 潮位 58cm


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