観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

トモエガモ飛来

2020-12-15 23:32:39 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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【年末年始のお休み】

2020年12月28日(月)~2021年1月4日(月)は休館します。

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藤前干潟

今日の干潮時間12時15分 潮位 93cm

今日の満潮時間17時48分 潮位238cm

 

予報どおりとても寒くなりました。

名古屋では初雪が観測されたそうです。

藤前干潟周辺でもみぞれが降ることがありました。

鈴鹿山脈、多度山には雪雲と思わしき雲がかかり、時折雲の合間に見える藤原岳は積雪していました。

 

寒気が下がって来たため、野鳥も移動してきたのか、今日はオナガガモ、ハマシギの飛来数が増え、ハマシギは1,000羽を超えました。

さらに、オナガガモの群れの中には、トモエガモのペア(雄1羽、雌1羽)も確認されました。

オナガガモ、ハマシギなど↓。

採餌中のオナガガモ↓。

上空を飛んでいたミサゴ↓。

ハヤブサやハイタカも観察されました。

とても寒かったですが、今日は潮も良く、たくさんの野鳥を観察できる日となりました。

明日以降も寒いようです。暖かくしてお過ごしください。

 

さらに、一昨日(13日)の報告です。

13日は毎年恒例のカワザンショウガイ調査が稲永ビジターセンターで行われました(NPO法人藤前干潟を守る会主催、なごや環境大学共育講座)。

今回で11年目の調査となったそうです。

過去の調査→2019年12月14日の日記2017年12月17日の日記

寒い中、集まった参加者↓。調査の説明や、昨年の調査結果を聞いた後・・・、

干潟とヨシ原のある場所へサンプリングに行きました。

現在、この場所は工事のため、立ち入りが制限されていますが、許可をもらって入りました。

カワザンショウガイは干潟やヨシ原にすむ小さな小さな巻貝です。↓のアシハラガニの周りの干潟の泥の上の小さな粒々がカワザンショウガイです(撮影は2020年7月11日)。

干潟に漂着した流木や枯れて堆積したヨシ屑にもカワザンショウガイがみつかります。

干潟でサンプリング後は、稲永ビジターセンターに戻り、サンプリングした泥やヨシ屑の中から、カワザンショウガイを参加者みんなで探しました。

みつかったカワザンショウガイは、現在、専門家の方がひとつひとつ種を同定してくださっています。

近年の調査ではカワザンショウガイは減っている種が多く、干潟の砂質化やヨシ原の衰退が影響しているとみられるそうです。

今年の調査結果はどうでしょうか。

 

※明日(第三水曜日)は休館日です。

明日の満潮時間 7時23分 潮位245cm、18時27分 潮位233cm

明日の干潮時間12時56分 潮位 98cm

 

明後日の満潮時間 8時05分 潮位238cm

明後日の干潮時間13時36分 潮位102cm


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