観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハヤブサが飛び回り、シギチドリ達が落ち着きません。

2020-09-18 22:16:04 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 6時14分 潮位266cm

今日の干潮時間12時35分 潮位 21cm

終日曇りの天気でしたが、蒸し暑い日になりました。

干出し始めた干潟にはアオアシシギやソリハシシギが群れていましたが、他のカモたちと一斉に飛び去って行きました。

飛び立った後にハヤブサが現れ、目の前をアオアシシギの群れを追って河口方面に飛んで行きました。

ハヤブサのおかげで干潟の鳥たちは1羽も居なくなってしまいました。

しばらくすると河口方面からダイゼンを主とした群れがこちらに飛来してきます。ダイゼンの他にオバシギ、2羽のコオバシギも混ざっています。

どうやら河口部に飛来していたダイゼンの群れがハヤブサの襲来で逃げてきたのでしょう。

また、今度は河口の方からハヤブサが戻ってきました。

若いハヤブサで低空を追いかけるので、他のシギ・チドリ達のスピードには付いていけず、干潟をかき回すだけです。

上空から加速をつけ群れに飛び込む時には、シギ・チドリも捕まってしまいますが、今日のような低空で獲物を追う時はさすがのハヤブサでもシギ達のスピードには付いていけません。

その後、ハヤブサがいなくなるとシギ・チドリの群れも再び戻ってきました。

今度のダイゼンの群れにはムナグロやオオソリハシシギもついてきています。↑一番後方オオソリハシシギ

先頭にはハマシギ1羽、すぐその後方にムナグロ2羽

ハヤブサの脅威が無いか、注意深く干潟周辺を飛び回ります。

しばらくすると今日もオオメダイチドリやメダイチドリ、シロチドリの混群も干潟に飛来しました。

その中には、現在、藤前干潟で2羽しか居ない貴重なトウネンも観察できました。

 

残念ながら今年の秋のシギ・チドリの渡りは不調のようですが、明日からの4連休は秋の野鳥イベントを開催します。

当日受付のイベントもありますので、ぜひ野鳥観察館へお越しください。

【今週末の野鳥観察館のイベントのご案内】

☆9月19日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

☆9月19日(土)~22日(火・祝)秋の野鳥イベント2020@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

9月19日(土)・21日(月祝)・22日(火祝)の午後は野鳥ミニ講座「鳥のミニリースを作ろう!」を開催します(当日受付)。

ぜひご参加ください。

紙紐のリースの土台に、好きな鳥、花、葉っぱなどのパーツをホットボンドで貼り、みなさんのオリジナルの鳥のミニリースを作ります。こちらは作成見本↓。

ホットボンドを使用するので、小学生以下のお子さんは保護者の方とご参加ください。

※「鳥のミニリースのワークショップ」を行った、昨年6月の全国植樹祭サテライト会場の様子はこちらです。→2019年6月1日の日記2019年6月4日の日記

今日観察できた主な野鳥 カワウ297、ダイサギ25、コサギ2、アオサギ11、マガモ38、カルガモ225、コガモ5、オナガガモ4、スズガモ1、ミサゴ11、ハヤブサ2、シロチドリ11、メダイチドリ5、オオメダイチドリ1、ムナグロ2、ダイゼン38、トウネン2、ハマシギ1、コオバシギ2、オバシギ4、アオアシシギ15、ソリハシシシギ17、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ1、ウミネコ64

明日の満潮時間 6時58分 潮位268cm

明日の干潮時間13時12分 潮位 33cm


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