観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

キョウジョシギ

2014-05-14 15:41:10 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間     11時39分     潮位     23cm

今日の満潮時間     18時10分     潮位    246cm

Img_6332

シギ・チドリの春の渡りのシーズンも終わりに近づき、ハマシギとトウネンの数が拮抗してきました。

Img_6356

川岸の岩場に、キョウジョシギのつがいを見つけました。

明日の干潮時間     12時17分     潮位     13cm

明日の満潮時間     18時51分     潮位    251cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オバシギ

2014-05-13 13:52:29 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  4時33分 潮位230cm

今日の干潮時間 11時02分 潮位 37cm

15日の大潮が近づいて干潮時間が明るい日中になってきました。

朝方、干潟が現れる前には永徳スリップでキアシシギが5羽、干潟待ちで休息していました。

Photo_10

干潟が現れるまでは他のシギチドリも同じように護岸や岩場で休している姿をよく見かけます。

Photo_11

干潟が現れだすとダイゼンやハマシギの群れが後背地から飛来してきます。

5月も中旬に近くなったので、もういつ北へ旅立ってもおかしくありません。

Photo_12

白と黒のダイゼンの横に2羽、同じような大きさの鳥が顔を埋めて休息しています。

Photo_13

しばらく待つとやっと頭を上げてくれました。オバシギの夏羽です。
観察館のカウントで今春は最大でも3羽しか確認できていなくて。
最近はずっと2羽観察できていたオバシギのようです。
秋の渡りの時期には冬羽の地味な姿ですので、オバシギは春に見ておきたいシギです。

Photo_14

引き始めた干潟の先端ではハマシギの群れの中にアオアシシギです。
アオアシシギは春の渡りよりも秋の渡りに多く、7月下旬に藤前干潟に戻って来て11月頃まで多く観察できます。藤前干潟では毎年越冬する個体も観察できます。

Photo_15

トウネンがハマシギと一緒に足元近くまで飛んできました。
食べるのに一生懸命で、こちらの視線は気にしていなかように目の前を通り過ぎていきます。

Photo_16

干潟が広がってきたのでダイゼンやトウネン・ハマシギが他の干潟に移動したので、稲永公園沿いに戻ってみると足元にササゴイの姿が見えます。

 今日も2~3羽のササゴイが観察できました。

Photo_17

ササゴイは毎年のお気に入りの場所の岩場に行きたいらしく、少し現れだした岩場の上にを「キュゥ」と鳴きながら飛ぶ姿が良く観察出ました。

 今日は11時ごろから強い北西風が吹き出しシギチドリが散ってしまいました。
朝から平日の稲永公園にしては多くの方が観察や撮影に来ていた皆さん、今日の結果はどうでしたか?

 明日の満潮時間  5時07分 潮位238cm

明日の干潮時間 11時39分 潮位 23cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛鳥週間イベント参加ありがとうございました。

2014-05-12 11:11:00 | イベント

藤前干潟

今日の干潮時間 10時26分 潮位 54cm

今日の満潮時間 16時48分 潮位222cm

今日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

 土曜日曜に行った愛鳥週間イベントへ参加していただいた皆さんありがとうございました。

今回は市広報への記載が遅くなたりして、参加者が少なくなると思われましたが、野鳥撮影講座やクイズラリーも滞りなく行われました。(一部、小学校低学年のクイズラリー参加の小学校低学年生から「問題の漢字が読めない!まだ習ってない!」と意見がありました。次回はルビを付けときますね。

Photo_2

昨日行われた探鳥会では、稲永公園の永徳スリップ前の干潟でキアシシギやチュウシャクシギ・イソシギなどのシギが近くで観察出来ました。

Photo_3

Photo_4

また、夏鳥として飛来してきた、ササゴイも2羽観察出来ました。

Photo_5

ほとんどの時間を稲永公園の永徳スリップ前で観察したにもかかわらず28種類の野鳥が観察出来ました。

Photo_6 

巣箱作りも、慣れない釘打ちで指も叩くことなく完成することが出来ました。

昨年も参加された方は、自宅の庭に付けた巣箱にシジュウカラが営巣したと教えていただけました。今回の巣箱にも鳥達が来てくれるといいですね。

Photo_7 
今日月曜日の干潟の鳥達は、先週金曜日よりも若干数が少なくなったようです。

Photo_8 

ただ皆さんが観察や写真撮影を始める時間には、庄内川河口から新川河口部に移動してしまうため、「鳥がいない!!」とお話を聞くことが多くなります。

Photo_9 

今日も8時前には導流堤裏側(新川河口部)へ多くのシギチドリは移動していきました。

3 

ただ、春のシギ・チドリの渡り後半になって数が増えてきた種類は、群れの移動に離れて活動する鳥達もいるので、今日も稲永公園の永徳スリップ南側では、トウネンの群れやキアシシギ・チュウシャクシギ・ササゴイ等が観察出来ました。

ここなら距離が近いのでお昼頃の干潮時間でも逆光を余り気にせず(それでも露出補正+1.0ぐらいにしないと真っ黒けになります。)観察が出来ると思います。

明日ぐらいから木曜日の大潮にかけて、干潮時間には広く干潟が広がります。稲永公園の永徳スリップ南側では、干潮時間の2時間前ぐらいからでも十分近くで春のシギ・チドリが観察出来ます。

明日の干潮時間 11時02分 潮位 37cm

明日の満潮時間 17時29分 潮位236cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏羽のシギチドリ

2014-05-10 19:03:26 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間  9時09分 潮位 93cm

今日の満潮時間 15時19分 潮位188cm

今日、5月10日から16日までは愛鳥週間(バードウィーク)です。

今日と明日、野鳥観察館では、愛鳥週間に合わせて探鳥会等のイベントを行っています。詳細はこちらから、http://www.inae-bird-watching-place.org/event2014.html

 

11日(日)探鳥会は当日飛び込み参加も出来ます。

11日(日)巣箱作りは若干空きがあります。参加希望の方は野鳥観察館に、ご確認ください。
また、クイズラリーについては参加賞の残っている限り、明日11日(日)も引き続き行います。どうぞご参加ください。

昨日の記事で今週末がピークと言った手前、朝から干潟に行って確認してきました。

朝から何度も飛び立ったり、干潟に降りたり、を繰り返し、シギチドリ達は落ち着きが無く、そわそわしているようです。

510_3

少し前まで冬羽だったハマシギも腹が黒く、すっかり夏羽です。

510

干潟に降りた時は、盛んに干潟をつつき餌を探しています。

510_2

ダイゼンも白と黒の夏羽、冬場の地味なイメージと違い、ハマシギの中で引き立っています。

510_4

今度は、赤いトウネンの群れです。8月に入ると再び藤前干潟に戻ってきますが、9月に入ると冬羽に戻ってしまいます。

510_5

くちばしが上に反っている、ソリハシシギです。春、藤前干潟に一番遅く飛来し、秋の渡り時には一番早く7月下旬には戻ってきます。ソリハシシギは春よりも秋の方が飛来数が増えてきます。

510_6

遠くを飛んで行くのは、オオソリハシシギの群れです。

510_7

オオソリハシシギが再び戻ってきました。先頭の方の赤い個体はオオソリハシシギのオスです。オオソリは春に数が多く、秋の渡りの際は飛来数が少なくなります。

 

9時が近づいたので、観察館を空けに行きます。しばらく中断・・・・・

510_8

干潮時間を過ぎたころ、観察館から庄内川沿いを50m歩くと、足元にチュウシャクシギです。今春の渡りでは4月下旬にここ数年では最大数の200羽近い数をカウントできました。
チュウシャクシギの後ろを何が歩いていますね。

510_9

キアシシギです。盛んにヤマトオサガニを捕えていました。
キアシシギもソリハシシギと同じく遅く藤前干潟にやって来て、一番早く藤前干潟に戻っています。

510_10

さっきのチュウシャクシギもヤマトオサガニを捕えました。何度もカニを振り回し足をもぎ取り、バラバラにして飲み込みます。

 チュウシャクは、春はこうして足元近くでも観察できますが秋にはオオソリハシシギと共に飛来数が少なくて秋には、こんな光景を近くで見ることがあまりできません。春だからこそ見てほしいシギです。ただ、皆からは「色が地味だ」とあんまり人気がありません。

 シギ・チドリの渡りも、残り少し。
明日も干潮時間が少し早めですが、この機会に干潟を訪れてみませんか。

 今日観察できた主な野鳥 カワウ184、ササゴイ1、ダイサギ16、コサギ5、アオサギ16、コサギ5、アオサギ16、マガモ4、カルガモ13、ヒドリガモ1、オナガガモ2、スズガモ48、ミサゴ3、コチドリ2、ダイゼン58、トウネン87、ハマシギ640、オバシギ2、キアシシギ8、イソシギ1、オオソリハシシギ43、ソリハシシギ8、キョウジョシギ1、オオソリハシシギ43、チュウシャクシギ37

 ※上記のカウント数は愛鳥週間イベントを実施していた為、正確な全数が掴めていません。あくまで参考にしてください。実際の数は多くなります。

 明日の干潮時間  9時09分 潮位 73cm

 明日の満潮時間 16時06分 潮位205cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シギチドリ渡り予想

2014-05-09 17:38:00 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間  8時20分 潮位111cm

今日の満潮時間 14時16分 潮位172cm

 今日は小学校2校が観察館に来てくれました。子供達は導流堤にとまったハヤブサやミサゴを見て喜んでいました。そのかわりハヤブサのおかげで、かんじんのシギチドリは数が少なめでした。だだ午後の満潮時間が終わり干潟が出始めるとダイゼンやハマシギ、トウネン、オオソリハシシギといった渡りの途中のシギやチドリが戻ってきました。

 5月に入ってシギ・チドリが増えてきました。春の渡りで一番遅く藤前にやってくる、キアシシギやソリハシシギも増えてきて、もう過ぎ春のシギ・チドリの渡りがピークを迎えます。
例年天気が悪かった翌日に。多くが旅立っていきます。

週間天気予報を見ると、10日(土)、11日(日)、12日(月)が晴れ、13日(火)が雨、14日(水)が晴となっていました。
例年通りなら10日前後が渡りのピークで13日(水)の雨で移動中の群れが藤前干潟に停滞し、14日(水)に天候が回復して、多くのシギ・チドリは北の繁殖地に旅立っていくと思います。

もちろんその後もシギ・チドリは観察出来ますが、例年ピークを過ぎた翌日には8割方が飛び去り、少し寂しい干潟になってしまします。

明日明後日は干潮時間が少し早めで潮位も高い日ですが、この機会に是非干潟にお出かけください。

今週末には5月10日(土)11日(日)に行われる愛鳥週間イベントが行われます。詳細はこちらから、http://www.inae-bird-watching-place.org/event2014.html

5月10日(土)野鳥写真入門講座と11日(日)探鳥会は当日飛び込み参加も出来ます。

11日(日)巣箱作りは若干空きがあります。参加希望の方は野鳥観察館に、ご確認ください。

週末は、きれいな夏羽のシギ・チドリに会いに来ませんか。

明日の干潮時間  9時09分 潮位 93cm

明日の満潮時間 15時19分 潮位188cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする