観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

キアシシギのお食事

2022-05-20 21:36:09 | 春の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 7時52分 潮位228cm

今日の干潮時間14時57分 潮位 33cm

 

今日は午後の潮で、14時頃に干潟を見に行くと、広い干潟が干出していました。

トウネンをはじめ、春のシギ・チドリはまだいるものの、多くの鳥の繁殖期になり、カモなどの姿がすっかり少なくなり、少々寂しさを感じます。

護岸近くの干潟では、キアシシギが餌を探しているところに出くわしました。

時折、キアシシギの鳴き声も響いていました。

 

今日は3羽のキアシシギが観察できましたが、17日(火)は5羽のキアシシギが忙しそうに干潟の縁を歩いていました。

 

歩きながら、泥の中にくちばしを突っ込んで、餌を探していました。

ソトオリガイらしきものを飲み込んでいたキアシシギ↓。

こちらはゴカイのようなものをを食べていました。

 

このキアシシギは頭(耳?)を足でカキカキ↓。

キアシシギが旅立つのももうすぐと思われます。藤前干潟でたっぷりエネルギーを補充して、繁殖地まで無事渡って行ってほしいです。

 

 

【今後の藤前干潟のイベント等】

★4月23日(土)~5月29日(日)「愛鳥週間写真展2022」開催@野鳥観察館2階(主催:名古屋市野鳥観察館 共催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)

「愛鳥週間写真展2022」を野鳥観察館2階にて5月29日(日)まで開催中です。

応募いただいたみなさんの力作が揃いました。ぜひ、足をお運びください。

 

★5月28日(土)「藤前干潟クリーン大作戦」開催@藤前会場など(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら

 

★6月25日(土)「渡り鳥調査隊~6月~」@野鳥観察館(主催:名古屋市野鳥観察館 共催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)

 

 

【藤前干潟写真コンテストの募集案内(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会・名古屋市野鳥観察館、協力:名古屋臨海高速鉄道(株))

ラムサール条約登録20周年記念「藤前干潟写真コンテスト」の作品を募集中です。

募集締切は8月31日(水)までです。

たくさんの方からのご応募をお待ちしています。

※詳細はこちらをご覧ください→藤前干潟のHP

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ80、ダイサギ21、コサギ2、アオサギ10、マガモ3、カルガモ3、オナガガモ3、キンクロハジロ1、スズガモ3、ミサゴ2、ダイゼン5、トウネン325、ハマシギ19、アオアシシギ3、キアシシギ4、イソシギ1、ソリハシシギ1、チュウシャクシギ5、ダイシャクシギ1、コアジサシ25

オオヨシキリ、ツバメ、スズメ、ハシボソガラス、ムクドリ

 

明日の満潮時間 8時42分 潮位212cm

明日の干潮時間15時55分 潮位 53cm

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愛鳥週間は終わりましたが

2022-05-19 23:56:36 | 春の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 7時11分 潮位240cm

今日の干潮時間14時07分 潮位 17cm

 

気づけば、5月も下旬に入ろうとしています。

今年のゴールデンウィークを含む藤前干潟の春のベストシーズンには、新型コロナウイルス感染症に対する行動規制もほぼ無く、多くの方に来館いただきました。

春の渡りのシギ・チドリの飛来についてもここ数年の中では、連日かなり安定して群れを見ることができ、みなさんに野鳥観察を楽しんでもらうことができたと思います。

愛鳥週間は16日で終わりましたが、野鳥観察館では愛鳥週間写真展を5月29日(日)まで行なっています。

また、今年は藤前干潟はラムサール条約登録20周年。

例年より多くのイベントなどが開催される予定ですので、今後の情報にもご注目ください。

 

今日はまた、クロツラヘラサギが飛来していました。今回はヘラサギは一緒ではなく、1羽のみでやってきたようです。

 

以下は、今週前半のご報告です。

5月15日(日)は、愛鳥週間イベントの「藤前干潟の野鳥観察会」と、「野鳥のおはなし」を実施しました。

曇り空で少々肌寒い風が吹いていましたが、干潟がよく引きました。

野鳥観察会には、本当に多くの方に参加いただき、外に出て野鳥観察と干潟の風景や雰囲気を楽しんでもらいました。

シギ・チドリの仲間の中では、トウネンやキアシシギを近くで観察できました。

また、途中、上空をハチクマが通過するのも観察されました。

例年、愛鳥週間頃にハチクマは渡るようで、過去にもこの愛鳥週間野鳥観察会のときにハチクマが観察されています。

 観察の後は鳥合せを実施。見られた野鳥を確認しました(参加者数が多かったので、野鳥観察館と稲永ビジターセンターに分かれました)。

ちなみに、この日は、望遠鏡で見られる光景をさらに拡大すると、このような光景が見えました↓。

鳥たちはかなり遠くにいて、実際はもっと小さくしか見えないので、なかなかわかってもらえないのが残念なところです。

 

 

 

また、午後からは、野鳥のおはなし「フィルム写真で見る野鳥」を開催。

今ではなかなか見ることのできない藤前干潟を飛ぶ大きな群れの野鳥写真などもご紹介しました。

 

今年の愛鳥週間イベントは、大変賑わいました。

参加いただいたみなさん、手伝っていただいたみなさん、ありがとうございました。

 

翌日16日(月)と翌々日の17日(火)は、5月28日(土)に迫っている藤前干潟クリーン大作戦の準備のために、藤前活動センターおよびその前の堤防へ出かけました。

潮が良く、両日ともにちょうど正午頃に大きな大きな干潟が出ていました。

春だからこそ見られる広大な干潟です。

 

 

さらに、干潟の上には、トウネン、ハマシギ、アオアシシギ、キアシシギなどが採餌しているのが観察できました。

 

一方、17日(火)は野鳥観察館前からはきれいな夕景を望めました。

潮が上がって干潟はありませんでしたが、空と水面が赤く染まりました。

 

 

 

5月15日に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ162、ダイサギ36、コサギ2、アオサギ8、マガモ2、カルガモ8、コガモ1、ヒドリガモ6、オナガガモ3、キンクロハジロ2、スズガモ7、ミサゴ3、トビ1、ハチクマ1、ハヤブサ1、ダイゼン64、トウネン203、ハマシギ580、キアシシギ2、イソシギ1、オオソリハシシギ21、ダイシャクシギ1、チュウシャクシギ34、コアジサシ19

ハシボソガラス、ツバメ、カワラヒワ、ムクドリ、スズメ

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ346、ダイサギ34、コサギ8、アオサギ18、クロツラヘラサギ1、マガモ3、カルガモ24、オナガガモ4、キンクロハジロ2、スズガモ5、ミサゴ3、ダイゼン17、トウネン246、ハマシギ181、アオアシシギ2、キアシシギ5、イソシギ1、ソリハシシギ1、ダイシャクシギ1、チュウシャクシギ53、コアジサシ27

ハシボソガラス、キジバト、カワラヒワ、ムクドリ、スズメ、ツバメ

 

明日の満潮時間 7時52分 潮位228cm

明日の干潮時間14時57分 潮位 33cm

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釣りごみ清掃、愛鳥週間イベントありがとうございました。

2022-05-14 22:48:00 | 釣り針・テグス被害

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

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藤前干潟

今日の干潮時間10時45分 潮位 47cm

今日の満潮時間17時03分 潮位243cm

 

今日は雨は上がったものの風がとても強かったですが、予定どおり釣りごみ清掃活動を行いました(主催:藤前干潟協議会、WATERSIDE CONTROL 共催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)。

今回は、釣り愛好家のグループ、愛知県内にある釣具店さん、環境問題に興味のある民間企業、大学生、市民団体、行政関係者等の50名以上が集まりました。

班に分かれて、稲永公園の護岸沿いの干潟に入り、岩場に引っかかっている釣り糸などの釣り具を回収しました。

護岸の上から見ていると、さほどごみはないように見えますが、下に降りてみると、釣り糸やおもりなどが岩の間に次々とみつかります。

それを1つずつ、みんなで拾っていきました。

今回は人数が多かったため、予想以上に早く、多くのごみを拾うことができました。

回収された釣り関連ごみの一部↓。回収された釣り関連ごみは全部で約10キロありました(さらにその他のごみもたくさん拾っていただきました)。

参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

今日は、愛鳥週間中で、世界渡り鳥の日でもあります。

また、間もなく、藤前干潟はラムサール条約登録20周年を迎えます。

このようなときに多くの人による釣りごみ清掃活動が行えたことで、少しでも釣りごみ問題や、野鳥保護に関する関心が高まれば良いと思っています。

 

さらに、今日の活動については、メーテレさんに取材、報道いただきました。以下からご覧いただけます。

放置すると渡り鳥が釣り針を飲み込む恐れも 藤前干潟で釣りごみの清掃活動 約10キロを回収 名古屋 (22/05/14 17:38)

 

 

そして、名古屋市野鳥観察館では、愛鳥週間イベントも行いました。

今日は、野鳥ミニ講座「鳥のミニデコイに色付けしよう!」、「野鳥ビンゴゲーム」、「野鳥のペーパーキャップを作ろう」を開催しました。

野鳥ミニ講座「鳥のミニデコイに色付けしよう!」の様子↓。

みなさん、とても真剣に塗っていました。

できあがった鳥のミニデコイの一部↓(※コアジサシは実物大のデコイです)。とてもカラフルな鳥たちがたくさんできました。

野鳥ビンゴをしているところ↓。

愛鳥週間イベントに参加いただいたみなさんもありがとうございました。

明日も愛鳥週間イベントの「野鳥観察会」と「野鳥のおはなし」、「野鳥ビンゴゲーム」を実施します(申込みの受付は終了しています)。

参加されるみなさんは気をつけてお越しください。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カワウ120、ダイサギ25、コサギ4、アオサギ8、マガモ1、カルガモ13、ヒドリガモ2、オナガガモ6、キンクロハジロ2、スズガモ8、ミサゴ1、トビ1、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1、ダイゼン42、トウネン255、ハマシギ880、キアシシギ8、オグロシギ1、オオソリハシシギ10、ダイシャクシギ1、チュウシャクシギ19、アジサシ1、コアジサシ91

 

明日の干潮時間11時22分 潮位 27cm

明日の満潮時間17時49分 潮位256cm

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明日は釣りごみ拾い

2022-05-13 21:30:27 | 春の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間10時08分 潮位 71cm

今日の満潮時間16時17分 潮位225cm

 

今日は雨の一日でした。

野鳥観察館の玄関前には、雨で薄暗かったのでアカテガニがいっぱい。

気温が上がらなかったので、動きは鈍かったですが、気付けばアカテガニが出てくる季節になりました。

 

干潟には、ハマシギなどのシギ・チドリの群れが飛来。

視界が悪く観察しづらい時間帯もありましたが、こんな日にも来館され、野鳥観察を楽しんでいる方もいらっしゃいました。

なお、上の写真の後方に写る船、台船、クレーンなどは不発弾処理の準備作業をしているものです。

不発弾処理作業の日程が、本日発表されました。→詳細を知りたい方はこちらの名古屋市のHPでご確認ください。

道路交通規制(規制範囲等は現在調整中)があるようですので、お気をつけください。

 

また、明日は「世界渡り鳥の日」だそうです(毎年5月・10月の第2土曜日)。

今年のテーマは「光害」。

夜間の強い照明は、夜も飛び続ける渡り鳥に悪影響をもたらすことがあるそうです。

今、まさに藤前干潟で休んでいる渡り鳥たちが目的地に無事に安全にたどり着くよう願います。

 

そして、愛鳥週間中であり、世界渡り鳥の日である明日は、野鳥観察館前の護岸で釣りごみ清掃が行われる予定です。→詳細はこちら(中部地方環境事務所のHP)

昨年11月にも釣りごみ清掃を行いましたが、2回目の今回は1回目よりも規模が少し大きくなる予定です。

藤前干潟協議会だけでなく、釣り愛好家でごみ清掃活動をしているグループのWATERSIDE CONTROLなどと一緒に活動を行います(主催:藤前干潟協議会、WATERSIDE CONTROL 共催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)。

今日の午前中は、明日の準備を行いました。

明日は雨がすっきりあがって、無事、清掃活動ができるよう願っています。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ108、ダイサギ17、コサギ7、アオサギ6、マガモ1、カルガモ7、オナガガモ2、スズガモ30、ミサゴ2、ダイゼン15、トウネン71、ハマシギ508、アオアシシギ6、キアシシギ2、イソシギ1、オオソリハシシギ9、ダイシャクシギ1、チュウシャクシギ20、コアジサシ5

 

明日の干潮時間10時45分 潮位 47cm

明日の満潮時間17時03分 潮位243cm

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愛鳥週間です。

2022-05-12 23:37:33 | 春の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間 9時32分 潮位 95cm

今日の満潮時間15時28分 潮位204cm

 

5月10日より愛鳥週間が始まりました。

野鳥観察には良い季節になりました。

また、藤前干潟ではちょうど春のシギ・チドリの渡りの季節です。

野鳥観察館では、現在、「愛鳥週間写真展2022」も開催中です。

野鳥観察を楽しみ、野鳥を知り、そして、野鳥や野鳥の生息する環境のことを少しでも考える期間となると良いな、と思います。

 

【愛鳥週間写真展2022のご案内

「愛鳥週間写真展2022」を野鳥観察館2階にて5月29日(日)まで開催中です(共催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)。

応募いただいたみなさんの力作が揃いました。ぜひ、足をお運びください。

 

さて、今日は午後になると雨が本格的に降り始めました。

5月も10日を過ぎて、藤前干潟の春のシギ・チドリの渡りのピークは越えたと思われますが、まだまだシギ・チドリは飛来しています。

潮が満ちて、干潟がなくなった頃、護岸を見に行くと、チュウシャクシギが岩場で休んでいました(5月10日撮影)。

1本の足で器用に立っていました。

ヨシ原からはアオサギが出てきて、魚を狙っていました。いつの間にか、青色のヨシがかなり伸びてきました。

永徳スリップの上では、目先に青色の婚姻色が出て、さらに飾り羽(蓑羽)が美しいダイサギが休んでいました。

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ3、カワウ157、ダイサギ14、コサギ6、アオサギ12、マガモ1、カルガモ5、コガモ1、ヒドリガモ3、オナガガモ3、ハシビロガモ4、キンクロハジロ5、スズガモ27、ミサゴ4、ダイゼン36、トウネン21、ハマシギ1,208、アオアシシギ5、キアシシギ2、イソシギ2、オグロシギ1、オオソリハシシギ7、ダイシャクシギ1、チュウシャクシギ29、クロハラアジサシ1、コアジサシ28

キジバト、カワラヒワ、ハシボソガラス、ムクドリ、スズメ

 

明日の干潮時間10時08分 潮位 71cm

明日の満潮時間16時17分 潮位225cm

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