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デイブ・マーシュ著「ブルース・スプリングスティーン 明日なき暴走」

昔購入して読まずに実家の押入れに眠っていた本を何十年ぶりに読んだ。
僕の追いかけてきたブルース・スプリングスティーンの伝記、批評本。

僕がこの本を読み終えて思ったのは、
ブルース・スプリングスティーンはロックンロールを通じて、
生きているという実感をつかもうとしてきたのだと思う。
そして僕はブルース・スプリングスティーンの音楽を通じて、
僕は生きているという実感をつかもうとしてきたのだと。

ブルースはギターを手にしてその弾き方を学びながら生き方を学んだ。
僕はブルースに出会って彼らを追いかけながら、
いろいろなこころある人たちに出会い、生きる楽しみ、うれしさを知った。

ブルースも結構自分勝手な面もあると、この本を読んでいても感じたが、
少なくとも自分にも相手にも一生懸命に考えて動いてきた。
その積み重ねが彼の音楽、ライブを通して、自分を表現出来るようになり、
多くの理解者を得ることが出来たのだと思う。

そして僕は彼らの音楽、特にライブに出会うと、僕は生きていると感じられた。
ブルース・スプリングスティーンに出会う前の僕は、
何に対しても冷めた感じしか持てなかった。
真面目で反抗はしなかったが。
それが楽しいことを楽しいと言えるようになったのは、
ブルースを追いかけてこられたからだと、
この本を読み終えた今感じている。

ブルース・スプリングスティーンに出会えてよかった。
これからも僕はブルース・スプリングスティーンが好きだと言い続けよう。
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