自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
「THUNDER ROAD」の歌詞を和訳しました
僕のブルース・スプリングスティーン・アドベンチャーを話しました。
そして話の最後に「THUNDER ROAD」と「TWO HEARTS」を僕が和訳して朗読しました。
僕がよく読んでいる方のブログ記事を参考にさせていただきました。
僕なりの「サンダーロード」への思い込みを入れて読みました。
読んでみてください。
「涙のサンダーロード」 2013.9.11.最終版
一人の男が彼女の家の前まで来て、2階の彼女の部屋を眺めている。
そういう状況です。
「涙のサンダーロード」
網戸がばたんと鳴り
メアリーのドレスがゆれる
彼女は幻のようにポーチで踊っている
ラジオが鳴っている
ロイ・オービソンが孤独な者たちへ歌っている
ああそれは俺のことだ。そして俺はお前だけが欲しいんだ
どうか俺を家に帰さないでくれ。
俺はもう俺自身の孤独に向き合えない
君のこころの中に逃げ込まないで
何で俺が今ここに来たかわかっているよね
君は怖がっている
もう若いままではいられないのだと
もう少しの誠実さを見せてくれ
夜には魔法があるんだ
君はもう美しくはないのかもしれない
でも俺には充分なんだ
俺には君がそばにいるだけで
君はこころの中に隠れて守られながら
自分の痛みを勉強することも出来る
恋人からの十字架を作り
バラの花束を雨に投げることも出来る
お前のひと夏を実らない祈りで無駄に使ってしまうことも出来る
街かどから現れることのない救世主を待ち続けて
俺はヒーローではない
それはわかっているだろう
俺が与えられる自由。このオンボロ車で
でもそれでもどうにかしてチャンスを活かせるかもしれないんだ
他に何があるんだ
車の窓を開けてお前が髪を風になびかせる以外に
夜の闇が引き裂かれる
2つの車線が俺たちをどこかに連れていってくれる
俺たちには最後のチャンスがある
夢を現実に変える
天使の羽を車の車輪に代えて
天国が車線の向こうで待っている
さあ俺の手を取るんだ
今夜はその夜だ。約束の地にたどり着くんだ
オー、サンダーロード
雷の鳴り響く道よ
そこに横たわっている太陽の殺人者よ
もう遅いのはわかっている
でも俺たちは走れば間に合うかもしれないんだ
おお雷鳴の道よ
しっかり座ってつかまるんだサンダーロード
俺はこのギターを手に入れてどう語らせるかがわかった
俺の車は裏に置いてある
もしお前が長い道を歩く用意があるのなら
お前の部屋の玄関から俺の車の助手席までの道のりを
ドアは開いている
でもただで乗れるわけではない
俺はお前が孤独なのを知っている
俺が言わなかった言葉によって
今夜俺たちは自由になる
全ての約束は無かったことに出来るんだ
お前が振った男の目には亡霊がいる
そいつらはほこりだらけのこの海岸通りに現れる
焼かれたシボレーの車の残骸から
その亡霊は君の名前を夜中に通りで呼ぶ
君の卒業式のガウンは足元でボロボロになっている
夜明け前の孤独な冷たさ
お前にも車のエンジンが鳴っているのが聞こえるだろう
お前が玄関に出てくればその亡霊は消える。風とともに
さあメアリー来るんだ
ここは敗れた者たちであふれた街だ
俺たちはここを出ていく。人生の勝者になるために
さあ行こう
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