自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
ブルース・スプリングスティーン 1977.3.22.ボストン
僕はもうブートCDは買わないでおこうと思っているのだが、
このCDはやはり買おうと思った。
何しろ1977年。アルバム「Born to Run」の後、裁判沙汰でレコーディングが出来ない時期に
ライブでそのうっ憤を晴らしていたと言われている時のライブ。
しかもボストン連続4公演。4日間のライブがセットになっての商品だったから。
一日目を聴いた。
Wildで力が湧いてくる。熱い会場。ライブハウスにいるような感覚になった。
「It's My Life」すごい熱いワイルドな演奏に圧倒された。
そして次に「Thunder Road」いつもと違い、すごく優しいやわらかい演奏に感じた。
希望の歌に感じた。
そして「10th Avenue Freeze Out」がお祭り騒ぎだ。ライブだなと感じた。
今回参加しているマイアミ・ホーンズが、クラレンスのサックスと絶妙にからんですごくいい。
そして「Backstreets」ゆっくり歌詞を噛みしめるようにブルースが歌っている。
僕はすごく緊張して熱くなった。すごい「Backstreets」だった。
次の「Jungleland」もそれぞれのメンバーがいい味出している。
クラレンスのサックスが一音ずつ大切に吹いていると感じた。
この曲が終わるとこの会場の観客と一緒に僕は何か完成したという達成感を感じた。
「Rosalita」が更に大騒ぎで僕もブルースの問いに「I'm ready」と応えていた。
そして「The Promise」を演った。あまりにもこの時期には意味深い曲。
僕は拳を握りしめて聴いた。
そして最後はロックンロール・パーティーになった。
すごくいいライブだった。
今の疲れている僕に力をくれた。
ブルースもライブで必死に何かをつかもうとしていたのだと僕は思う。
ありがとうブルース。
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