goo

ブルース・スプリングスティーン2016.1.27.マディソン・スクエア・ガーデン公演を観てきました その2

ブルース・スプリングスティーン、2016年1月27日マディソン・スクエア・ガーデン公演。
僕はステージ前一番右端の2列目に立った。
始まる前、周りの人と話した。
僕の持って来たリクエスト・ボードも好評だった。

いよいよライブが始まった。
今まで通りMeet Me in the Cityで始まった。
ブルースは一通り盛り上げてからアルバム「THE RIVER」全曲演奏へ。
遂に始まったと思った。
僕があれ程聴いたアルバムを生でこの近さで聴けるのがすごくうれしかった。
1曲目 THE TIES THAT BIND 一気に熱くなった。会場も大合唱だ。
そして2曲目 SHERRY DARLING でブルースが僕の目の前に来てくれた。
1,2メートルの距離にブルースがいる。
僕は持ってきたボード
【BRUCE PLEASE COME TO JAPAN】
を掲げた。
ブルースは他の観客を見ていてなかなか僕のボードを見てくれない。
それでもやっと気が付いて見てくれた。
あまり関心を示してくれなかったけれど。
でもブルースが僕のボードを見てくれたのを僕はしっかりと見た。
僕はやることをやれた。
僕は熱くなり過ぎて「THE RIVER」1枚目でもう満足になってしまった。
本当に興奮した。
2枚目にはもう体がきつくなってしまった。
僕が一番聴きたかった曲 THE PRICE YOU PAY はやはり観客がざわついていて、
僕は集中出来なかった。
でも僕は曲の最後、
Tear it down and Throw it away!
と歌ってきた。
この日は僕はこの後の曲 DRIVE ALL NIGHT が一番よかった。

俺は一晩中かけて車に乗りお前の靴を買いに探し周る
お前の素敵な魅力を感じるために
そして今夜俺はお前の腕の中で眠る

I'm gonna drive all night,I'm gonna drive all night,I'm gonna drive all night,
と繰り返しブルースとスティーヴが歌う姿が赤いライトに照らされて
繰り返し歌う姿に僕はこれだと思った。
これなんだ僕がこれからやっていくことはと思った。

アルバム「THE RIVER」演奏の後、僕にとってB面の曲が続いたけれど、
これがまたよかった。
何か裏面にも何かしらのいいところがあるというのがブルースのメッセージかとも僕は思う。
最後 BORN TO RUN   THUNDER ROAD   ROSALITA 熱くなった。
DANCING IN THE DARK もしっかり一緒に歌ってきた。
僕は満足だ。やりたいことをやった。
B面を楽しんで聴けたのも僕がタフになったことかなと思う。
ライブの途中、後ろの女性の何人かが自分が前だとか言い争っていた。
僕は隣の男性と共に場所を譲った。
前の僕だったら怒ってトラブルになっていたかもしれない。
後でその女性も満足したようで僕はまた戻った。
僕は最善の方法をとれた。

結構アメリカの人は静かな曲が苦手なのかな、
INDEPENDENCE DAY でもざわついていた。
さすがに THE RIVER は合唱もあって集中していたけれど。
静かな曲が好きなのは日本人だけかなとも思う。

ライブが終わった後、一緒になったおじさんが
I hope BRUCE come to Japan.
と言ってくれてうれしかった。

アルバム「THE RIVER」だけでも充分内容があったと感じる。
後半、雑になってしまった気がする。僕自身。
でも BORN TO RUN  THUNDER ROADも聴けてよかった。

また今回GA入場順を決める抽選でハズレてしまったけれど上手く対応出来た。
今までの経験が活かせた。

そして思った。年月が経つとさらに「THE RIVER」2枚目の意味が増してくる
のだと思う。
Bestではないけれど最善の方法を探す。
そして The price you pay, 払うべき代価を払う。
それが DRIVE ALL NIGHT なのだ。
今回思う通りに行かなかった事もあったけれど最善の対応を取れた。
今までの経験、いろいろな人のおかげ。

今回次善策を取れたのはまさに「THE RIVER」の本当の中身。
表と裏。
裏の生活をどうやり抜いていくかに通じるのかなと思う。
僕は今回アルバム「THE RIVER」の僕なりの本当の解釈が出来たのではと思う。
人生で上手くいっていた時が過ぎて、それでも人は生きていかなければならない。
生きていく。
どう自分なりに生きていくか。
払うべき代価を払いながら。
それは DRIVE ALL NIGHT なのだ。
人は生き続けるのだ。
僕はこれからの人生に勇気をもらった。
Thank You BRUCE!
コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )

ブルース・スプリングスティーン2016.1.27.マディソン・スクエア・ガーデン公演を観てきました その1

いろいろなこころある人たちのおかげで、
ブルース・スプリングスティーン、2016年1月27日マディソン・スクエア・ガーデン公演を観てきました。
まずはニューヨークJFK空港に降りて、Air Trainというモノレールに乗った。
そのまま列車の乗り継ぎ駅に行けると思っていたら、
途中駅で降りて乗り継ぐと表示が出ていた。
僕の少しの英語力が活きた。
列車に乗りPenn Stationへ。
そこからすぐにHotel Pennsylvaniaへ行けた。
飛行機で一緒だった女性がアーリーチェックイン出来ますよと教えてくれた。
助かった。
荷物を部屋に置いて少し休んでから、
ガイドブックで読んだ通りに近くにあるメイシーズというデパートに行って職場の人へのおみやげを買った。
しかしさびれていた。
何も無さそうだったのでGODIVAの店でチョコレートを買った。
6階にあるという表示を見てエスカレーターに乗って6階に行ったら、
エスカレーターの降りた所は一面女性の下着売り場。アメリカ人向けの大きいサイズの下着には参った。
分からないので店員に聞いたら奥に行けばチョコレートの店があるということだった。
一角に店があった。
詰め合わせと個別の板チョコを買った。それから母にテディー・ベアがチョコを抱えているのも買った。
これで僕がやらなければいけないことは完了。
後はブルース・スプリングスティーンのコンサートに全力を注ごうと思った。

いったん買物の荷物をホテルの部屋に置いて、今度はコンサート会場、マディソン・スクエア・ガーデンに行った。
建物の周りを一周したけれど、どこからコンサート会場に入るか分からない。
警備員さんに聞いたらていねいに教えてくれた。
窓口に行き明日のコンサートのGA floorチケットを持っている人のリストバンドは
いつどこで着けてもらうか聞いたら、
リストバンドは無い。そういう情報は無い。の一点張りで話は平行線。
仕方なく明日来ますと言って帰って来た。

ホテルはコンサート会場の目の前だということで選んだのだけれど、
とにかく古い。清掃も行き届いていて清掃員さんもあいさつしてくれて気持ちよかったけれど。
部屋もきれいだけれど古い。
困ったのは冷蔵庫が無い。
飲み物の会計の手間を省くために置いていないのだろうと思う。
僕は今までホテルで眠れたことはほとんど無かったのだけれど、
今回は一晩よく眠れた。
僕もだいぶ旅に慣れてきたのかなと思う。タフになったのかなと思う。
それと部屋が僕の部屋に雰囲気が似ていて落ち着いていられたのもあったのかもしれない。

翌朝8時頃またコンサート会場の窓口に行ったら、またセキュリティーの人が
リストバンドは聞いていないと言う。
チケットが欲しいなら向こうで並んでいる。
入場は6時からだよとあきれた表情で言っていた。

僕はそこに行って「ブルース・スプリングスティーンで並んでいるのですか?」
と集まっている人たちに聞いた。
すると「おー」と女性が言うので見たら
何と2年前にコネチカットでブルース・スプリングスティーンを観た時に一緒になった人だった。
前回もいろいろ教えてもらったけれど、今回も教えてもらった。
マディソン・スクエア・ガーデンのホームページを見ればいいと言って、
彼女のスマホでGAの人の案内文を読ませてくれた。
午後2時から午後5時までリストバンドを配り5時に入場順を決める抽選ということが分かった。
お礼を言って僕の写真を撮ってもらい、彼女と2人の写真も撮ってもらった。
話したら彼女はイングランドから来ていて今回もワシントンDC,ニュージャージーも周るということだった。
彼女に前回教えてもらったおまじない、人差し指と中指をクロスさせてお互いの上手く行くことを願った。
僕がアメリカに行けるのも今回が最後かもしれないので、もう彼女に会えないと思う。
でもうれしい出会いだった。
今回彼女はGAチケットは取れなかったようでスタンド席を買ったようだ。
また会いましょうと言って分かれたけれど。

部屋に戻って昼寝した。
また眠れた。僕もたくましくなった。
午後2時にリストバンドを受け取りに行った。
リストバンドに着いている整理番号は32番だった。

そしていよいよ準備して午後5時に会場に行った。
抽選の結果、一番最初に入る人は99番の人になった。
それから順番に100番、101、102、103となり最後の番号240番位まで、
そして1,2,3,4、となり僕の32番になった。ほとんど最後の方の入場になってしまった。

並んでいる間にフランスから来ているという男性と話した。
僕は清掃の仕事をしていて、彼は病院の検査技師をしているということだった。
僕が病院に長い間いたと話したら病院には長くいない方がいいと話してくれた。

いよいよコンサート会場のステージ前フロアに順番に入った。
僕は大先輩の教え通りに端でも前へと思い、
一番右端の2列目にスペースを見つけてそこに立った。

その2に続く
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )