自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
鳩さん、ごめんなさい
僕は毎日物干しざおの半分で巣を取っていたのだけれど、
鳩はちゃんと翌日巣を作ってちょこんと座っている。
そんな毎日だったのだけど、僕もさすがにヒナになってしまったらまずいなと思い、
団地管理事務所に電話して相談した。
すると専門の業者がいるらしく、巣を作り始めて16日目の今日業者が来てくれた。
脚立で登って見たら卵があったということだった。
最近鳩が慣れて来て僕が棒を持っていってもギリギリまで逃げないと思っていたのだけど、
鳩さん、一生懸命卵を守ろうとしていたのだった。
かわいそうだけど巣を取ってもらい、10センチぐらいの柔らかめの針金がケンザンのようになっている物を接着剤で取り付けてもらった。
微妙に柔らかくて上に乗れないように出来ていた。
今日僕の団地で3か所鳩の巣を取ったと業者の人は話していました。
しかも僕と同じ5階のテレビ受信装置の箱の上、50世帯1棟の1か所しかない同じ場所らしい。
ものすごい人気の高い物件だったようです。
僕は2週間以上毎日鳩さんと生活して情も移った。
出来ればヒナを育てさせてあげたかった。
でもフンが大変になると聞いていたのであきらめた。
でも不思議だけれど僕が毎日取った巣の小枝にはフンが全く無かった。
僕の棒で届かない下の方にフンがあったのかもしれないけれど、
もしかしたら鳩さんは気に入られようと思って外でフンをしていたのかもしれないと僕は思う。
業者の人が作業中にも何度か鳩が様子を見に来ていたと話してくれた。
鳩さんごめんなさい。でもぼくは鳩さんとの生活が楽しかったです。ありがとう。
こうして僕のネバネバ・ランドの平和は守られたのでした。
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