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ブルース・スプリングスティーン「THERE GOES MY MIRACLE」

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」から「THERE GOES MY MIRACLE」の感想です。
アルバムも終盤になり僕はこの曲がこのアルバムの核になるのかなと何となく思っていました。
いろいろあるけれど頑張っていこうよ!と励ましてくれる曲かと思っていました。
miracleとかgoesとか聴き取れる言葉をつないで何となくそう思っていました。
でも歌詞を訳詞とともに読んでみると実は正反対の曲なのだとわかりました。
my miracleがcomes inするのではなくwalk awayするのでした。

あなたのした事を見よ。
愛の本にはルールが記されている
従われない。愚か者によって
俺の奇跡が離れて行く

これらのことが何を指しているかはいろいろ考えられるけれど、
希望ではなく絶望が歌われていた。

ブルース・スプリングスティーンが高音を少し無理して歌っている。
これは幸せを歌い上げているのではなく苦しさをしぼり出していたのだ。
でも僕はそれでこの曲を聴いていた時に感じていた不自然さに納得がいったようにも感じました。
このアルバムは本物だなと思いました。
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