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平野啓一郎さん「マチネの終わりに」の感想

平野啓一郎さん「マチネの終わりに」を読んだ感想です。
初めの蒔野さんと洋子さんの出会いの場面がすごくよかったです。
夢のような出会い、お互いの会話に魅かれ合ってわかり合う様子がすごくよかったです。

でもその後いろいろな困難が来る。
僕は読み進めるのがきつくなって来ました。
初めの出会いがずっと続けばいいのにと思いました。
僕はあまり恋愛の経験が乏しいです。僕は恋愛を続けていくのが苦手で途中で逃げてしまいます。

でも読み進めて行くうちに出会いの場面で交わされた会話が意味を持って来る。
「過去は未来や今によって変わる」
僕は最後読んでいて涙があふれて来ました。

僕はテレビドラマでも最初の3話目まで位の出会いのシーンが好きです。
その後のいろいろが出て来ると嫌になって観なくなることが多いです。
この本「マチネの終わりに」もそうでした。
でも読み通して思いました。
そうだな過去を今や未来で変えられるかもなと思いました。
今の出来事で過去の意味も変わるのだ。
そういえば僕も嫌だった経験もあるけれど、いろいろな人とのやりとりや僕が動いたことで、
嫌だった経験が違う意味を持つこともあったなと思いました。
この本は恋愛物語のようであるけれど読み方によっては自分の人生の生き様を考えるような本だったなとも思いました。
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