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北東気流の街に生まれて
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「砂の女」安部公房を読んでの感想
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/43/f2688d164cb294b3fa4c10cf422295df.jpg)
僕はこの本をコロナ感染自室待機をしながら読みました。自分の現状を思いながら読みました。
昆虫採集の旅行に来た教師が砂浜で大きな砂穴に入り込んでしまい出られなくなる。
そこでは穴の中の住居を守る為に家が砂でつぶされないように砂を毎晩かき出している。
それを村全体で組織立ててしている。男はそれをする作業要員にさせられるというとんでもない話。
でも僕は読んでいるうちに僕もこれと同じ生活しているのかなとこの男に感情移入していきました。
穴には先に住んでいた女性が居て男はその女と共同生活する。
最初は反発していたけれど次第にあきらめも含めて仲良く成っていく。
僕は納得しながら読んだ。僕もこう成るのかなと考えもしました。
逃走しようにも村全体でグルに成っていて逃げられない。結局逃げるのをあきらめたのか穴の生活になじんで行く男。
この男はふと自分を広角的に見る手法を身に着けた。僕が「他人事メソッド」を発見したような感じだと僕は思った。
でもそれは正気なのか狂気なのか僕は判別出来なかった。
何か将来の僕を見ているようで恐かったです。
僕が自室待機の10日間のお伴に成ってくれた思い出深い本に成りました。
ちょうど僕が部屋に閉じこもってもんもんとしながら読んだ本。
現実とも架空とも区別つかない不思議な恐い本に感じました。
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