落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

六甲 船坂谷

2006年08月10日 | 散歩・山歩き
 今日は船坂谷(西宮市山口町)を歩いた。

 有馬街道・船坂橋~川上の滝~六甲山上ドライブウェイ~船坂峠~有馬街道・船坂

 今日はいろいろ失敗があった。この谷の目玉は「老ケ石」という巨岩と「川上の滝」である。
 ガイドブックでは相当大きな石と紹介されていて写真に撮りたいと思っていた。船坂橋と川上の滝の中間ぐらいにあるはずだが、見落としてしまった。たいがい名物には標識や案内板がありそうなものだが気がつかず通り過ぎたらしい。
 アプローチの河原は車が入れるので不法投棄やキャンプ後のゴミなどが散乱しており残念。



 川上の滝からいよいよ上流に入っていくが、2度ほど迷った。ガイドブックには踏み跡もはっきりしない所があり迷わないように注意せよとあるが、今がその場面なんだというのが初めて歩くものにとってはなかなか分かりにくい。
 1回目は、知らぬ間に元の地点に帰ってきてしまった。なんだか見たような景色だな、錯覚かなと思っているとなんと元の位置だ。
 2回目は、途中からテープ標識が見つからなくなった。こうなれば、主を失った犬同然。引き返して再度地図とガイドブックを読み直した。沢を渡るとき向こう岸のテープ標識が見つからなかったためだった。

 谷で一休みし立ち上がるとき、ツルリとやってしまった。尻餅をつき、左の小指を突いてしまった。幸い今日は手袋をしていたので岩で切ったりすることはなかった。
 「分け入れば水音」「すべつてころんで山がひつそり」など山頭火の句が思い出された。

 それやこれやで、コースタイム2時間が4時間(昼食休憩含む)かかってしまった。
 船坂谷は神鉄沿線の谷よりは荒れた感じがする。ロープ伝いの崖もありやはり経験者向きかもしれない。
 帰路は東六甲縦走路の一部で低い熊笹の快適静かなな尾根道。なぜか蝉の声が少ない。しかし船坂峠から船坂にいたる道は、だんだんと荒れてくる。歩く人が少ないためだろうか。
 林道の終わりで、ふんだんに清水が湧き出るところがあり、車でポリタンクに汲みに来ていた人があった。