落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

盗まれた貴金属は支那へ

2007年03月06日 | 世相
金属盗んでどうするの? 北京五輪特需で高騰続く中国へ 産経(2007/03/05 05:36)
 公園入り口の車止めや工事現場の銅線、火の見やぐらの半鐘、墓石の線香皿、水道の蛇口…。各地で金属盗が相次いでいる。都内では今年に入ってからの2カ月間で、約200件。金属なんか盗んでいったいどうするのか。捕まった容疑者らは「高く売れるから」と口をそろえる。業者に買い取られた盗難金属は、北京五輪を控え経済成長が著しい中国へ。需要が多いから盗んできて売れば、すぐに金になる。金属盗が続発する背景がそこにある。

増えるステンレス
 警察庁によると、昨年1年間に全国で発生した金属材盗難は約5700件、被害総額は20億円にも上る。今年に入ってからは連日のように発生しており、被害は拡大する一方だ。
 昨年との違いは、ステンレス盗の増加。都内では昨年16件だったが、今年は2カ月ですでに90件もあるという。
 「1キロ当たり150円で(リサイクル業者に)転売し、1回当たり10万円稼いだ」。横浜市で昨年11月、側溝のステンレスの蓋(ふた)を盗み逮捕された容疑者はそう供述。この事件が報道された後、ステンレス盗は急増したと、ある捜査関係者は指摘する。
 「去年までの金属材盗難は銅線が多かった。この事件で、盗む側は『ステンレスは銅より高く売れる』と知ったのではないか」・・・・つづき

 半鐘泥棒は背の高い人のニックネームになったりしたが、今は正真正銘の半鐘泥棒が跋扈する。倉庫に積んである銅線や公園のステンレス遊具や車止めも盗まれた。何故だろうと思いきや北京五輪特需だそうな。業者は盗品と知りながら買い取るのだろうか、加工し輸出するらしい。中国の株市場は値下がりが著しいという。要らぬ御世話に余計な心配かも知れないが代金が回収できなかったら骨折り損のくたびれもうけ、危ない橋は渡らない方がいいと思うが。