落葉松亭日記

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名古屋から「減税日本」

2011年02月08日 | 政治・外交
ユニークな市長として知られる「減税日本」河村たかし氏が名古屋市長に再選された。
民主党は「王国」愛知で大敗北。菅内閣の三月危機がとりざたされている。
河村氏再選、大村氏初当選、民主敗北、政権に打撃 2011.2.6 23:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110206/elc11020623570019-n1.htm

 愛知県を舞台とする「トリプル投票」は6日、投開票され、前市長辞職による出直し名古屋市長選では、前職で「減税日本」公認の河村たかし氏(62)が再選、任期満了に伴う愛知県知事選は無所属新人で河村氏と連携する前衆院議員の大村秀章氏(50)=公明県本部支持=が初当選した。民主党の推薦候補はいずれも惨敗した。菅直人政権が第2次改造内閣を発足させて初の大型地方選だったが、「民主王国」愛知での敗北で、菅政権は大きな打撃を受けた。
 河村氏が主導した名古屋市議会解散の賛否を問う住民投票では、「賛成」が有効投票の過半数を占めた。住民投票による議会解散は政令指定都市では初めて。
 投票率は知事選が52.52%(前回52.11%)、名古屋市長選は54.14%(同50.54%)、住民投票は54.17%だった。

 河村氏は、平成21年4月の市長選公約「市民税10%減税恒久化」を阻まれたとして、市議会解散の直接請求(リコール)に着手。自らも1月、任期を2年残して市長を辞職、知事選に出直し市長選を合わせて「トリプル投票」となった。
 市長選では河村氏が、「反河村」で与野党相乗りとなった前衆院議員の石田芳弘氏(65)=民主、社民、国民新推薦=ら3氏に大差をつけた。任期は公職選挙法規定で25年4月まで。知事選の大村氏は、民主、自民など既成政党が支援する4陣営に圧勝した。
 河村氏らは首長新党「大阪維新の会」を立ち上げた橋下徹大阪府知事と連携しており、4月の統一地方選で、既成政党の存在感が低下する可能性が出てきた。
 名古屋市議会では、3月13日に出直し市議選が行われる見通し。河村氏は「減税日本」から40人を擁立、定数75の過半数を狙う。
 河村氏は6日夜、名古屋市内で記者会見し「減税の勢力を全国に広げていきたい」と語った。

関連参考コラム
名古屋の選挙 やっぱり民主主義(中部大学 武田邦彦先生)
http://takedanet.com/2011/02/post_c1fc.html