先日メドベ露大統領はクリール諸島(日本の北方領土と千島列島)は「私たちの戦略的地域だ」と述べ、軍備増強を進める方針を強調した。そして、迅速に行動し、強襲揚陸艦をウラジオストックに配備する計画を発表している。周辺国は日本の政府が弱体化していると見ると、口先だけでなく、次々に領土拡張策を図ってきている。
ロシアの素早い動き(産経抄)
シナ・ロシア・半島等の国々は、国際的にどう思われようが、自国の国益優先、力で迫ってくる。
前原誠司外相は10日午前の記者会見で、ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の軍備増強を国防相に指示するなど実効支配を強めていることについて「大事なことは国際法に照らし北方領土は日本の固有の領土であるということだ。われわれの意志は微動だにしない」と述べている(産経2/10)が、空しく聞こえる。
そんな中、自民党がようやく尖閣上陸決議案を出した。
ロシアの素早い動き(産経抄)
産経抄2月10日 2011.2.10 02:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110210/erp11021002590002-n1.htm
ロシアの動きは、相変わらず素早い。タス通信によると、北方領土の日の7日、東京の在日ロシア大使館前で、右翼の活動家がロシア国旗を引き裂いた。ロシア外務省は翌日、日本大使館の井出敬二公使を呼び、当局が犯人を処罰するよう要求する。
▼同じく7日、菅直人首相は、「許し難い暴挙だ」と、メドベージェフ大統領の国後島訪問を批判した。この発言に対するロシア側のいら立ちが、背景にあるのは言うまでもない。ただせっかくの首相の勇ましい弁舌も、鳩山由紀夫前首相が講演で、北方領土の2島先行返還論に言及した直後とあっては、効果も半減だ。
▼前原誠司外相のロシア訪問を前に、出はなをくじく外交戦術でもあろう。そうした政治的な思惑を差し引いても、国旗の侮辱に対して強い姿勢で臨むのは、国際社会では当然といえる。
▼これまで日の丸は、中国や韓国で何度も燃やされ、切り裂かれてきた。そうした行為に対して、日本政府は弱腰でありすぎた。いや政府の責任だけではない。公立学校の入学、卒業式で、国旗に対して起立しない教師の姿がみられる、世界でも珍しい国である。
▼教育委員会や校長が国旗、国歌に敬意を示すよう求めると、「憲法違反」だと抗弁する。先月東京高裁は、さすがにそんな非常識を認めない判決を下した。原告の東京都の教職員たちは、きのう上告した。救いは、こんな先生ばかりではないことだ。
▼栃木県内のある公立学校では、毎朝、掲揚塔に国旗を掲げるのはもちろん、全教室でも常時掲揚している。地区最悪といわれた学校を立て直した校長から送られてきた、改革の記録で知った。校長の要望で、学校名を公表できないのが残念だが。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110210/erp11021002590002-n1.htm
ロシアの動きは、相変わらず素早い。タス通信によると、北方領土の日の7日、東京の在日ロシア大使館前で、右翼の活動家がロシア国旗を引き裂いた。ロシア外務省は翌日、日本大使館の井出敬二公使を呼び、当局が犯人を処罰するよう要求する。
▼同じく7日、菅直人首相は、「許し難い暴挙だ」と、メドベージェフ大統領の国後島訪問を批判した。この発言に対するロシア側のいら立ちが、背景にあるのは言うまでもない。ただせっかくの首相の勇ましい弁舌も、鳩山由紀夫前首相が講演で、北方領土の2島先行返還論に言及した直後とあっては、効果も半減だ。
▼前原誠司外相のロシア訪問を前に、出はなをくじく外交戦術でもあろう。そうした政治的な思惑を差し引いても、国旗の侮辱に対して強い姿勢で臨むのは、国際社会では当然といえる。
▼これまで日の丸は、中国や韓国で何度も燃やされ、切り裂かれてきた。そうした行為に対して、日本政府は弱腰でありすぎた。いや政府の責任だけではない。公立学校の入学、卒業式で、国旗に対して起立しない教師の姿がみられる、世界でも珍しい国である。
▼教育委員会や校長が国旗、国歌に敬意を示すよう求めると、「憲法違反」だと抗弁する。先月東京高裁は、さすがにそんな非常識を認めない判決を下した。原告の東京都の教職員たちは、きのう上告した。救いは、こんな先生ばかりではないことだ。
▼栃木県内のある公立学校では、毎朝、掲揚塔に国旗を掲げるのはもちろん、全教室でも常時掲揚している。地区最悪といわれた学校を立て直した校長から送られてきた、改革の記録で知った。校長の要望で、学校名を公表できないのが残念だが。
シナ・ロシア・半島等の国々は、国際的にどう思われようが、自国の国益優先、力で迫ってくる。
前原誠司外相は10日午前の記者会見で、ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の軍備増強を国防相に指示するなど実効支配を強めていることについて「大事なことは国際法に照らし北方領土は日本の固有の領土であるということだ。われわれの意志は微動だにしない」と述べている(産経2/10)が、空しく聞こえる。
そんな中、自民党がようやく尖閣上陸決議案を出した。
「尖閣諸島に上陸すべき」自民特命委が決議案 実効支配の強化を明確に 2011.2.10 10:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110210/stt11021010430001-n1.htm
自民党の「領土に関する特命委員会」(委員長・石破茂政調会長)は10日午前の会合で、沖縄県・尖閣諸島について「中国漁船衝突事件をきっかけに、実効支配をいかに強化すべきかが問われている」などとして、国政調査権に基づき上陸、視察を行うべきだとする決議案をとりまとめた。
決議案では「(尖閣諸島は)灯台の改修や気象観測所の設置、戦時遭難者の慰霊など、目に見える形で実効支配を示し、わが国の主権と領土を守る意志を国内外に明確にしなければ、平穏かつ安定的な維持、管理はできない」としている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110210/stt11021010430001-n1.htm
自民党の「領土に関する特命委員会」(委員長・石破茂政調会長)は10日午前の会合で、沖縄県・尖閣諸島について「中国漁船衝突事件をきっかけに、実効支配をいかに強化すべきかが問われている」などとして、国政調査権に基づき上陸、視察を行うべきだとする決議案をとりまとめた。
決議案では「(尖閣諸島は)灯台の改修や気象観測所の設置、戦時遭難者の慰霊など、目に見える形で実効支配を示し、わが国の主権と領土を守る意志を国内外に明確にしなければ、平穏かつ安定的な維持、管理はできない」としている。