ぐっすり休んで、旅行二日目の朝を迎えた私。
私は家より、ホテルの方が寝付きがいいようです。
非日常の雰囲気が、私の心を思い切り解放してくれるのかもしれません。
妹は、反対で、場所が変わると眠れないとか。
そのため、時々睡眠導入剤も利用すると言っていました。
清々しい気持ちで身支度を整え、まず朝食を摂りに階下のレストランへと。
朝のホテルのバイキングは、大好きな私。
目移りするほどの、色とりどりの新鮮な食材を眺めているだけでも幸せです。
バイキングだからといって、多くとりすぎないように、お皿にきれいに盛り付けることを心がけながら、一巡します。
妹と、今日の予定を話ながらの、楽しい優雅な朝食のひと時でした。

あいにく、今日は本降りの雨。
でもそれは、覚悟の上で迎えた朝です。
予定はすべて美術館巡りで組れていましたから、特別がっかりすることもなく、心弾ませての出発でした。
最初に向かったのは、ポーラー美術館。
実は妹の計画表には載っていない事でした。
1日目、ホテルに向かう途中の駅で、そのポスターが目に入り、思わずくぎ付け。
これは見逃がせないと思った私。
偶然の好機を喜び、妹に予定の変更をお願いしました。

期待通り素晴らしかったです。
ピカソとシャガールの絵画が、予想以上にたくさん展示されていて、心ゆくまでその素晴らしさを堪能できました。
そのうえ、展示会場のどこのブースも人影がまばら。
都会の催し物のように、混雑していません。
お気に入りの絵画に対峙して、いつまでも時間を過ごすことも可能な雰囲気。
正にこれぞ、美術鑑賞にとって理想的な環境と思いました。

ピカソ展は、学生時代京都の美術館で鑑賞したのを皮切りに、他の展覧会場でも幾度も出逢ってきましたが。
馴染めない何かがあり、理解するのが、私はいまだに難しくて。
シャガールの作品の方が、私の心に響きやすいです。
やはり大学生の時に観たシャガール展が、最初の出逢いでした。
その時の感動は、今も思い起こせるほどです。

二人の大家の作品を同時に、これほどたくさん一挙公開した場に、旅先で巡り合えるなんて。
私達は幸運でした。
ここでちょっと余談ですが、私が一番好きな画家はルノアールです。
わたしは幼い時、数年間、絵画を習った事があります。
朝日新聞の全国コンクールで賞を頂いたことも。
母に連れられて、展覧会にも数度足を運びました。
就学前の事です。
展覧会場から戻ると、すぐ絵筆を握って絵を描き始めるような子供でした。
(このことに触れるのは何度目でしょう。自慢話に聞こえますか?ごめんなさい。話の筋の流れで、また取り上げたくなりました。お読み苦しい点は、お許し下さいね。)
そういった幼い頃の体験は、自分の人生に何がしかの影響を与え、彩ってくれるものなのかもしれません。
著名な画家の展覧会が開かれるたびに、出かけたいと、いつも心から願う私でしたが・・・・・・・。
行動力にに乏しい、私の日々の生活。
見過ごしててしまう事の方が多かったです。
でも、数少ない機会だったとはいえ、そのひと時には、いつも至福の時が流れました。
印象的な出来事として、いつまでもいつまでも心に残っています。
鑑賞力なんてまるでない私ですが、絵画の前に立つと、つい時を忘れてしまう私。

斬新なポーラーー美術館の管内
さてその様な至福のひとときを満喫し、会場を出ると、妹が、長椅子に腰かけていました。
チョッピリ呆れたような表情で、言いました。
「一時間以上待たされたわよ。
私達より後から入った人たちは、みんな出てきたのに、お姉さまだけ、いつまでたっても現れないんだもの。
もうこれからは、お姉さまとは展覧会には行かなあ~い。
いつも待たされてばかりだから」
「ごめんね、ごめんね。絵を見ているとつい時が経つのを忘れてしまうの」と言って平謝りの私でした。
そのあと、美術館内のレストランで窓越しの鮮やかな緑に目をやりながら、サンドイッチのお昼食。
ポーラ美術館は、いくつもの賞を受賞しているだけあって、林の緑と一体となった、実に印象的な素晴らしい建物です
清々しい透明感が溢れる空間の、何と心地よい事
妹とは、昨年の秋にも訪れていて、二度目でしたが、見飽きることがありませんでした。

そのあと、バスに乗りガラスの森美術館に向かいましたが、この時もちょっと楽しいエピソードが。
そちら方面に向かうバスが、私達がいた場所から、かなり離れた停留所に既に停車していました。
それを見た妹は、乗るのを諦めてしまいましたが、私は言いました。
「大丈夫。きっと運転手さん、待っててくれるわよ」と言って、ひろい車道を横切り駆け足でバス停に向かった私達です。
願い通り、二人が到着するのを待って、そのバスは発進してくれました。
「こういう時、二人の性格が如実に表れるわね。
私の方が楽観的」
と言うと妹に言葉を返されました。
「お姉さまの方が厚かましいだけよ」と。(笑)

ガラスの森美術館の入り口
待ち時間の無駄をせず、バスに乗車でき、十数分で、次の目的地、ガラスの森美術館に着きました。
入り口から通路を抜け庭に出ると、そこは別世界。
異国情緒たっぷりの、それはそれは美しい庭園が、私達を迎え入れてくれました。
園内を散策するだけでも、もう十分満足できましたが。

そこは美術館。
展示品を観なくては、目的を果たしたとは言えません。
広い庭園に点在する館に幾つか入館しました。
ちょうど「ベェネチアングラス 二千年の旅展」といったテーマでイベントがも催されていました。
豪華絢爛な、極彩色のグラスや花瓶、その他の工芸品を見て回った私達です

わびさびを重んじる日本人の感覚では、今一つなじめないものばかりでしたが。
いろいろ目にできることは、幸せなこと。
それだけで、心が豊かな気分になれますものね。
この美術館の観光を最後に、姉妹旅行はいよいよ終盤です。
ホテルに戻りチェックアウトしたものの、まだバスの時刻まで十分時間がありました。
広大なホテルの庭園に面したテラスチェアーに腰かけて、リラックス。
私の心は、楽しい旅行の計画を立ててくれた妹への感謝の気持ちで一杯でした。
妹は登山中心の夫婦旅行が多いです。
そのために毎年海外にまで出かけるほどの山好き。
私はのんびりゆったり、優雅なホテルに滞在し、自分の体力に合った観光を無理しない程度に愉しみたい。
それぞれ旅行に求めるものが違います。

でも言いました。妹に。
「とても楽しかったわ。年に一回くらいは一緒に旅行を楽しもうね」と。
今後、毎年、実現するといいのだけれど。
でも最近、私は本当に旅行好きなのかどうか、疑問を抱くことが度々あります。
おうち大好きな私のことです。
余裕資金は、日々の暮らしの潤いのために使用した方が、私の心はもっと満たされるのかもしれない、と
今は、限られた余裕資金が、旅費で花火のごとき消費です。
もっとおしゃれをしたい、素敵なガーデングッズやキッチン用品をそろえたい、生花を常にお部屋に飾りたい、音楽会や観劇に行きたい等々。
自分を一番幸せにしてくれることに、使用したい。
そう考えると、真剣に迷い、悩みます。
余裕資金の使い道は、人それぞれですね。
ささやかな金額でも,使い道次第で、その人の幸福度には大きな差が生まれるでしょうから。
年三度の夫のお墓参りだけは、欠かしたくありません。
今回、旅行代理店に支払った金額は、61800円。
夕食代、お布施代、もろもろその他経費は、別途です。
私の収入予算の旅費(娯楽費)は、ほとんどそれで消えています。
他の娯楽費は、節約を心がけて残った毎月の生活費を充ててきました。
ですから無駄はしないで節約に心がけることが、今後もとても重要。
暮らしを愉しむための節約、そう思うと頑張り甲斐があります。
以前との収入の落差は相当なものですが、愚痴を言っても始まりません。
今の収入の範囲内で、一番自分を幸せにしてくれるお金の使い道を常に考えながら、暮らしていきたいと願っています。
今日をもってまたしばらく、ブログの更新はお休みさせていただきます。
体調が良好とはいえない中でのブログ綴りは、少々荷が重いものがありました。
けれど、たくさんの応援に励まされ、元気づけられた私です。
本当に有難うございました。
左足のしびれと痛み。
久し振りに再発した息苦しさに、ここずっと悩まされていますが、家事はとても順調に捗っています。
それだけで、とても幸せ。
私はつくづく、典型的な専業主婦気質だ、と思いました。(笑)
尽くす人がいなくなった今、虚しさはありますが、頑張るしかありません。
今日はお寺さんを我が家にお迎えします。
墓参の帰広も控えています。
体調を整え、元気になったころ、ブログをまた更新したいと思いますが。
少し長いお休みになるかもしれません。
ブログ綴りに、以前ほどの熱意がなくなってしまいました。
ランキングから外れることにも、時々思いを致すこの頃。
突然消えるような事があった時には、その失礼をお許しくださいね。
一週間に一回の頻度で更新するのもいいかもしれませんね~
色々迷うことが多くて、忙しい心の私。
恥ずかしい限りですが、マイペースで頑張ります。
ここ数日凌ぎやすい天候ですが、残暑が厳しい事でしょう。
お体くれぐれもご大切になさってくださいませ。
皆様の、お健やかな良き日々を、お祈り申し上げます。

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花のように泉のように