溢れる感謝の思いと共に、亡き夫について綴りたいことは、とめどもなくありますが、また折あるごとに書きたいと思います。
遺族年金の手続きなどで、妹に大変お世話になったこと等についても。
今日は、ガラッと話題を変えましょう。
庭のその後の様子でも、徒然なるままに書き連ねたいと思います。
昨年の秋から、病院通いで余りに忙しく、花壇は放置状態のまま。
植物に触れることが一切ない暮らしを送ってしまいました。
可哀想に! 無視も、いいところだったのです。
ところが、葬儀が終わり、久しぶりに花壇と向き合ったところ、意外にもいずれの草花も元気一杯。
生き生きとした姿で私を迎えてくれました。
「心配しなくても大丈夫。
あなたが今、悲しみに暮れ、どんなに大変な日々を送っているかよく判っていますから。
風雪も何のその。
私達は、あなたを失望させないように頑張っていますよ」
そういって励ましてくれているかのようでした。
健気に咲く可憐な草花や、優しい雰囲気の常緑のリーフものが、沈んだ心の私に、夢と希望を与えてくれたかのよう。
その時の感動は、今も鮮やかに思い出されます。
ガーデニングを趣味にしていて良かった、と心から思えたた一瞬でした。
ウインターコスモス、千日小坊、ゼラニューム、多種のリーフもの等々・・・・・。
初秋に植えた草花は、数少ないながら、すべて夫が入院していた病院の最寄り駅近くの小さな花屋さんで求めたものばかりです。
今っぽい雰囲気の不愛想な男性の店主さんでした。
けれど、その方のお花を選ぶセンスは抜群。
私が一瞬で魅せられてしまうような植物が、小さなお店の店頭に、所狭しと並べられていました。
わが家は、そこから電車に乗って一時間以上かかるのに、ついたくさん求めてしまい、いつも宅配便で送り届けてもらう手続きをしました。
買い求めて数か月になる千日小坊はさすがに元気がなくなっていますが。
奥の花は、ウインターコスモスです。
清楚な野の花っぽい雰囲気が私は好き。
その植物たちは、その当時と変わらない元気な姿で、毎日私を迎えてくれるのに、旦那さまの姿は、どこにも見当たらない。
こんな感傷的な思いになると、すぐ涙があふれそうになってしまいます。
今後、昨秋植えつけた植物たちには、特別な思いを抱いてしまいそう。
幸いにも、手入れをあまり必要としない常緑のリーフものが多いです。
切ない思い出と重ね、大切に大切にしたいものです。
寂しい一人暮らしとなった今、ガーデニングの趣味が、出不精の私の今後の暮らしの大きな支えと潤いになってくれるに違いありません。
初孫のR君が誕生した時、お庭のガーデニングチェアーに腰かけて、孫たちに絵本を読み聴かせする姿に、おばあちゃんの理想像を夢見た私。
結構な費用をかけて、リフォームしたお庭です。
その頃は、夫は海外出張も多い、まだ働き盛りのサラリーマン。
可愛い孫まで授かり、至福の時代でした。
そして今は、二男二女の孫に恵まれ、夫は、その孫たちの成長をとても楽しみにしていました。
初孫のR君は、高校一年生になったものの、夫はもう少し長く、孫たちの成長を見届けたかったでしょうに。
74歳で逝ってしまうなんて、あまりに早過ぎます。
夫の無念を思うと、私は悲しみからなかなか立ち直れませんが・・・・・・。
もう一度お庭をリフォームした頃の希望に輝いた時代に、少しでも近づけるように、元気を回復しましょう。
今日が一番素敵の思いになって・・・・・・。
またしばらくお休みさせていただきます。
郷里での49日法要、相続の手続き、名義書き換えなど、まだまだやらなけれなならないことがたくさんあります。
いつもの日常に、早く戻りたいです。
いつのことになるのでしょう。
どんなに多忙な暮らしでも、心構え一つで、今の寂しさを乗り越えて、素敵な暮らすことは可能なはず。
そう思って、頑張ります。
ご覧下さいまして有難うございました。
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花のように泉のように