最後に追記があります。
前回は、長女のところの孫娘の行事の思い出を綴りました。
今日は、次女の孫娘の華やかな行事、七五三についてです。
実際は、華やかとはいかない顛末があり、次女のMちゃんは、かれんちゃんに気付かれないように、そっと涙を拭う場面もありました。
娘も私も思いがけないかれんちゃんの態度に、一時的に大変なショックを受けましたが、タイトルにも書いたように、終わってみれば、それも良き思い出に。
その顛末は、書いている途中で、お知らせしますね。
待ちに待った七五三。
次女にとっては、とても思い入れの強い行事のようでした。
何故なら、そのために支払った金額が、私には到底理解できないようなもの。
それもレンタル料です。
三越・伊勢丹のお店に支払った料金は、お着物のレンタル料のほか、着付け、小物、髪結い、写真、すべてが含まれていますが。
何とその額は、シャネルのバッグが一つ買えるほど。
その金額を聞いた時は、私は目を丸くして驚きました。
レンタルでそんなに支払うのであれば、私が買ってあげる。
その方が、長い目で見れば無駄にならず得だから、と言ったものです。
ですけれど、既に、その数日前に、契約済み。
キャンセルすると、数十パーセントのキャンセル料が取られます。
レンタルしたお着物です。至る所に刺繍の入った素晴らしいものでした
私には、よく理解できなかったけれど、こだわりの強いところがある次女のMちゃんには、特別な思いが、七五三にはあったのでしょう。
それにその料金が、本当に高いのかどうかも、私にはよく分りません。
物品のレンタルは、全く経験のない私ですから。
海外旅行や豪華な国内旅行よりは、はるかに意義ある、一生に一度の貴重な親子体験です。
そう思えば、決して高くないのかもしれませんね~。
ですから、私も、次女の気持ちを受け入れて、気持ちよくかれんちゃんの七五三のお祝いの日を迎えました。
予定では、朝、三越に向かった次女家族が、午後の一時過ぎに、着付けなどすべての支度を終え、戻ってくることになっていました。
かれんちゃんが三歳の七五三の時は、ママはお着物を着ました。
とても良く似合って素敵だったので、又着るように私は勧めたのですけれどね。
自分の着付けのために別室に入れられて、かれんちゃんの髪結いや、その他のお支度が見届けられなかった三歳の七五三。
そうなるのはとても残念だから、と言って、今回は着ませんでした。
いくら親でも、それ以上は言えません。
七五三に当たって、私の思いはいろいろあり、意見や要望は率直に伝えたけれど、決めるのは娘とパパ。
何事も、余り干渉はせず、見守るのが一番賢明と思っています。
順不同ですが、かれんちゃんの写真をアップしていきます。
残念ですが、すべての画像に、多少のぼかしを入れています。
義母様と、塾が早く終わり帰宅したK君と三人で、かれんちゃんの着物姿を想像しながら、首を長くして帰りを待ちました。
これまで、孫たちの七五三のお詣りは、いずれもすべて、明治神宮でした。
今回、それでは、K君が一人ぼっちでお留守番することになってしまいます。
それは忍びないと思った娘は、今回は住む町の神社を選びました。
ところが、約束の午後一時過ぎになっても、戻ってきません。
電話の連絡では、写真撮影に時間がかかっているとのこと。
戻ってきたのは、三時前でしたでしょうか。
チャイムが鳴った時、私の心は期待で膨らみ、はち切れそうに。
さぞかし可愛い事でしょう。
「おかえりなさい」と言って、笑顔いっぱいでドアを開けました。
ところが、ところが、そこに現れたかれんちゃんは、ピンクのきれいなお着物をを身に纏ってはいるものの、涙一杯の顔で不機嫌そのもの。
まるでお着物まで大泣きしているかのような形無し状態でした。
お腹が痛いと言って、泣き続けるかれんちゃん。
ママの話では、写真撮影を終え、車に乗り込むまでは上機嫌だったとのこと。
帰る途中の車の中で、次第に不機嫌になったようです。
締め付けている帯で、かれんちゃんの身体に、強い違和感が生まれ、それが痛い、になってしまったのかもしれませんね。
「痛い!痛い!」と言って泣き続けるかれんちゃんに、手の施しようもなく、娘は戸惑うばかり。
まだこれから神社参拝の行事が待っていましたから。
何とか、かれんちゃんが気を取りなをしてくれますように。
みんなで揃って元気に神社に出かけましょう。
娘も私も祈るような気持ちでした。
今も、大学で講義を持たれている教育者のご義母様.
私も娘も心から尊敬しています。
七五三における神様へのお祈りの仕方を、教えていらっしゃいました。
それに、口にするのも、なんだか恥ずかしい事ですが、云十万のレンタル料が、儀式を完結しなくては、水の泡になってしまう。
そのような残念さ、もったいなさが、私の心を占めていたのも事実です。
娘も、おそらく似たような思いに駆られていたのでは。
何とかならないものかと、途方に暮れている時の事。
私たちの浅ましい気持ちを見透かしたかのように、パパの大きな声の一言が、爆弾のごとく、私たちの心を一撃しました。
「かれんがお腹が痛がっているのだから、脱がせてやればいいじゃないか」
そのパパの一声で、目が覚めた私たちでした。
娘も着物を脱がせる決心をしたようです。
けれど、ぐずり続けるかれんを、決して叱ったりしません。
やさしい態度で終始接し続けたママにも、私はとても心打たれました。
私でしたら、そんな子供の言動をわがままと感じ、叱ったかもしれませんもの。
残念極まりない心境でしょうに、終始優しい笑顔で
帯をほどき始めたとき、娘はこれで、自分の夢や思いが意外な結末になる、と思って残念だったのでしょう。
そっと涙をぬぐう姿が、なんとも痛々しく、娘の心中を察して、私ももらい泣きしそうになりました。
(このシーンは最初に載せた画像です)
着物を脱がせたところ、たちまち元気になったかれんちゃん。
ちょっと複雑な心境になりましたが、いろいろその後、話を聞くにつれ、かれんちゃんの疲れがピークに差し掛かっていたのでは、と思えました。
もし家に帰らず、神社に直接向かっていたなら、何とか機嫌を保つことができたのかもしれません。
家に戻ったことで、緊張が一気に緩み、帯の締め付けが苦痛になってしまったのでは。
日頃はしっかり者で分別もあり、とてもよく気が付く心優しいかれんちゃんです。
担任の先生の評価もとても高くて、信頼されているようです。
そのかれんちゃんが、我慢できなくなったのはよほどのことでしょう。
着物を脱ぎ、洋服に着替えたかれんちゃん。
ついさっきまでの騒動は嘘のように、元気になりました。
私も娘も気持ちの入れ替えは早い方。
着物への未練はすぐ立ちきれて、お茶のひと時に、撮影した写真のプリントを5~6枚見せてもらい、心から愉しみました。
かれんちゃんの何と可愛い事。
帰宅したときの総崩れのような姿のかれんちゃんからは想像できないような可愛さでした。
カメラマンさんも大満足でいらしたようで、~に掲載したいので親の承諾書が欲しいと言われたとか。
笑顔を一杯に振りまき、カメラマンの要求通り何十回もいろいろなポーズをとり続ければ、疲れるのは当然ですね。
かれんちゃん本当にお疲れさま。
その労をねぎらって上げたいような気持にさえなりました。
ママには、
「こんな可愛い写真が残ったのだから、貴女の願いは叶ったでしょう」
と言って慰めた私です。
義父母様は、敬虔なクリスチャンでいらっしゃるので、神社に行けなかったのは、もしかすると神様の思し召しかもしれません。
かれんちゃんに、七五三における神様へのお祈りの仕方を、優しく語りかけながら教えておられました。
私は前日の長女家の孫娘の学園祭に引き続いての行事で、夜は疲労が濃くて。
余りの姿勢の悪さを反省の画像です。
微笑ましい情景
洋服に着替えたものの、髪型はそのままの可愛いかれんちゃん
夕方からは、車では数分の梅の花でお祝いの晩餐の始りです。
お仕事を終えた義父さまも見え、和やかな談笑で、時が過ぎました。
またまた夫の御位牌と写真をバッグに忍ばせていた私。
夫もかれんちゃんの健やかな成長を、心から喜んでくれたことでしょう。
追記
体調が芳しくないので、またしばらくお休みいたします。
一日おきでも、今の私の暮らしと体力では、少々無理のよう。
更新日を決めず、ゆっくりペースでのんびり、色々な記事を書く。
そして一週間分くらい書き上げたなら、また投稿を始める。
このスタンスが、私には一番向いていているようです。
ストレスも感じないで、心からブログ綴りを愉しめる、と再度しみじみ思いました。
明日は、内科のクリニックに再度行き、少々疲れている体と、風邪気味の体調の回復に努めます。
また以前の様に、ある程度書き溜めましたら、更新させていただきますので、その節は、よろしくお願い致します。
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いよいよ師走も間近かですね。
年末年始に向けて、充実した良き日々をお過ごしになられますように
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花のように泉のように