今日の記事は、昨日の続編、といってもいいような内容です。
二名の友人達と、四月に会って以来の再会を果たしたお話です。
本当は五月の連休明けに会う約束になっていましたが、一人の方が私に似て、坐骨を骨折され、延期になりました。
昨日の記事で触れた方々とは違いますが、Nさんは、同じお仲間のお一人です。
いつもながら、また心やすらぐ有意義なひと時を持つことができました。
いつまでも、その余韻をかみしめている私。
友人達も同様らしく、「また近いうちに会いましょうね~」が私達の別れる時の合言葉です。
先日出かけたところは、Uさんが入居しておられるオリックスが経営する介護施設。
昨年の春に入居されて以来、6度目くらいの訪問になります。
いつもは、彼女をお迎えに上がり、外のレストランでお食事をすることが多い私達ですが。
この度は、骨折に見舞われた彼女が、車の昇降は無理なため、施設内のレストランで会うことになりました。
今回はカメラを忘れ、写真が撮れませんでした。
すべて過去の画像です。
いつお訪ねしても、この施設への私の好印象は変わりません。
参考までに、この施設入居のための経費をお伝えしますね。
頭金がおよそ1千万円、毎月21万円の支払いのようです。
お小遣いさえ残せば、日々の暮らしに不自由しないようでした。
自分もこの施設なら入居してもいいかなぁ~、と。
私の希望は、最後まで自宅で過ごすことですが・・・・・・・・。
止むを得ない事情ができれば、彼女のように潔く決断したいものです。
このレストランで頂いたお料理は、薄味でとても美味。
昼食にもかかわらず、豪華でびっくり。
その日のメニューから、それぞれ違うメニューを選び、お互いに分け合って、味見までさせてもらいました。
入居しておられるUさんは、サバの味噌煮定食。
Tさんは、オムライス定食。
私は、ハンバーグ定食でした。
お野菜のソテーが添えられたハンバーグに、サラダ、ソラマメのスープ、プリンといった献立です。
いつもと変わらず、和やかな語らいがいつまでも続き・・・・・・。
友人達と共に過ごす幸せなひと時を、この上なく嬉しく思いました。
Uさんから届いたお手紙の一部です。
病状が進行するにつれ、筆跡が乱れて行きました。
不自由な手で、一字一字心を込めて綴ってくださった心温まるお手紙。
私の宝物です。
明るくて屈託のない私達ですが、実際は、それぞれに人生の重い課題を抱えています。
けれど揃って、割と楽観的でプラス思考の私たち。
直面する人生の課題も何のその。
多少のやせ我慢はあるものの、何とか乗り越え、前向きに元気に暮らしている、といったところでしょうか。
施設に入居しておられるUさん。
同様のご紹介を数度した覚えがありますが、また述べさせていただきますね。
私より三歳年上です。
彼女は、重いパーキンソー病を患って、既に十数年が経ちます。
次女の中学入学以来のお付き合いですが、お元気なころは、それはそれはおしゃれな方でした。
お尋ねしたところ、コシノヒロコさんの洋服が好きでいらしたようです。
今回お訪ねしたとき、ご主人様とのツーショットの想い出写真をたくさん見せて下さいました。
なんて素敵な彼女でしょう。
ご主人様は小柄ながら、ご風格があり、実に魅力的な方。
私は2、3度お目にかかったことがあります。
彼女の清らかな優しいお人柄とご主人様の温かさが十二分にうかがえる微笑ましい幸せ溢れる写真の数々。
しばし見惚れ、目が離せなくなってしまった私です。
海外旅行先の写真、お仲人をされた時の留袖姿のお写真。
十数回仲人を経験されたようでした。
気配りの行き届く優しい彼女に介添えされた花嫁さんは、緊張した気持ちがほぐされ、さぞや心強かったに違いありません。
Uさんから暑中お見舞いの葉書とともに届いた贈り物です。
さりげないお気遣いの数々に、私は感激してばかり。
私は彼女の誠意に応えられているでしょうか?
しかし、そのご主人様が、一昨年の秋、その奥様を残して、学会出席のための旅先のホテルで突然亡くなられたのです。
手となり脚となり奥様を介護なさっておられたご主人さまの突然の逝去で、境遇が急変してしてしまわれた彼女。
その悲しみは、私達の想像も及ばないほど深いものでしたでしょうに、
お人柄は、以前と全く変わりなく、細やかな気遣いができる、心優しい彼女。
お元気なころの颯爽としたお姿は、今は見る影もありません。
けれど、心は凛とした佇まいで、実に清々しい雰囲気のする方です。
愚痴や弱音を彼女から聞いたことはほとんどありません。
たまにあっても、すべてユーモア溢れる語り口。
そのため、楽しい話題になってしまいます。
見習うことがいっぱいの彼女。
私の人生の模範です。
いつも彼女を見舞い励ます気持ちで出かける私ですが、かえって私が励まされています。
最近届いたUさんからのお手紙。
私の体を心配し、優しいご助言が述べられています。
判読できないところもあるほど字は乱れています。
彼女の真心に心打たれ、感謝溢れる思いで、何度も拝読しました。
もう一方のTさんも、彼女同様、私の模範となるような素敵な方。
何処に出かけるにも、いつも大きな車を出して運転役を買ってくださる彼女。
夏の暑い日差しを避けて、手袋を運転中はなさっています。
その理由を伺ったところ、長年茶道をたしなまれていて、お点前をするにあたり、手がきれいでないといけないから、と手の日焼け予防を心がけておられるとのことでした。
そんな優雅なお暮らしながら、昨年誕生されたお孫さんへの心配は尽きないようです。
500gの小さな体で誕生されて以後、ご家族が必死で見守る中、保育器で命をつなぎ、やっとの思いで、この世にデビューした赤ちゃん。
今も、そのハンデイーを抱えでいるお孫さんのことを心配しつつも、目を細めて愛しさいっぱいの表情で、明るくお話なさるTさんです。
お孫さんの成長記録の可愛いアルバムも見せて下さいました。
何事も明るく前向きにとらえようと心がけておられるTさの心情が、痛いほど身に沁みてきました。。
Uさん同様、敬服するばかりの私です。
重いパーキンソー病ながら、激変した境遇をも乗り越え、日々を元気に大切に過ごしておられるUさん。
将来があるお孫さんの心配を抱えながら、いつも明るくて心優しいTさん。
その方達のの大変さを思うと、私の心労など軽く思えてきます。
ひまわりのように、空を仰いで・・・・・・
それぞれに苦労を抱えて生きている私たちですが・・・・・・。
会ってお話する限りでは、みんな明るくて元気。
弱気も強気もごちゃごちゃ。(笑)
辛い話題を、笑顔とユーモアで今のところ吹き飛ばし、励まし合っています。
昨日同様、友人の有難さをしみじみ思いながら、今日の記事を書きました。
最近は、時の誤差が甚だしい綴りの我が日記ブログ。
時々、今に戻ったりと・・・・・・。
お読み苦しい点は、ご容赦くださいませ。
その後、まだまだ波乱続きの我が家です。
友人と別れた日の夜遅く、夫が救急車で病院へ。
そのまま、今も入院継続中ですが、回復傾向にあります。
私自身も理学療法のリハビリテーションに通い、身体を整えながら、何とか元気に夫介護の日日を送っています。
また数週間のお休みを取らせていただきます。
この猛暑も、秋風が立つ日まで、もうしばらくの辛抱ですね。
夏のお疲れが出ませんように、くれぐれも自愛くださいませ。
一連の拙いブログに、わざわざお立ち寄り下さいました皆様、本当にありがとうございました。
ご覧下さいまして有難うございました。
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花のように泉のように