一昨日は、、長女家のR君への思いの丈を綴り、さっちゃんとK君のことが後回しになってしまいました.
さっちゃん、K君にチョット申し訳ないですね。
年の順ということにしておきましょう。(笑)
私のR君への思いは、如何せん、特別なものがあります。
何と言っても初孫で、それはそれは、尽くし方が、尋常ではありませんでした。
妹の夢路も、呆れるほどでしたから。
私は、まだ50代の後半で、夫も働き盛り。
老年に差し掛かっていたとはいえ、今とは比べ物にならないほど元気。
Rが熱を出すと、朝な夕なに、娘宅へ駆け参じ、母親の代理役を務めたものです。
幼い頃のRの洋服を選ぶのが楽しく、ラルフとファミリヤ一辺倒でしたが、私がほとんど買っていました。
夏になれば、炎天下をものともせず、幼いRを連れて、夫と旅行にも、再三出かけました。
思い出があり過ぎて、とても語り尽くせるものではありませんが。
四人の孫への私の思いには、変わりはないはず。
パパがお迎えに来て、一足先に帰るK君をお見送り
K君のお荷物 お別れするのが悲しそうなK君
しかし、年を重ねる毎に、私の体力の減退は甚だしいものがあり。
もともと異常に疲れやすい体を、孫可愛さの一途な思いが支え、気力のみで頑張っているところがありました。
その上、年金暮らしになると、、孫の世話より夫の世話に手がかかり、Rに掛けたような時間のゆとりが、全く持てなくなりました。
過労で倒れ、また入院をしたりもして。
それを見た娘達は、遠慮して孫の面倒を以前のように頼まなくなりました。
次女のK君とは、パパの単身赴任で、数年同居しましたが、私は年中風邪をひいてばかり。
子供の菌は強いらしく、免疫力の弱い私は、孫やお迎えの保育園で貰い受け、すぐに感染。
でもK君は、本当に手のかからない素直で穏やかな子で、ジジもババも苦労は全くしませんでした。
K君との楽しい思い出ばかりが、蘇ります。
さっちゃんとK君は本当に仲が良く、物ごころつき、遊び始めるようになって以来、喧嘩をしたことがまるでありません。
当然、年上のさっちゃんがリーダーシップを取っている訳ですが、K君も実に興に載って、面白おかしく、その相手をします。
いつも、それはそれは楽しそうな二人です。
K君は、担任の先生が、いつも大変褒めて下さるようで、今のところ、心配の要素がまるで見つかりません。
おじいちゃんとお散歩にお出かけ 二人が書店で選んだ本
しかし、二歳年上のさっちゃんは、気がとても強いところがあり、言葉も少々乱暴。
スカートは大嫌いで、よほど強くお願いしないと、女の子らしい身なりをしてくれません
ママに似れば良いものを、存在感の強いパパの感化の方が大きかったようです。(笑)
娘達の幼い頃とは、まったく異なる雰囲気で、私は、少々戸惑い、心配になった時期がありました。
けれど、久しぶりに会う親戚のの人達は、実に面白い子だ、と言って、さっちゃんに一目置いてくれます。
夢路の旦那さんも、さっちゃんのことを、実に可愛い子だ、と言い、お気に入りのようです。
こんなわけで、K君とは違って、心配な要素も持ち合わせたさっちゃんでしたが、最近の目覚ましい成長には、目を見張るものがあります。
私は感心することばかり。
私が共に過ごした4日間で、まだ小三にもかかわらず、敬服したほどのエピソードを、いくつかご紹介しましょう。
まずは、我が家から、家路に就くために、電車に乗った時のことです。
二人で荷物を提げ、シートに腰かけていました。
私は、わが腕に目をやった時、、腕時計をしていないことに気が付きました。
「おばあちゃん、腕時計忘れた見たい?」と、さっちゃんに話しかけたところ、さっちゃんが、元気な口調で、きっぱりと言いました。
「そんなことないよ。ばぁばは、確かに腕時計していたよ」
一瞬ドキッ!、と。
でもすぐ思い直し、さっちゃんの勘違いと、思い込もうとしました。
ところが、さらに強い口調で、絶対していた、と言うのです。
私が長年腕にはめてきたお気に入りの時計。。
ドキドキ、と次第に胸が高鳴りました。
そして何気に、バッグに目をやると、中に入れた小物の上に、その時計が乗っかっていました。
外れて落ちたのでしょうか。
こんなこと初めてのことです。
胸を撫で下ろし、また腕にはめ直そうとしたところ、さっちゃんが、また元気な口調で、私に注意しました。
「ばぁば、はめたらだめ!外れた物は、また落ちるかも知れないよ」
誠にその通りですね~
時計のチェーンに不備が生じての出来事かもしれません。
外出中に、また落下でもして、気が付かなければ、紛失の最悪の顛末もあり得ますもの。
まだ低学年にもかかわらず、さっちゃんの行き届いた心配りに、私は恐れ入ってしまいました。
まだ可愛いだけの存在と思っていた孫が、一気に頼りがいのある存在へと。(笑)
感心したのは、これだけではありません。
夕刻、長女宅に到着してからのこと。
夕食は、私がこしらえてあった、冷凍のカレーライスに、アボカドのビシソワーズ、サラダの三品でした。
ところが、残念なことに、ビシソワーズが余り冷たくありません。
そのことを、さっちゃんに話すと、「ボウルにお水を張って、そこに入れて出せば」と、助言してくれました。
そして自分でボウルに氷も入れ、すべて準備を整えてくれたさっちゃん。
私がただただ感心し、さっちゃんの機転を褒めると、「ママがいつもそうしているから」との返事。
更に今度は、残りのビシソワーズを冷蔵庫にしまおうとしたところ、「ばぁば、サランラップを被せてね」と。
確かに、その通りです。(笑)
「さっちゃん、本当によく気が付くわね~」というと、また、さっきと同じ返答。
「ママがいつもそうしているから」
ママの背をしっかり見つめて、成長しているさっちゃんです。
ママとは異なり、言葉は多少乱暴で、男勝りのところはあるけれど。
将来はきっといい奥さんになること間違いなし、と太鼓判を押してあげたい心境に、私はなりました。
更に、まだ感心したことがあります。
これが一番、感動したことかしら。
両親共に働いているので、子供達にも家事の分担の割り当てが、一つ二つあるようです。
さっちゃんが話すに、食洗機で洗浄後の食器やキッチン用具を、片付けるのは、さっちゃんの役目とのこと。
汚れた食器をそこに詰めるのはパパのお仕事のようでした。
お兄ちゃんのR君の分担もありましたが、内容を忘れてしまいました。
その日は、パパのHさんは、帰宅が遅い日。
いつもの私でしたら、気を遣って、必ずきれいに後片付も済ませ、就寝するところですが。
数日間の孫の世話で、疲労困憊がはなはだしくて、私は、これ以上働けないような状況でした。
それを察したのか、さっちゃんが、汚れた食器まで、軽く水道水で流し、食洗機に収めてくれたのです。
そのテキパキした手際の良さは、私に勝るとも劣らないほど。
おちびちゃんの可愛い奥様、と言ってもおかしくないほどでした。
実に、甲斐がいしい働き振り。
その時の写真を、連続写真のようにして、幾枚か掲載しますね。
正に、感動ものでしたよ。
今後、歳を重ねるごとに、私は弱っていく一方でしょう。
しかし、キャリアウーマンの娘達は頼ることもできず、将来に、幾分心細さを覚えていた私ですが。
意外なところに、、助け人がいてくれました。
さっちゃんが年頃になったなら、色々頼って、力になってもらいましょうかしら。(笑)
孫達は、四人四様、それぞれの個性を生かし、これからも健やかに成長してくれるに違いありません。
この子達のために、私に何かできることがあるでしょうか?
もう何もありませんね~
せめて訪ねてきてくれた時は、美味しい料理を食べさせ、のんびり過ごさせてやりたいものです。。
今の私の生きがいといってもいい、孫達の今後の成長を楽しみに、私も素敵なおばあちゃんを目指して、もうひと頑張りすることに致します。
今日はK君が、またお泊まりにきます。
長女は、一昨日、10日間の出張を終え、、ニューヨークから無事に戻ってきました。
連日会議漬けで、さすがに疲れたとか。
愚かな私は、「それってすべて英語?」との愚問。
「もちろんよ」でした。(笑)
30日の歩数 6120歩
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