普通な生活 普通な人々

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ボクの体の三分の一は、立ち食い蕎麦でできている

2012-01-21 22:36:34 | 東京「昔むかしの」百物語
 テレビを見ていたら、「嵐にしやがれ」で映画監督の大根 仁氏が、嵐の桜井くんに立ち食い蕎麦の極意を伝授していた。

 ボクもすでに高校生の頃から立ち食い蕎麦を食べていた。たぶん、立ち食い蕎麦としては草分けの店だっただろう。高校時代は中央線の荻窪に住んでいた。南口駅前のパチンコ屋の隣に名前は「富士そば」だったか正確な記憶はないのだが、立ち食い蕎麦屋ができた。初めて食べたときに「気楽になんとうまいものか!」と思った。それから病み付きになったというわけ。

 とにかく好きで、毎日食べてもなんの痛痒も感じないほど。さすがに三食とも立ち食い蕎麦というのはキツイかもしれないが、高校時代からだから、かれこれ45年ほど食べ続けていることになる。
 これまでにいったい何食くらい食べているのだろう?

 十何年か前に、「サラリーマンの体のほとんどは、マックでできている」と言う言葉があったが、はっきり言って、ボクの体の三分の一は立ち食い蕎麦でできている。

 ボクの中には立ち食い蕎麦にも流行があって、荻窪駅前の店がなくなるまではそこがベースで、新宿に行けば「梅もと」というように、先々で行きつけの店があった。だが、いまではかつて食べた店はほぼなくなっている。渋谷に好きな店があったが駅前の再開発で、なくなった。

 最近も時々食べる。「小諸」か「ゆでたろう」が最近の流行。

 前にも書いたかもしれないが、浅草橋に行けば出向く店がある。「笠置そば」という幟が立っていて、店自体は串揚げ屋の提灯が下がり、看板には「立ち飲み屋 ろくでなし」とある。どれを目指していけば良いのか……と思いながら、立ち食いそばを食らう。駅のすぐそばのガード下にある。頼んでからてんぷらなどは揚げてくれる。蕎麦も良い。
 いまは、そこが一番の店かな。ただ、浅草橋にあまり行かないのが、残念。

 今度家で蕎麦を打ってみようかと思っている。ただ、ボクは蕎麦が好きというわけではなく、立ち食い蕎麦が好きなだけなのだけどね。

 だが、もっと好きなものがあって、それはラーメン、中華蕎麦。この話は近々に。

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