普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

5・29 佐井好子ワンマンライブ at TSUTAYA O NEST

2015-05-31 14:24:49 | 音楽にまつわる話<的>な
5・29 TSUTAYA O NEST 佐井好子ワンマンライブ、行ってきました。聴いてきました。

佐井さん、リハーサル結構やったのかな。声が全盛期(ボクの記憶の中では青年館かな)かと思えるほど出ていました。素晴らしいライブでした。

驕りも昂りもなく、それでいながらきちんと前に歌が出てくる、こういう歌には最近出会っていませんでしたから、震えました。

去年の(タイトル忘れましたが)夜通しのロックライブの時は、まだオブラートに包まれたみたいなもどかしさがあったけれど、払拭されてました。

幕開けの「遍路」も嬉しかったけれど、4曲目に「あの青い空には神様がすんでる」を聴けたことも相当嬉しかった。この曲、良く聴いたんだ、当時。

7曲目の「冬の地下道」も。奈良の西大寺駅の地下道を歌ったというMC、興味深かった。ボクも冬の地下道には思い出があって、若い頃、六本木のテレビ朝日(六本木から麻布方面に行った左側にあったんだ、昔は)近くにあった地下道で、いまなら即刻逮捕されるだろうけれど、一人芝居を演って、通りすがりの人を驚かせていました。寒い冬の地下道だったなぁ。

そんなことも思い出しつつ、なにかゆったりと聴いていました。

そして、不意に佐井好子は「龍」のようだと思ってしまったのだ、これが。災厄の元となる龍ではなく、空を漂うようにただある「龍」、あるいは「龍脈」とも呼ばれる大地の気の流れそのもの。

要するに、他のためになどと考えながら何かをするのではなく、やったことがなぜか他のためになっているような、そんな人の佇まいを、佐井さんから感じてしまったわけです。
それのどこが「龍」なんだ? と聞かれても、答えようもないのですが……。

なんだかとても良かったと、渋谷駅までの道すがら、一人で傘をさして歩きながらニヤニヤしていました。

夫婦満載(めおとまんさい)<1>:つくばエクスプレスでGAZIOへ。車内の出来事。

2015-05-25 00:08:03 | 夫婦連載
GAZIOの2周年記念イベントで、生井さんとトークショーをさせてもらったけれど、とにかく楽しい時間がそこにはあって、それはそれは良い一日になったのだけれど、5月23日(土)に、実はもう一つ面白い時間を手に入れていたのだ!

ボクは最近奥さんと喋るのがたまらなく好きになっている。というのも、ボクと奥さんがなぜ離婚もせずに33年も一緒にいるのかと言う答えがそこにあるからなのだ。
娘や息子たちでさえ、きっとボクら夫婦がなぜ離婚しないのか不思議に思っているに違いない。それほど傍から見るとボクら夫婦は、意思の疎通が悪く喧嘩ばかりしているように見える。

だが実は、それは大いに誤解で、ボクら夫婦は赤い糸どころか、不思議な縁で結ばれているみたいに、離れがたい二人なのだ(と、ボクは思っている)。惚気るわけじゃない。それは真実なのだ。こんな書き方をすると、奥さんに迷惑がられるかもしれないが、ボクは彼女がいなければ存在し得ないくらいに思っている。

それがなぜなのかはおいおい書き記すとして、5月23日(土)は、つくばに出向くために奥さんと一緒に家を出た。お昼の12時。5時からのイベントにしちゃ、家を出るのが早すぎるだろうと思うだろうが、イベントに一緒に参加する生井さんと、少し早めに落ち合って、なにを話すかの最終確認をしようということになっていたのだ。

とりあえず新宿でボクと生井さんが落ち合って話をする間、奥さんはウィンドウショッピングでもしていればということになったのだが、生井さんに会うと、一緒に動こうということになった。つくばエクスプレスの出発駅・秋葉原で会うことにして、ボクらは秋葉原のホームで奥さんを待った。

この時点で、秋葉原の喫茶店で話をしようと思っていたのだが、すでに2時半。いっそのことつくばへ行ってしまおうということで、つくばエクスプレスの快速に乗り込んだ。

さあ、ここからが、本稿の主題「もう一つの面白い時間」の始まりだった。

ベンチタイプの座席に生井さんを挟むように3人並んで座ったのだが、なんの弾みかUFOの話になった。

これまで奥さんとはUFOの話はあまりしたことがないのだが「私は見たことがない」と言う。
生井さんは「加藤は?」と聞く。ボクは初めて富士山の5合目で見た、洗面器の底を見るようなUFOの話をした。

それをきっかけに、奥さんがボクの知る程度の知識を披歴し始めた。NAZIのUFO製造、アメリカ軍のUFO製造、翻って人類進化へのUFOの関与。それは、これまでに何度も同じような話をしたことがあるような感覚にさせられる内容であり、話しぶりだった。たまにはUFOの話をしたことがあったかもしれないが、少なくともこの時のような話の内容ではなかった。

それも一つ一つが荒唐無稽ではなく、論理的でボクの理解の範疇にある内容だった。

電車に乗っていた45分間、ずっとそんな話をしていたが、気が付くと生井さんがあくびをしていた。

もうお分かりだろうか? ボクと奥さんは、実は普通の生活の中で話されるような内容ではなく、荒唐無稽ともいえるような不思議な話、風変わりな知識、世界の支配構造などなどを語り合うのが好きな、得難い話し相手なのだ。

だから、長い間ずっとお互いを意識し、互いを必要とし生きてきているのだ。要は彼女がいなかったら、ボクは話し相手を失ってしまうのだ。それは彼女も同じなのではないかと思う。

長い人生の伴侶が、ボクにはいる。昔なら「夫婦善哉」だけれど、タイトルは「夫婦満載」にしようと思う。ちょっと言葉遊びが入ってますが……。(ひょっとしたら近々に変更あるやもしれず)

これから少しずつ二人で「こっち系」の話も進めていこうと思う。

at GAZIO with 生井

2015-05-24 19:16:20 | 音楽にまつわる話<的>な
5月23日(土)、つくばのGAZIOで、カメラマンの生井さんとトークショー。

なにしろGAZIOの開店2周年という、非常に意義あるタイミングでの爺さん二人のトークショーで、途中で入れ歯でも飛びだしゃしまいかと(二人ともまだ自前でした)心配しながら、それでも90分をふっ飛ばしました。

来てくれた皆さん、あの場でお一人おひとりにお礼を言わなければならないところ、全員と言ういわけにいかなかったのが、心残りです。

はるばる名古屋から来てくれた方や、ワインのお土産を携えてきてくれた方、お礼の言いようもありませんでしたが、不満があれば言ってくださいね。このブログに書き込みでもなんでもしてください。直ぐ反省しますから。

話の内容は、二人の馴れ初め(違うな!)、じゃなくて二人の仕事での音楽との関わりはじめから、どんな仕事をしてきたのか、その中で二人がP-MODELとどう関わってきたのかなどなど、まったくランダムに、ドランクトークに相応しい、カオスな内容でしたが、なにか二人とも「やったぜ!」感はそこそこにあって、非常に楽しい時間でした。

途中、平沢進先生のスカイプでの参入などもあり(その折の平沢先生から生井さんとボクへ「贈られた言葉」は、爺さん二人の寿命が3年が処は伸びたものでした!)かなりの充実した時間でもありました。

これに懲りずに、またあんな場を設けてもらえませんか、YOU1さん。もっともっとカオスな感じになっていくでしょうけどね、歳も歳だし……。それもまた、おもしろがってもらえれば。

5月23日(土)、つくばのGAZIOに行きます。with 生井!

2015-05-20 01:04:23 | 音楽にまつわる話<的>な
5月23日(土)は、つくばのGAZIOで生井カメラマンとトークショー。
生井さんとは、26才の時に知り合って、およそどころか40年ぴったりの付き合い。その40年間の軌跡を、飲みながら話そうという企画。

ほとんど爺さんが40年間を喋るのなんて、おもしろくもおかしくもない、などとあなどるなかれ! 意外に聞き耳立てちゃうかもよ。

ちなみに「あなどる」は「なんかのアイドル」のことじゃないからね。

生井さんと話す事柄について何度か打ち合わせをしているけれど、話せば話すほど、当日話すことがなくなるようで怖い。

それでもせっかく来てくれる皆さんには、超おもしろくね-、などと思われないように心してつくばエクスプレスに乗るようにしようと思います。

そんなわけで、23日にお会いしましょう!

バカ育成

2015-05-11 00:56:09 | 普通な人々<的>な
誰ということもないのだが……。

世の中には、バカが多い。ボクも含めてのことだが、バカが多くなっている。

テレビを見れば、少し賢くなれそうなクイズ番組が氾濫し、ものを考えないで済むお笑い番組と、ものを考えるプロセスをバイアスのかかった意見でまとめ上げてしまう、ニュース番組やひな壇番組があふれ、視聴者は、ろくでもないバカ扱いされているにも拘らず、それに気づきもしない。
本屋に行けば、金儲けの本ばかりで、それは決して悪いことではないのだが、金儲けのバックボーンにあるはずの哲学はなく、数字ばかりが前にしゃしゃり出る。

だから、本当はとても大事なお金の話が、まるで悪魔の舌先三寸で話される事柄のように、悪しき印象で受け取られる話になり果てる。

金儲けは悪いことではない。だが、使い方と儲け方によれば、悪しきものとなる可能性もある。

要は金を手にした人間の品性の問題になっていくわけだ。

金は欲しいけれど、人間を見失いたくないとすると、どうなるんだろう?

ちょっと考えてみる価値はありそうだ。

昔、ボクの友人が短歌を読み合う遊びをしていると、必ず下の句で同じフレーズを出してくるので少しイラッとしたものだ。

その下の句は

「それにつけても、金の欲しさよ」

これは、まったくその通りで、哲学的な結論である‼

マエダエマ の即興ダンスステージ「かがやきの細胞」を観る

2015-05-06 18:45:11 | 普通な生活<的>な
とてもとても懐かしい。

昔、毎日のように両親(さっちゃんとたもつね)と遊んでいた前田家のお嬢、エマちゃんのダンスステージを5月5日の子どもの日に、成増のアクトに観に行った。
エマちゃんは、うちの息子と同じ年に生まれ、それこそ2,3歳頃までは、両親と一緒につき合わされて子ども同士でも毎日のように遊んでいた。

それが、ある日を境にぱったり会うこともなくなって、何時の間にやらエマちゃんもうちの息子も30歳路に突入している。何年か前にエマちゃんとは会う機会があったけれど、その会った目的はまったく果たすこともできずに終わっていた。

舞台上でのエマちゃんのパフォーマンスは、きちんと鍛えているなと思えるものだった。なにより、周囲に多くの人々がいることに、エマちゃんのパーフォーマンスが人々にどんな受け入れられ方をしているのかが、はっきりとわかるものだった。

なんだか、ステージはもちろんだが、マエダエマという存在を確認できた感じが良かったな。

またなにか機会があれば、ぜひお知らせが欲しいものです。

同時に、懐かしい人々とも出会えた。よっこさんやいさむに、もちろんたもつにさっちゃんも。

人の歴史というものは、時々こうして節目のようにグリッとした時というか場を迎えるものなのだな。

不義理したぁ!

2015-05-02 15:58:33 | 普通な生活<的>な
今日は、若かりし頃一緒に芝居の世界で活動していたナベちゃんの、踊りの会に行くはずだったのだが、朝急な所用が入り駄目になってしまった。
昼頃に電話を入れたが、公演時間直前で出られるはずもなく、不義理してしまった。
今日は確実に行けると思ってチケットを頼んだのだが、行けなかった。
次の公演には必ず行くからね! といっても、信用されなかったりする。自分でも自信がなくなってくる。

こういうことが続くと人は信用を無くす。今日もまたマイナスα点が加算されたわけだ。
思うに、このマイナスの加算(引き算じゃないのね)で、±0になった瞬間に、人は人生というか社会的な生命を失う、言ってみれば死ぬのではなかろうかと、最近思う。どんな小さなマイナスも加算されていく。

逆に加算されるプラス要素はなにかといえば、人のためになにか成し得たのかということに尽きると思う。
これが、簡単なようで頗る難しい。マイナス点はいくらでもあるのに、プラス要素は少ない。
ただ、人間はプラス要素だけを持って生まれてくるのだと思う。本当のところ、使っても使ってもすり減ることなどないと思えるほどの、たくさんの喜びを周囲に与えて生まれ育っていく。それがいつの頃からか、プラスはさほどされずに、マイナスが加算されるようになっていく。
そのことに早く気付ければ、人間は成長できる。だが頗る難しい。

生物学的死もそれほど遠くないのに、社会的な死にまで追われるのは面白くない。
なにができるのかなと、考える。一つ一つの人との逢瀬や約束事を、丁寧にはたして裏切らないこと。これしかないんだろうな! だがなぜか、難しい……。