「東京電力福島第一原発の事故後、大気中に放出された放射性ストロンチウム-90が福島、宮城両県以外の10都県で確認された。文部科学省が24日発表した。茨城県では、2000年から事故前までの国内の最大値を20倍上回る1平方メートルあたり6ベクレルが検出された…」
こんなニュースが流れた。正直「なにをいまさら川端柳」といったところだ。
こうした測定は誰が行い、どのようなルートで公表されるのかは、とても大事な点だ。今回は文部科学省が発表したと言うことで、文科省に関わる機関が計測し発表したものということだろうが、文科省も意外にシレッと発表してくれる。
ご存知の通り、セシウムや、ヨウ素-131の半減期は、セシウム137は30年(135は実は230万年)、ヨウ素は約8日強。今回の測定対象ストロンチウム-90は28.8年と言われる。福島の人災以降、セシウム、ヨウ素にはそれなりに言及されてきた。だが、ストロンチウム-90に関しては言及されずに来た。
なぜなら当初、福島では燃料棒のメルトダウンも水素爆発もなかった、ストロンチウムを生み出すような核反応はないものとされてきたからだ。
ストロンチウム-90は、所謂「死の灰」と呼ばれる、高レベル放射性廃棄物に含まれることの多い物質。ウランやプルトニウムの核分裂生成物として数%程度生成される。
一般人感覚でいえば、ストロンチウムといわれても、そういうものかとしか反応しようもないのだが、その正体が高レベル放射性廃棄物、言い方を変えれば「死の灰」に含まれるものと分かれば、話は別だ
東電・政府の当初の発表が本当であったならば、「ストロンチウム」などという言葉が登場するはずもなかったのだ。
残念ながら、これで「ストロンチウム」が生まれる核反応があったのは事実ということになった。
だれも防ぐことのできない放射性物質の脅威に対しても、政府は「健康への影響はほぼない」という専門家筋の意見を付け加えている。
いつも言うことだが、「ほぼない」というのは「少しはある」ということだ。
どんな発表でも、言葉のごまかしはいい加減やめて、国民の健康を第一に考えた発表をして欲しいのだが、できない相談なのだろうか?
こんなニュースが流れた。正直「なにをいまさら川端柳」といったところだ。
こうした測定は誰が行い、どのようなルートで公表されるのかは、とても大事な点だ。今回は文部科学省が発表したと言うことで、文科省に関わる機関が計測し発表したものということだろうが、文科省も意外にシレッと発表してくれる。
ご存知の通り、セシウムや、ヨウ素-131の半減期は、セシウム137は30年(135は実は230万年)、ヨウ素は約8日強。今回の測定対象ストロンチウム-90は28.8年と言われる。福島の人災以降、セシウム、ヨウ素にはそれなりに言及されてきた。だが、ストロンチウム-90に関しては言及されずに来た。
なぜなら当初、福島では燃料棒のメルトダウンも水素爆発もなかった、ストロンチウムを生み出すような核反応はないものとされてきたからだ。
ストロンチウム-90は、所謂「死の灰」と呼ばれる、高レベル放射性廃棄物に含まれることの多い物質。ウランやプルトニウムの核分裂生成物として数%程度生成される。
一般人感覚でいえば、ストロンチウムといわれても、そういうものかとしか反応しようもないのだが、その正体が高レベル放射性廃棄物、言い方を変えれば「死の灰」に含まれるものと分かれば、話は別だ
東電・政府の当初の発表が本当であったならば、「ストロンチウム」などという言葉が登場するはずもなかったのだ。
残念ながら、これで「ストロンチウム」が生まれる核反応があったのは事実ということになった。
だれも防ぐことのできない放射性物質の脅威に対しても、政府は「健康への影響はほぼない」という専門家筋の意見を付け加えている。
いつも言うことだが、「ほぼない」というのは「少しはある」ということだ。
どんな発表でも、言葉のごまかしはいい加減やめて、国民の健康を第一に考えた発表をして欲しいのだが、できない相談なのだろうか?