普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

暑いのに、夏の匂いがしない。変だ?

2014-08-19 00:17:24 | 普通な人々<的>な
そう思いませんか? なんだか暑いばかりで。

ふと鼻の裏をくすぐるような、降り始めた夕立に地面から巻上げられる乾いた土埃の匂いとか、陽に照らされて暑くなり汗まみれになった麦わら帽子の中の頭の汗の匂いとか、匂いではないけれどいきなりのかき氷でジーンと凍てついた鼻の奥の感じとか、夏を決定づけるようなファクターに一つも遭遇しない。

去年から気になっていたが、蝉の声も聴かない。啼くところでは啼いているのだろうが、ボクの暮らす生活エリアでは、耳にできない。

TVニュースを見れば、お初づくしの天変地妖。雨だ、嵐だ、ストームだ、川の決壊だ、と毎日どこかがこの国は雨風に晒され、ほら、そこでも土砂崩れ! これほどこの国は無防備な国だったか、と思わざるを得ない。

幼い頃、夏になれば騒ぎ出す欲求というものもあった。体を焼きたい、海に行きたい、水遊びがしたい、氷が食いたい、冷麦が良い、薬缶で煮出した麦茶が飲みたい、というような……。それらは今では多くが禁止事項だ。口にするものは衛生状態が心配で、遊びたければ必死で太陽との折り合いをつけるしかない。

さらにはいまや騒ぎを起こす者は集団から弾き出される。海べりに近づくこともできない。

声高に聞こえてくるのは、管理するという宣言の声。

選挙の、統一地方選のまえぶれのようなものなのか。

それにしても、本当に! 夏がいない。

いったいどこへ行ってしまったんだろう?

いや、待てよ? ひょっとして、ボクだけ夏がなくなっている可能性もあるなぁ。

ボクだけ、夏を感じるセンサーが弱まってしまったとか……。

そこんところ、どうなんだろうな……。





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