実は四月十二日(土)は結婚記念日だったんだけど、
僕は四月二十日と完全に間違えていたんです。
当然のことながら手ぶらで帰宅して、完全に奥さんの機嫌を損なってしまったんです。
あってはならないミス。
謝罪する機会を失ったまま奥さんと子供は先に寝てしまいました。
マズい、取り返しのつかないことをしてしまった、と思いつつ自分も早目の九時半に寝たんだけれど、眠りも浅く、気になって3時過ぎに目が覚め、寝直そうと粘ったが寝付けなかったので4時起床。
とりあえず朝練に行った。
練習から帰ってくると、当然のように機嫌が悪く、怒ってる。
イオンへ買い物に行ってくるから子どもたちもよろしくとのこと。
口も聞いてもらえなかった。
こちらに非があるから何も言えない・・・。
我々は3人で奈良へ行くことにした。
10時過ぎに出発していざ奈良へ。
高速道路では、岸和田を越えたところで後ろから接近する車があったので進路を譲ると覆面パトだった。
その後ろに付いてしばらく走ったが、後から結構スピード出して走ってくる皆さんもすれ違いざまに気づいたようで、捕まる車はなかった。
が、その先3件ほど覆面につかまっている車を目撃。
子供たちが初めて見る光景に驚いていた
そしてお兄ちゃんは初めて通る西名阪高速に興味津々。
藤井寺を越えたあたりの山の斜面に見えるハウスでぶどうを栽培してワインを造ることを説明すると、不思議そうだった。
そして香芝でお昼。
真っ赤なフェラーリが止まっていて、『あの車2000万くらいやで』と言うと驚いていた。
そこへ、ド派手な音を響かせて白いフェラーリもやってきた。お金持ちは違うわホンマ。
鶯の鳴き声を聞きながら、テラスでのんびり昼御飯を食べて、40分ほどくつろいで出発。
天理で降りて奈良公園へ。
ところが、駐車場があちこち満杯で探し回る羽目に。
結局40分近くさまよって春日大社の南はずれに見つけ、歩いて奈良公園へ。
春日大社へ続く森をぬけて下ると奈良公園に出た。
広大な芝生には、鹿がちらほら。
娘のリクエストで鹿せんべいを2束購入。
お兄ちゃんは怖いと言ってあげなかったので娘とひと束づつあげることに。
鹿はお辞儀をするんですね。
そこから進んで大仏を見に行くことにした。
大仏殿は近くに見えたので、すぐそこだろうと思っていたが、デカイから近く感じただけで、とんでもなく遠い。
南大門からさらに歩き進んで、大仏殿へ。
参拝料は3人で1,100円。
初めて大仏を見た子供たちの反応は
『でっけー!』
興味深そうにじっくりと見ていた。
そして、いろいろ感想を教えてくれた。
戻るとき、娘のリクエストで再び鹿せんべいを2束購入。鹿にせんべいをあげるのが楽しいみたいだ。
遠慮するお兄ちゃんにも、無理やり1枚渡すと、何も言わず鹿にあげていた。そして気に入った様子。
娘が『お願い、もう1回買って』というのでまたせんべい購入。
でも、鹿がいないじゃん。
というわけで、少しだけ池の鯉に与えてみた。
食べた。
そこは、ささっとクリアして、再び春大社の森へ。
鹿が現れたので、残っているせんべいをあげた。
なくなると、今度は娘とお兄ちゃんと二人で『もう1かい買って』だって。
君ら、鹿に投資しても何も帰ってこないよ。
と思ったが、楽しそうなので2束購入。
お兄ちゃんは1枚づつあげるからすぐになくなってしまう。
娘から分けてもらって小出しにしてあげていた。
とっても幸せそうにニコニコしている二人の顔が印象的だった。
結局、鹿に与えたせんべいの数は80枚になりました。
そして、森をぬけて駐車場に着いた時間は15時20分。
ゲゲッ、トヨタカローラに16時で整備予約取ってたのに間に合わない!
カローラさんにキャンセルのTEL。
そして帰宅の途に。
帰りは、郡山ICから帰ることにしたが、それが大失敗。
奈良公園から国道24号に出るまでに大渋滞に遭遇して、30分以上のロス。
なんとか高速にたどりつき、お疲れモードで走行車線を80㌔でチマチマ走っていると、追い越し車線を赤いフェラーリが走って行った。
しばらくして、またフェラーリ。しかも爆音。
次はランボルギーニ。という具合にざっと10台近いスポーツカーが爆音を響かせて次々と走って行ったのです。
おそらくフェラーリ、ランボルギーニのオーナーズクラブが鈴鹿で走行会を開催したのに違いない。
名阪では時々見られる光景だが、フェラーリが走ると迫力あるし、周りの視線を釘づけにする力を持ってます。
子供たちがすっごく興奮していたなあ。『また来た!わあ、また来た!』てな具合。
そして、お兄ちゃんが。西の上空に飛行船発見。
僕はほぼ毎日泉大津上空で見ているからなんてことなかったが、子どもたちは輪をかけて大興奮!
おそらく吉野方面へ飛んだのだろう。
そして帰りも香芝で休憩。
子供たちにはソフトクリームを与えた。
半時間休憩して出発。
道中、またまたあちこちで覆面パトにつかまっていたなあ。
子供達もずっと寝ずに景色を見たり、いろいろ質問したりして楽しそうだった。
なかなか感性豊かです。
そして、アップダウンのある道を往復1時間ちかく歩いた子供たち、よく頑張りました。
帰宅は6時15分。
今度は4人で行こう。
子供たがじょうずに案内してくれるよ、きっと。
たぶん鹿にたくさんせんべいあげることになるだろうけど・・・