鹿沢・万座パークボランティアだより

鹿沢・万座パークボランティアより皆様へ自然情報等をお届けします。

国内屈指の小串硫黄鉱山跡散策

2009年06月25日 | 日記
この一帯は古くから(続日本紀(713(和銅6)年)、伽沢記(戦国時代)、砲薬新書(中居重兵衛 幕末))から硫黄を産出することで知られていました。
薬、火薬、マッチ、硫酸などの生産に不可欠のものでした。
朝鮮戦争(昭和25(1950)年)時にはトン当たり7万円に値上がりし、黄色いダイヤと言われました。
小串(おぐし)の他米子、吾妻、白根、石津など多くの鉱山があり、5,000人程の雇用を生んでいました。日本経済を支えたのみならず、嬬恋村を始とする群馬県吾妻地方、長野県須坂市・高山村などの地域経済にも圧倒的な影響力がありました。
石油精製の副産物として硫黄が採れるようになり価格競争力を失い、昭和46年には全ての硫黄鉱山は閉山になりました。
幸いなるかな高度成長下の日本経済は5,000人の雇用を吸収してくれました。
地元に残った人は旅館・ホテル、ゴルフ場など第3次産業に転職して行き、関東地方ほか各地に新天地を求め転職して行きました。
意外と身近に、硫黄鉱山で働いていましたという人に会うことも現在は出来ます。
当時の施設概略図と写真を基に、屈指の硫黄鉱山小串を散策してみましょう!

7/4(土) 9時 万座バスターミナル(空吹駐車場)集合、15時頃解散予定
参加費¥1,200 万座温泉観光協会主催
申し込みは鹿沢インフォメまで
                          投稿:PVワイルド




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レンゲツツジ保存会活動

2009年06月20日 | 日記
本日6/20(土)レンゲツツジ保存会活動が行われ、PV三人が参加しました。
今年からモニタリング調査を行うので、30m×30m区域(5mメッシュ)の基礎調査を終え、全ての高木を切りました。
これに合わせ、同様に、なにもしない比較区域も設定する予定です。
嬬恋高校の若人が参加し、大戦力となってくれました。
今後引き続き行う調査にも加わってもらうと嬉しいです。
参加PV:六車、安斉、下谷
               投稿:PVワイルド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定植藍

2009年06月19日 | 日記
苗として育てた藍が10cm程に成長した。
ここ数日雨続きで、もともと田であった畑がぬかるみ入れない。
けれど、藍の苗は雨が降る毎に伸びる。
スケジュールが立て込み2~3日は動けない。
意を決して昨6/18、藍を定植した。
そしたら、本日6/19はピーカン。しおれてしまう藍も出る始末。
藍は強いけど、ご幼少時のそれは判らない。
念のため、まだ2倍程の苗は残している。
虫を寄せ付けず、混入した育った春菊は食べて至って美味。来年は種を大量に取り、無農薬栽培が出来ると教わる。(特許をとるか?)
葉を使うのだから肥料を入れその成長を促す。
インヂゴブルーと虫除け機能、夏の生染めに向け準備している。
トライアルも行うので、染めの楽しさも加わったマイTシャツに挑戦しましょう!
                          投稿;PVワイルド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

開花レンゲツツジ

2009年06月15日 | 日記
6/15湯ノ丸スキー場リフト下の群落です。
全体にオレンジ色に染まって来ました。
レンゲツツジの開花です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒトリシズカ、フタリシズカ

2009年06月15日 | 日記
ヒトリシズカ(5/3)


フタリシズカ(6/14)


シズカは静御前の歌舞の美しさにこれを比したという。
いにし、うら若き乙女の舞姿は多分こんな美しさだったのだろう!
フタリシズカ静かに咲く。(共にセンリョウ科)
           投稿:PVワイルド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅立ち間近のカラスの子

2009年06月13日 | 日記
自宅近くの杉の木にカラスが巣を作った。
毎日、ホア~、ホア~という鳴き声を聞いた。
子供たちがじゃれあっているようなそんな賑やかさだった。
昨6/12から、カラスの子は巣から少し離れ、周りの木に止まりだした。
昨日はせいぜい1~2m離れて2羽、巣の中に2羽を確認した。
今日6/13はぐっと距離を伸ばして、10m位離れた近くの木に止まりだした。
巣の中にいた2羽も巣を離れて近くにいる。
旅立ち間近のカラスの子。
こうして巣立って行く彼ら・彼女らはこれからどう生きてゆくのかな!
   投稿:PVワイルド
            
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エゾハルゼミが…!

2009年06月11日 | 日記
外来植物ハルザキヤマガラシの除去作業を行った土曜日は
あいにくの小雨模様でしたが、翌日は朝から雲ひとつ無い晴天


青空に新緑が映えます。
朝早くから休暇村に宿泊された方々が散策されていました。


休暇村鹿沢高原さんでは、朝のお散歩会を実施しています。
鹿沢高原ふれあいプログラム
鹿沢パークボランティアもお手伝いをすることがあります。
日曜日は朝から天気が良かったためお客さんが22名も!
恥ずかしながらワタクシも単独お散歩会解説デビューしました


久々の晴天に、たんぽぽも綿毛を飛ばす準備万端です。
ふわふわの綿毛が可愛らしいです


お散歩会の途中でたくさん見つけたエゾハルゼミの抜け殻。
お天気がよくなったので、一気に羽化したようで
至る所で抜け殻が見られました


抜け殻のすぐ近くにエゾハルゼミの成虫がいました。
体の大きさの割りに、とても声が響きます


日曜日の朝、9時すぎにエゾハルゼミの死体が
落ちているのを見つけました。
観察のためインフォメーションセンターに
持って行き、みんなで観察しました。


おなか側から見た様子。
よく図鑑で見るよりも体の長さが長いような…
ま、それも個体差だろう・とあまり気にしませんでした。

インフォメで展示に使えるかと思い、打ち合わせ用の
机に放置しておきました。


そして夜の10時ごろ…ふと飲みながら机の上を見ると…




ぎゃ~~~~~!

なんか変なのが、エゾハルゼミから生えてる

なにごと~?

帰宅してから調べたら、どうやら糸状菌に侵されたようです。

エゾハルゼミのコワい画像

いや、ホント、マジでビックリしました。

                鹿沢・万座パークボランティア 佐藤

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お知らせ・レンゲツツジ保全活動

2009年06月08日 | 日記
レンゲツツジ保存会による保全活動を行います。

・日時   6/20(土) 9:00 地蔵峠集合 12時終了
・作業内容 ツツジを覆う高木(主にカラマツ)を会で切り倒します。倒した木の
      枝打ち・玉切りなどの作業
      ズミの幼木などの除去作業
・用具   軍手、飲み物、昼食、あればノコギリ(ノコギリ、剪定バサミは保存会
      で用意しています)
・連絡先  インフォメ(0279-80-9119)まで。
・その他  午後は任意参加の湯ノ丸自然観察会
                           投稿:PVワイルド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レンゲツツジ開花状況6/4

2009年06月07日 | 日記
6/4現在の湯ノ丸レンゲツツジ開花状況です。
日当たりの良い所では蕾にオレンジ色が見えます。
多くの蕾は芽鱗(魚のうろこのようなもの)が少し開き始めた状態です。群落のあるこんこん平はまだ茶色の世界です。
今年は開花が早く後10程でオレンジ色に染まるでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の鹿沢園地

2009年06月06日 | 日記
ハルザキヤマガラシの除去作業を午前中に行いましたが
あいにく一日中小雨が降ったり止んだりしていたため、
午後は鹿沢園地の散策を行いました。


小雨が降りしきる鹿沢園地。新緑が綺麗です。


パークボランティアとともに、鹿沢園地内を散策。


新緑のミズナラ。ギザギザの葉っぱが特徴です。
秋になるとドングリ(クマのご馳走)がなります。


イタヤカエデの葉。
雨に濡れて、つややかに光沢を放っていました。


ハウチワカエデの花。
すでにプロペラ形のものがついていました。


アズキナシ(小豆梨)の花。
まだまだ咲き始め。これから見頃を迎えます。


こちらはウマノアシガタ(馬の脚形)。
ハルザキヤマガラシと同じ黄色なので、
園地を散策したときに、ついつい
条件反射で手が伸びそうになりました。


樹の下で雨宿りをしていたエゾハルゼミを見つけました。
今日は小雨が降っていたため、お休み中でしたが、
この時季、賑やかに大合唱しています。


ハルザキヤマガラシの除去作業をしているときに
おなじく、雨宿りをしていたチョウチョを見つけました。
羽化直後なのか、とても綺麗な羽根でした。


ウスバシロチョウ(薄羽白蝶)というアゲハチョウの
仲間で、別名・ウスバアゲハとも呼ぶそうです。
半透明の羽が印象的でした。

鹿沢・万座PV さとう

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハルザキヤマガラシ除去作業報告

2009年06月06日 | 日記
本日、外来植物であるハルザキヤマガラシの除去作業を行いました。
一般の参加者9名+スタッフ10名の合計19名で実施しました。


除去作業の様子。
県道(東御嬬恋線)の休暇村入り口~民宿「わたらせ」さんの間を
2班に分かれて作業を行いました。


除去前の様子。一面にハルザキヤマガラシが咲いていました。


除去後の様子。あたりを黄色く染めていたハルザキヤマガラシが
すっかりなくなりました


本日の成果。1tトラックの荷台いっぱい、除去しました。
先週染めて染あがりがイマイチだったので、今回は染物を
実施せず、除去したハルザキヤマガラシは焼却処分しました。


生乾きの状態だったため、な・なんと
約3時間かけて、やっと処分終わりました。

ご協力いただいた参加者の皆様、お疲れさまでした。
また来年も実施予定ですので、ぜひ、ご参加ください

鹿沢・万座PV さとう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハルザキヤマガラシを体験! その2:染めてみる

2009年06月02日 | 日記
外来植物として除去したハルザキヤマガラシですが、
おひたしにして食べてみたところ、あまり美味しくない…。
では、草木染にしてみたらどうだろうか?ということで
チャレンジしてみました。
(こちらの染物は、今度の土曜日のイベントで実施予定です)


まるで花やさんのように大量に除去してきたハルザキヤマガラシ。


泥のついた根っこを綺麗に洗ったあと、今回の染物では
葉っぱを使うので、根の部分を切り取ります。


こんなふうに、切花のようになりました。


茎の部分をミキサーで砕いて、生染用の汁を作ります。


青汁のような匂いと色の液体ができあがり…
試しに布を入れてみましたが、うまく染まらず…
ということで、生染めは断念。


お湯で煮出して、煮汁を作り、染めることに。


薄黄緑というか、なんというか…ビミョウな色の
染色液ができあがりました。
ここに前処理した手ぬぐいを入れて少々煮込みます。


色を定着させる焙煎液に漬け込みむと…
黄色い色に布が色変わり。


水道水で綺麗に水洗いをしたのですが…
水につけたとたん、色が抜けていく~ ><


思ったよりも薄い色づき。
輪ゴムや割り箸でつけた模様は、ほとんどわからず…。


背景が白いと、ちょっと色がついているのがわかりますか?
ビミョウな黄色というかクリーム色というか…。
もうちょっと色づいてほしかったのですが、どうでしょう?
今度のイベント時には、もうちょい黄色くなってもらいたいものです。

                  鹿沢・万座PV さとう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハルサキヤマガラシを体験! その1:食す。

2009年06月01日 | 日記
さきの記事「ハルサキヤマガラシ除去作業」に
雲のダンナがコメントしてくださいましたが、
5/30、下見で除去したハルサキヤマガラシを
味わってみました


鹿沢園地付近のハルサキヤマガラシは、すでに
満開状態のため、食べるのに向いていません。


そこで、ちょっと標高の高い地蔵峠に行き、
このようにまだ開花していない状態のものを
除去(食材集め?)してきました


除去したあと、ただ捨ててしまうのは「もったいない!」
花芽の柔らかい部分のみ、おひたしにしてみました。
(ゆでる前にナマで食べてみましたが…
 「エグさ」が正面にきて、とても食べれませんでした…)


たっぷりのお湯をはったお鍋に塩をいれて、
薪ストーブの上で茹でてみました。


こちらが茹で上がった「ハルサキヤマガラシのおひたし」
そのままで食べてみると…ナマほど強烈ではないですが、
あとから苦味が口の中に広がります

そこで、塩・マヨネーズ、ソースなどの調味料を使って
食べてみました。雲のダンナのコメントにもありましたが
ソースが一番、無難かな?と思いました。

天麩羅にしたら、もう少し苦味が消えるかも?
ほかは…あの苦さを消すにはどうすればよいか??

どなたかハルサキヤマガラシを美味しくいただく
レシピがありましたら、お教えください

        鹿沢・万座PV さとう



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする