
「手袋を買いに」新美南吉・作 黒井健・画 偕成社・刊(挿絵の一部分)
まさに童話の世界、このイメージがすぐに湧いてきた。
1/25(金)18:00~45に行ったムーンライトスノーシューイングのイメージです。
同行者は自作のかんじきとそれに合わせたトンキン竹のレトロなストックを使用している。
人工の明かりや音のない世界、 十三夜の月明かり、パウダー新雪の雪面の反射、ミズナラの林、
白い雪面にほんのりと月に照らされた木立の影・・・多分、もうこんな体験は出来ない(であろう)。
翌26日(土)画像が欲しくなり、三脚を用意し再度挑戦する。
しかし、雪と風が激しく、到底無理。断念。

「水仙月の四日」宮沢賢治・作 黒井健・画 mikihouse刊(表紙)
これには宮沢賢治の童話「水仙月の四日」のイメージが湧いてきた。
白い狼を操るムチを持った雪童子(ゆきわらし)の胸にそっと抱かれた
生命の象徴であるヤドリギ・・・玉だれの滝からの帰りに皆で観察したではないか!
穏やかな時もあり、時に吹雪のようなきびしい時もある。
(私)”今日はムーンライトスノーシューイングをやっていいか・・・?”
(森)”いいぞう” もしくは ”今日は止めな”
宮沢賢治の「狼森 ( オイノもり ) 笊森 ( ざるもり ) 盗森 ( ぬすともり )」の一節の
ような会話が思わず出てくる。
ムーンライトスノーシューイングは、私には、新美南吉や宮沢賢治の童話の世界を現出させるものでした。
(投稿:ワイルド三太)