ラジオ深夜便「明日へのことば」で野本三吉さんの話、「生きることの意味を問い続けて」の再放送を聴く。2ヶ月ほど前に聴いたばかりの話なのに、新鮮な気持ちで野本さんの話に耳を傾けた。まだ2ヶ月前は、昨年末にカミさんを亡くして、人の話を受け止める心の余裕もなく、上の空で聞いていたからかもしれない。
5年間の小学校の教員生活、北海道の共同体の経験、横浜寿町でのケースワーカーをされるところまでの話で今日は終わり、後半は明日だ。給料をドヤ街の人たちに渡して管理してもらっていたというから理想に燃える青年時代の型破りな行動力はすごいものだ。
野本さんの話にあった他者との関係論はよく理解できる。辛い話や悲しい話を聴いてあげることで他者を楽にしてあげることって確かにある。聴く力を高めることは人間力を磨くことに通じるだろう。