ニュース以外、ほとんどテレビを見ない生活をしているけど、昨晩は山中慎介さんのボクシングの試合を見た。
WBCバンタム級タイトルマッチの相手はアルゼンチンのボクサーだった。試合は序盤から山中さんが優位に立ち、7回に強烈な左のパンチで相手をマットに沈めた。
日本のボクシング界にあって山中さんは稀にみる好青年で、スマートなボクシングに品格が感じられた。試合後の勝利インタビューでも好感のもてる言葉を重ねられて、聴いていて爽快だった。見方によってはボクシングは剥き出しの殴り合いにすぎないけど、彼のような好青年の試合だと相手選手の血みどろの痛々しい顔面のエグさも浄化されて純粋にスポーツとして気持ちよく観れる。
ボクシングというとお行儀が悪くて、単なる凄腕のチンピラもどきのボクサーが幅を利かすボクシング界にあって山中さんは稀に見る逸材といえそうだ。次の試合もぜひ観たいと思った。