父の日のプレゼントを息子夫婦と娘からもらった。手動ミキサーと野菜を手軽に切れるキッチン用品だ。毎日の食事づくりをする主夫業を頑張ってねという子供たちからのメッセージが伝わってきた。
朝から家の片付けをした。お昼に土曜日に作ったカレーをチンして食べていたら、ばあちゃんがパソコンの前で凍り付いていた。スクリーンセーバーにカミさんと一緒に旅した写真などフォトアルバムを設定しているので、切り替わる写真を食い入るようにばあちゃんが眺めていた。生前のカミさんの写真も数多くフォトアルバムに登場するため、それをじっと見つめていたのだろう。ばあちゃんが一言も言わずに食い入るようにパソコンのディスプレイを見つめている姿を見て思わず涙が頬を伝って流れ落ち出した。一人娘に先立たれた老母の心情を思うと、切なさで息苦しくなるほどだった。思わぬしょっぱい味のカレーを少しずつ食べ続けた。
午後は工房に向かった。薪ストーブの薪作りの追い込みだ。夕方、6時過ぎにようやくチェーンソーの玉切りとスプリッターでの薪作りに一区切りつけて、シャワーを浴びた。