風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

沢知恵さんから人生の贈り物をもらう

2015-06-22 | Weblog


 今朝、ラジオ深夜便の「明日へのことば」シンガーソングライターの沢知恵さんの話を聴いた。
 日本人の父親と韓国人の母親を持つ彼女は、日本、韓国、米国の三か国で育った。韓国政府から歴史認識問題を叫ばれるたびに日韓の両民族が一体いつになったら分かり合える時がくるのか絶望感さえ感じているけど、沢知恵さんの話を聴いていたら希望が持てそうな気がしてきた。
 「明日へのことば」の終わりに沢友恵さんの「人生の贈り物」という歌が流れた。作詞は楊姫銀さんとさだまさしさん、作曲はさだまさしさんの歌だ。「季節の花がこれほど美しいことに歳を取るまで少しも気付かなかった」で始まる歌詞が心に染み入る。優しいメロディラインがこの歌詞にぴったりだ。
 目を閉じてベッドに横たわったまま、この歌に聴き入った。 



    人生の贈り物

 季節の花がこれほど美しいことに
 歳を取るまで少しも気付かなかった
 美しく老いてゆくことがどれほどに
 難しいかということさえ気付かなかった

 もしももう一度 若さをくれると言われても
 おそらく私はそっと断るだろう
 若き日のときめきや迷いをもう一度
 繰り返すなんてそれはもう望むものではない

 それが人生の秘密
 それが人生の贈り物

 季節の花や人の生命の短さに
 歳を取るまで少しも気付かなかった
 人は憎み諍い そして傷つけて
 いつか許し愛し合う日が来るのだろう

 そして言葉も要らない友に なってゆくのだろう
 迷った分だけ 深く慈しみ
 並んで坐って沈む夕日を一緒に眺めてくれる
 友がいれば他に望むものはない

 それが人生の秘密
 それが人生の贈り物

 季節の花がこれほど美しいことに
 歳をとるまで少しも気付かなかった
 私の人生の花が散ってしまう頃
 やっと花は私の心に咲いた

 並んで坐って沈む夕日を一緒に眺めてくれる
 友がいれば他に望むものはない
 他に何も望むものはない
 他に何も望むものはない

 それが人生の秘密
 それが人生の贈り物