風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

野本三吉さんの明日へのことば

2015-04-14 | Weblog


 ラジオ深夜便「明日へのことば」で野本三吉さんの話、「生きることの意味を問い続けて」の再放送を聴く。2ヶ月ほど前に聴いたばかりの話なのに、新鮮な気持ちで野本さんの話に耳を傾けた。まだ2ヶ月前は、昨年末にカミさんを亡くして、人の話を受け止める心の余裕もなく、上の空で聞いていたからかもしれない。
 5年間の小学校の教員生活、北海道の共同体の経験、横浜寿町でのケースワーカーをされるところまでの話で今日は終わり、後半は明日だ。給料をドヤ街の人たちに渡して管理してもらっていたというから理想に燃える青年時代の型破りな行動力はすごいものだ。



 野本さんの話にあった他者との関係論はよく理解できる。辛い話や悲しい話を聴いてあげることで他者を楽にしてあげることって確かにある。聴く力を高めることは人間力を磨くことに通じるだろう。

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赤磐酒造の新酒を愛でる

2015-04-13 | 日本酒


 後楽園の観騎亭で開かれた岡山地酒応援団の「銘酒と観櫻会」に出掛けた。赤磐市にある蔵元、赤磐酒造の新酒ばかり、「山田錦の夢」「雄町の春」「五百万石」などを心ゆくまで味わった。



 赤磐酒造の蔵主、生本社長のお話が興味深かった。生本社長は経営者であり杜氏をされている。杜氏さんらしく飾らない言葉で素朴に酒造りの苦労話や酒の奥深さ、繊細さを語られた。生真面目な杜氏さんの言葉に新酒のあじわいがひときわ増して、味蕾が心地よく刺激された。
 時折、桜吹雪が見られ、新酒と春を愛でる至福の日曜日となった。

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Choosing Wisely(医療を賢く選ぼう)

2015-04-11 | 健康


 歳を重ねると終活とか断捨離がとても身近なテーマに思えてくる。この世に生を受けて生きながらえてきたけど、ようやく最終章に入りつつあるという実感。残った子供たちが困らないように最期をどのように仕舞うか。少しずつ心の準備も含めて段取りをしていかないといけないと思う。
 今は幸いこれといった病いはないけど、心身ともに経年劣化してきているので突然病気が見つかり、即入院という事態が起きてもおかしくない。その時のために備えをしておかなければ。 
 今、Choosing Wisely(医療を賢く選ぼう)というアメリカの内科学会専門医財団が中心となったキャンペーンが広がりをみせているようだ。全身が衰弱して、治療の利益よりリスクが大きい思われる治療は行わないとか、過剰な治療を冷静に打ち切ることができる強い心だけは持っておきたい。たぶん僕がはっきり意思表示しないと僕の病状を見守る子供たちでは治療や検査を打ち切る判断はできないだろうから。
http://www.choosingwisely.org/
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地域コミュニティの再構築

2015-04-10 | ファジアーノ


 今年のファジアーノ岡山は調子がいい。これからの試合が楽しみだ。
 ツエーゲン金沢がJ2昇格したので、名園を持つ金沢(兼六園)、水戸(偕楽園)、岡山(後楽園)の日本3名園と、高松(栗林公園)を加えて名園を抱える4つのJ2クラブが連携して観光、物産、食のプロモーションを行い、盛り上げる計画らしい。日経新聞に金沢市長がJ2クラブの存在意義についてコメントが載っていた。「プロスポーツクラブがあることで町が元気になる、明るくなるだけではない。実は地域コミュニティーの再構築、強化につながる」と。
 クラブを地域で応援して育てていく過程で地域のコミュニティーが強まることはある。地域のコミュニティーが機能低下して久しいし、子供の躾や教育もそれに同期して低下してきているので、プロスポーツを地域を挙げて応援することでコミュニティーが再構築されるのは大いに歓迎だ。
 僕の住む岡山では今年11月8日に15,000人規模の「おかやまマラソン」が開催される。市民ボランティアも多数組織されるだろう。そのボランティアを通じて地域コミュニティーが強まり、なかなか燃えない岡山の県民性が燃える岡山に緩やかに少しずつ変化していくことを期待したい。
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iPhoneがAndroidを圧倒した

2015-04-09 | Mac


 今年も新入社員教育を一コマだけ引き受けて、拙い研修をした。若い人と話をする機会がほとんどない生活をしているので、新入社員と触れ合える時間を毎年楽しみにしている。新入社員を毎年観察していると、傾向として年々、温和で素直な青年が増えてきた感じがする。尖ったところのない青年ばかりで、昔の若者群像を知る一人としては少し物足りなさを感じてしまう。
 Macファンとして嬉しいことがあった。どういうわけか今年の新入社員のほとんどがiPhoneを持っていたことだ。iPhone6、6Plus、5sなど機種は色々だったけど、Android端末をAppleが圧倒している目の前の状況に驚いた。今年の新入社員は特にAppleファンが多かったわけではなかったはず。保有しているパソコンはほとんどがWindowsで、Macはわずかだったから。
 社会人の第一歩を踏み出した新入社員に、頑張って下さいと月並な言葉で研修を閉じた。
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おかやまマラソンの県民優先枠

2015-04-08 | 健康


 11月8日に開催予定の「おかやまマラソン」のコースの一部を有森裕子さんが試走したニュースが流れていた。いつもながら彼女の美しい微笑には癒される。「おかやまマラソン」のスペシャルアンバサダーを務められているけど、広報面でも一番ふさわしい人だと思う。
 昔、僕がよくマラソンに出場していたことを知る人から、「おかやまマラソン」に出場するの?って最近よく聞かれる。練習もしていないし、もうこの歳では無理ですよ、って応えているけど、心の隅には出場してみたい未練も強く残っている。大会まで7ヶ月ある。これから練習すればスタートラインには立てる。県民優先枠の申し込みが始まる22日まであと二週間だ。

 散る桜 残る桜も 散る桜

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同じ本を買う愚は続く

2015-04-07 | 健康


 ポストに一冊の本が入っていた。大学の同級生が自費出版した本だった。さっそく読み始める。彼らしい素直な文章が綴られていて、歩んできた人生の断片に触れる。読み終えたら、お礼の手紙を送ろう。
 本を読まない若者の活字離れが指摘されるネットの時代だけど、僕は本にこだわっている。だから年間に数十冊の本を読む。そして本ならではの恥ずかしい失敗もする。
 この前の土曜日に表町に出掛けたついでに紀伊国屋書店に立ち寄り新書判の本を3冊買って帰り、家にもどってパラパラと本を拡げてみるとそのうちの一冊が以前に読んだことのある内容のような気がしてきた。読書を記録したログを調べてみるとやっぱり3年前に買って読み終えた本だった。数年に一度、同じ過ちを起こし続けているので、今さらおのれの呆けを嘆いたりすることもない。読みたい本の傾向は変わらないのだから同じ本に二度飛びついても不思議ではないと諦めている。まだ三度同じ本を買ったことはないけど、三度になるとかなり動揺するかもしれないが・・・。

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LEMONGINA(レモンジーナ)

2015-04-06 | 健康


 いつも行くスーパーマーケット「ハピーズ泉田店」でLEMONGINA(レモンジーナ)という柑橘系の飲み物を買った。冷やして飲んでみたら実にうまかった。レモン味で果汁10%未満の420mlボトル入りの微炭酸飲料だけど、香りと微炭酸のバランスが絶妙。飲んだ後には爽快感だけが残り、美味しかった。
 フランスでおなじみのレモン飲料シトロネードを参考に作られたと書かれてある。フランスには行ったことがないし、シトロネードそのものを知らない。販売者はサントリーフーズと記されている。姉妹品のオレンジ味のORANGINA(オランジーナ)も買ったけど、まだ飲んでいない。
 この優しい味のドリンクは日本人に広く受け入れられると思う。ソフトドリンクをあまり飲まない生活だけど、このLEMONGINAは今年の夏、お世話になりそうだ。
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お花見とカラオケ

2015-04-05 | 健康


 土曜日の夜、僕が通うスポーツジムの会員有志で開くお花見に出掛けた。お花見といっても名ばかりで、要はお花見というネーミングの単なる飲み会で、かれこれ20年以上続いている恒例行事だ。今年は30名ほどの会員がクレド近くの和食『爺や』に集まった。ジムでいつも顔を会わす人ばかりなので、会話が弾む。
 9時過ぎにお開きとなり、同じ方面に帰る4人でタクシーに乗り二次会に向かった。案内してくれた店は歌謡スタジオ。僕はもっぱらオーディエンスに徹して、ひたすら飲み続けた。初めて聞く歌も多く、一体どこで皆さん練習しているのか不思議なくらい。一曲くらい、と勧められたけど新しい歌を知らないし、座を白けさせないために歌うのを固辞した。でも少しは歌の勉強もしなくてはいけないなあとちょっぴり反省させられた。
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世界で見つけたMade in Japan

2015-04-04 | Weblog


 NHKのニュースを少し見るくらいで、僕はほとんどテレビを見ない生活をしている。今日は土曜日なので、ついついテレビをつける時間が長かったおかげで、偶然『和風総本家』の「世界で見つけたMade in Japan」という番組(再放送)に出会えた。これが実に面白かった。
 日本の零細企業で作られている道具が地球の裏側で高い評価を得て大切に使われているというドキュメントだ。
 一つはJICOのレコード針。アメリカNYのジャズボーカリストが誇らしげに、これが僕のJICOだと自慢げに取材班に見せるシーンがいい。
 このレコード針は兵庫県の日本海側、浜坂海岸にほど近いところで作られている。日本精機宝石工業という社員40数名の会社だ。この会社で作られる高精度のレコード針のJICOが世界のオーディオファンやプロのアーティストをうならせている。痛快だ。
 アメリカで取材した様子をビデオで社員の皆さんに見てもらって、感想を訊ねると女性社員が近所ではこんなに高く評価してもらっていないのに、とポツリと言われた。思わず吹き出した。レコードを聴く時代ではなくったけど、根強いファンは世界中にいる。そのコアなファンに高く評価してもらっている事実に社員の皆さんは誇らしげだった。

 もう一つはシントーの鋸ヤスリ。一本が千数百円の製品だ。金切鋸刃を亀の甲ら状に組み合わせたヤスリで、金鋸の歯を作っている兵庫県の三木市の会社で作られていて、今では同社の主力製品に育っているようだ。フィンランドの家具メーカーで使われている様子を取材。家具職人にインタビューすると高い評価で絶賛されていた。そのインタビューの様子をビデオでシントーの社員に見てもらう。皆さん、笑顔がこぼれる。気恥ずかしさと誇りに満ちた実にいい笑顔だった。
 日本の中小零細企業は頑張っている。丁寧な仕事をこつこつと続けている。ユニークで品質レベルの高い製品が今もこの日本で生み出されている。まだまだ他にも世界に誇れる製品が数多く日本の中小零細企業で作られていそうだ。がんばろう、ニッポン、の気持ちを新たにさせてくれる感動的な素晴らしい番組だった。
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敦賀気比高校の凱旋

2015-04-03 | Weblog


 敦賀気比高校の凱旋のニュースがラジオから流れていた。出迎えた500人の市民が優勝旗を持ち帰ったナインの快挙を祝福したというくだりでは500人という数の少なさに吹き出しそうになったけど、敦賀市だったらおかしくない数だと気付いた。
 福井県は僕の故郷。福井県は嶺北、嶺南で気候・文化の違いがあり、僕が生まれ育った嶺北の武生市(今は越前市)に対して、敦賀気比は雪で閉ざされることが少なく都に近い嶺南だ。越前武生と比べると若狭の国の敦賀は関西圏に近いからか、越前訛りも薄くて少し都会的。
 敦賀気比高校の今回の思わぬ躍進、優勝には郷土愛で心が躍った。大阪桐蔭との準決勝で背番号17の松本君の二打席連続満塁弾のニュースには小躍りしたい気分でニュースを繰り返し見て喜んだ。スター選手のいないチームが柔能く剛を制す、そのものの爽快感があった。
 春夏連覇、夏の甲子園での活躍を夢見たい。

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フクサヤ・キューブの美しさ

2015-04-02 | 田舎暮らし


 先日、友人から頂いたキューブカステラのパッケージがすごくクールだった。この色調と配色は日本の伝統にはない。どちらかというと北欧っぽい。
 バッケージを開くミシン目の部分の配色を変えたりとデザインの細部までこだわった、まるで一つの作品だ。
 この製品名「フクサヤ・キューブ」の製造者は長崎市船大工町のカステラ本家『福砂屋』とプリントされている。このクールで美しいパッケージを採用した長崎のカステラ屋さんに敬服する。
 このようなインパクトのあるキュートでクールなパッケージは外国人にも受け入れられるはず。クール・ジャパン・キャンペーンで1,341万人も海外から日本を訪れる時代だから、日本のお菓子屋さんはパッケージのデザインにもっと広くこだわっていいのかもしれない。
 お菓子ではないけど、Apple社の創業者、故Steeve Jobsはパッケージにこだわった。製品そのものの性能や品質と同じようにパッケージにもこだわる伝統は今も同社に引き継がれている。Apple社の製品だけは中身の製品を取り出したあとのパッケージはゴミ箱に捨てがたいほど、愛おしさがある。シンプルだけど、とことんこだわりぬいた極致の美があるからだ。中身はもちろん大事だけど、外身も大事。されどパッケージなのだ。そしてそのたかがパッケージからAppleファンが新たに生まれているかもしれないのだから侮れない。
 日本のお菓子では珍しいほど『福砂屋』のフクサヤ・キューブは心を和ませてくれる秀逸のパッケージだった。カステラの味の違いはよくわからないけど、もちろん美味しく頂いている。クールなパッケージにすでに洗脳されてしまっているので、一口味わう前に美味しいと先に口走ってしまいそうだけど。
 
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来年3月末は23,456円に

2015-04-01 | 田舎暮らし


 新年度に入った。今日は入社式、永年勤続表彰、辞令などたくさんの社内行事が予定されている。今日、我が社では一年のうちで一番華やぐ一日になりそうだ。ようやく桜も固いつぼみから美しい花が咲きはじめた。

 昨日の年度末の日経平均株価は19,207円だった。上場企業1,800社の持ち合い保有株式の含み益が前年比で51%増の21.2兆円に膨らみ過去最高になったと報じている。一年前の3月末の終値が14,827円だったから4,380円、29.5%上昇したことになる。一年前に19,000円を越えると予想したアナリストは皆無だったと記憶しているので、日本経済は驚くほど良い方向に予想を越える展開の一年だったことになる。円安、原油安、去年10月の日銀の追加金融緩和に踏み切ったことなどが業績改善への期待を高めたのだろう。これからさらに未来に向けた設備投資など経済活動が活発になるとデフレ脱却から好循環が生まれるのだけど・・。
 新年度はさらに良い一年になり、来年3月末の日経平均株価の終値は23,456円となる右肩上がりの上昇を続ける日本経済を期待したい。

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