情報によると自生南限地の西浦でエヒメアヤメが見頃らしい。家から約20分の近くにありながらまだ見てなかったので4月16日開場時間の9時過ぎに行ってみる。
エヒメアヤメは中国北東部から朝鮮半島にかけて分布する植物でタレユエソウ(誰故草)という古名を持ち、地域によってはヒメアヤメ、コカキツバタ、セトアヤメ、イッスンショウブという呼名があるという。現在西浦のほかに下関市小串、松山市、三原市、佐賀市、小林市の5箇所がエヒメアヤメの自生南限地帯として国の天然記念物に指定されているという。アヤメ科の種子は落下して移動するだけで、鳥や風によって遠くに運ばれることはまれであり、この植物は遠い昔それらの地域と陸続きであったという植物学的に貴重な資料という。一時個体数が減少したが多くの方の努力により、約750個体が自生している(頂いたリーフレットの完全受け売りです)。なお一般公開は4月17日まで。
聞いてはいたが草丈約10cm位でとても小さい。
つぼみも入れて!
一番の群生はこれ!
おまけ、なぜかショウジョウバカマが一輪咲いていました。
早めに行ったので人も多くなく、ゆっくりと見ることが出来た。この後、ワラビ取りとオキナグサの観賞も兼ねて秋吉台へ行く。