来る1月17日(土)に森林セラピー体験イベント「徳地の騎兵隊と要害岳登山」が開催される予定に
なっており、既に30名弱の申込を頂いているとのこと。
今日はその下見と言うことで、当日騎兵隊徳地転陣の講師でもある山田氏も交えて予定コースを
歩いてみた。
下見参加者は2名とのことだったが、予想に反し、9名の参加を頂き、山田講師の歴史秘話を拝聴したり、
登山道の倒木撤去、シダ狩り、イノシシで荒らされた山頂広場の地ならしなどの整備を行った。
山腹で見られたヒノキバヤドリギ、ヤドリギの実は甘く、鳥にとっては絶好の好物になるが、糞として排出
された時は粘性(粘り気)が高く、なかなか離れず、種が木の枝に付着したものが、ヤドリギとして、木の
養分を採りながら成長していくらしい。
落ち葉に埋もれる登山道を木漏れ日を浴びながら下る。気持ちのいい陽だまりハイクだった。
帰途、幕末まで勘場(現代でいう役所)があった跡地に立ち寄り、当地の歴史に思いをはせる。
最後に徳地地域交流センター前で当日の実施内容について打合せ解散する。
要害岳と言えば、古くからある射場ヶ谷コースがある。現在荒れ加減ではあるが、今回の伏野コースを
上がり、射場ヶ谷コースを下り、中国縦貫高速道の側道を辿って、内藤隆春公の墓所などぐるりと回れば
歴史も学べる周回コースになるのではと個人的に思っている。なお、内藤隆春は戦国時代~安土桃山時代
に大内氏、毛利氏に仕えた武将、墓所は今回の登山口にある昌福寺所有地にある。毛利氏に重用され、
荒滝山城などの大規模な山城を構え、長門の政務を任されたという。
城があったとされる要害岳は東山城、大将陣ヶ岳とも呼ばれていたらしい。山頂には砦らしきものがあった
削平地が今も残っている。今日はその山頂の地均しをして来たのだ。