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■【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 37 経営理念の構築・再構築の実作業

2025-01-13 00:21:00 | 【経営・専門業】 あたりまえ経営のすすめ<経営支援編>

■【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 7 経営理念の構築・再構築の実作業    

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 管理職も、“真”のプロ管理職にならなければなりません。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 1970年代から、半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■【経営支援編】第5部 経営戦略編 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る 3章 経営理念の構築・再構築に取り組む

 企業経営では、日常業務におけます事項から、経営戦略など、企業の根幹になるようなじこうまで、いろいろなレベルや内容の意思決定をしなければなりません。
 高度な戦略的な意思決定を行うには、戦略思考ができませんと、誤った方向に企業が走り出しかねません。
 一方で、戦略思考というのは、容易には身に付けることは困難です。この課題に取り組んで行きましょう。

5-3 経営理念の構築・再構築に取り組む
 経営理念とは何かについて、共通認識ができましたら、実際に経営理念構築・再構築の実務編に入りたいと思います。
 経営理念をどの様に構築・再構築するか、その方法となりますと一般的には確立されていないといえます。他社の事例を参考にして経営者が、エイヤーッと作成したり、経営コンサルタントに依頼して作成したりとするケースが多いようです。
 ここでは、経営理念だけではなく、経営基本戦略や中長期経営計画など、経営管理を行う上で、関連する次項を念頭において、経営コンサルタント歴40年余の実績から、経営理念構築・再構築の方法をご紹介します。

5-37 経営理念の構築・再構築の実作業
 これまで、経営理念構築・再構築を実施するポイントについてお話してきました。では、実際に構築・再構築をする具体的な手法について、ここでは次の3つの方法につきましてご紹介を致します。
  ① オーソドックスな手法
  ② ツールを用いる方法
  ③ クリティカル・シンキングを利用する方法
 それ以外にも、いろいろな方法がありますので、経営理念に関する書籍などをご参考にされ、自社に即した方法を選定して実施してくださると幸いです。

 最も典型的といいますか、オーソドックスな手法は、すでに経営者の夢を以下にまとめ上げるかの項でご紹介したとおりです。
 まずは、経営者が平素描いている企業の理想像や夢を中心に、経営理念の核となるキーワードを、ブレインストーミングなどを利用する発散思考で列挙し、KJ法で整理します。
 それをもとにロジカル・シンキング・ツールを用いたり、箇条書きにしたりして再整理します。
 再整理されたものをもとに、一言集約として短文にまとめたり、箇条書きにしたりします。それを重考(繰り返し見直す)して、推敲をし、経営理念案をまとめます。
 まとめられた経営理念案は、取締役会・役員会等に提出して、経営理念として確定します。

 オーソドックスな手法を、全体俯瞰的に見えるようにして経営理念を構築・再構築する方法が、ロジカル・シンキング・ツールを用いる方法です。
 ここでは、ビジネスパーソンなら誰も知っているSWOT分析表を、経営理念構築・再構築に転用する方法をご紹介します。
 また、ロジカル・シンキング・ツールの中でも多用されマスマトリックスを、マッキンゼーの7Sという考え方でカスタマイズした方法をご紹介します。


 SWOT分析表は、自社の現状などを分析するために、ほとんどの人がご存知の使いやすいツールです。
 しかし、視点を変えますと、SWOT分析表は、分析結果を俯瞰的に見ることができます。従いまして、知識・情報や各種の分析結果を一覧表示できるように整理して、俯瞰的に見ることができるツールでもあるのです。
 SWOT分析表につきましては、改めてご説明をする必要もないと思いますが、自社の現状分析をするときに切り口を中心に整理したものが画面でご紹介しています。
 この表は、文科省系の科学技術振興機構様からのご依頼により、技術者向けロジカル・シンキングのe-Learning教材として、筆者が作成したものです。参考にしてくだされば、経営理念構築・再構築の一助になると思います。

■【あたりまえ経営のすすめ】 バックナンバー

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■【プロの心構え】 バックナンバー

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