リディア・コーが涙の復活優勝 畑岡奈紗は7位で初のトップ10
◇米国女子◇LPGAメディヒール選手権 最終日(29日)◇
12アンダーでミンジー・リーとのプレーオフに突入したリデア・コは、1ホール目の
18番でイーグルを奪いあっさりと2年ぶりの優勝を果たしました。
彼女にとっては2016年7月の「マラソンクラシック」以来となる復活優勝ですが、
これでツアー通算は15勝目となり、今後も大いに注目の的となるでしょう。
私自身はキュートなミンジーを応援していたのですが、さすがと言える天才少女復活劇
には脱帽でした。
またこの大会では珍現象が起こりましたね。
2日目を終わった時点でのベスト10には、ツアー常連の韓国勢がひとりも入らず、最終
日を終わってみても、韓国選手は18Tにリュウ ソヨン、イ ミヒャン、ジェニー シンの
3選手が入るのみという珍しい結果となりました。
まぁ、優勝をしたリデア コもミンジー リーも韓国系選手には違いありませんが、過去に
余り記憶がない出来事なので、横道にそれて書き加えました。
畑岡奈紗は初のトップ10も「ギアチェンジ必要」 終盤のミスに悔い
首位と7打差の10位で出た畑岡奈紗は5バーディ、2ボギーの「69」でプレーし、通算
7アンダーの7位タイでホールアウトをしましたが、彼女にとってはとても優勝を狙えた
位置につけていただけに勿体ない大会だったと言えます。
とくに3日目はアウトでバーディを重ね、首位に一打差と迫りながらインで崩れての
イーブンパーは「タラレバ」を抜きにしても返す返す反省をすべきだと...。
まだ19歳とはいっても、LPGAに挑戦をして2年目となるだけに、コース攻略法を組み
立てて大人のゴルフをしたなら、最終日も一時は首位に一打差と迫っただけに、攻める
時と安全策を取るべき所は抑えてプレーをしたなら、優勝のチャンスもあったのではと
思います。
若さと言えばそれまでですが、リデア コもブルック ヘンダーソンもその他の有名選手も
十代での優勝を飾っています。
LPGAでの優勝は早過ぎることでマイナスには決してならないので、チャンスがあれば
確実にものにする勇気と冷静さが必要かと、ここ数試合を見て思いました。