西武戦線に異常あり!ですね。
西武が連敗をしてSB,日ハムが連勝したことで、首位西武とSB,日ハムとは0.25差と
なり、開幕から驀進を続けて来た西武にも翳りが出てきました。
現在はSBと日ハムはゲーム差なしの2位と3位ですから、西武にとっては2チーム
に追われることになり、展開次第では5月29日のセ・パ交流戦が始まるまでに首位
が入れ替わる可能性も出てきました。
地力に勝るSBが、徐々に首位に躍り出るチャンスを狙っているのは、誰もが当然の
成り行きと納得をしているでしょう。
ただし、開幕前の各評論家のほとんどが、Bクラスと評価をしていた日ハムが、ここ
まで頑張るとは予想外ととらえているかと思います。
投打にわたり活躍をしていた大谷翔平選手は、MLBのエンジェルスに移り、抑えの
マーティン投手もMLB(テキサスレンジャーズ)に復帰することになり、守護神の
増井投手はFA移籍でオリックス・バファローズに去ってしまったのですから、いかに
打撃陣が好調でも投手力不足が影響をして「Bクラス」評価は仕方がないと、思って
いたようです。
私自身も不安には思っていましたが、開幕戦での西武との3連敗があった時に今年は
もしかしたら2009年の再来か..と当ブログで書きましたが、あるかも知れませんよー。
しかし、ここに来て日ハム打線は決して好調ではなく、むしろ打率20傑には新加入の
アルシアが9位に入っているのみの低調です。(規定打席以外に近藤がいますが)
チーム打率も.228で楽天と並び4位タイの成績で、なぜ首位争いをしているかという
なら、各評論家諸氏が懸念をしていた救援投手の頑張りにあります。
【5月の救援陣の成績】
西村天裕 6試合0勝0敗0S4H 4回2/3 防御率0.00
公文克彦 6試合0勝0敗0S2H 6回 防御率0.00
玉井大翔 5試合1勝0敗0S1H 5回2/3 防御率0.00
宮西尚生 5試合0勝0敗0S5H 3回2/3 防御率0.00
石川直也 6試合0勝0敗0S5H 5回1/3 防御率0.00
トンキン 6試合0勝0敗4S2H 6回 防御率0.00
あくまでも上記成績は5月に限ったものですが、チーム自体の防御率も3.51とパでは
トップの成績ですから、最少失点で後半に持ち込めば、抑え投手が頑張って勝利に繋
ぐ構図が出来上がっています。
打線が不調でも勝つ野球をするという栗山野球が、浸透してきたからこそ、日ハムは
今の位置にいるのは明確です。
また、一年を通して救援陣が好調を保つことも、打線がこのまま不調のまま過ぎる事
もないでしょう。
しかし、上記の救援陣に加えなければならない投手が、まだいるのが強みとなるかも
知れません。いずれ近いうちには抑えとして経験豊かな、ストッパー鍵谷と白村投手
が戻って来ますから、今後の展望も明るいと言えます。
あとは攻撃陣ですが、不振だった突撃隊長の西川選手にもようやく当たりが出て来て、
例年5月に花開くレアード選手も、蕾から開花に向けての様子が見られるようになり
ました。あとは近藤健介の怪我が完治し、中田翔が元気を取り戻したなら、「ニュー
ビックバン打線」が出来がります。
新外人助っ人のアルシア選手も期待が出来ます。
交流戦で躓かなければ、予想を覆しての優勝があるかも知れません。