先日終了をした2018エビアン選手権は、アンジェラ・スタンフォードの逆転優勝で
幕を閉じました。
今年40歳にしてメジャーは未勝利。ツアー優勝も過去5勝をあげてはいたものの、
2007年から優勝はなく、ようやくたどり着いたメジャー初制覇でした。
最終日はトップでスタートをしたエイミー・オルソンを含め上位選手がスコアを伸ば
せず大混戦となりましたが、アンジェラ・スタンフォードは15番でイーグルを奪取し
13アンダーに並ぶも画像にあるように16番ショートでは痛恨のダボ。
普通であればここで落ち込み、優勝争いからは脱落をしても不思議ではなかったので
すが、続く17番でバーディパットをねじ込み、難関の最終ホールはパーであがります。
一方、首位発進のエイミー・オルソンは、ツアー未勝利ながら崩れそうでいて崩れない
ゴルフを展開し、同じ最終組のキム・セヨンとかって全英で初勝利を果たした、モー
・マーティンも粘りを見せるのですが、トップに並ぶことが出来ない展開でした。
初優勝がメジャー初制覇が見えて来たエイミー・オルソンは最終ホールの第一打は
左ラフに、第二打もラフ、ようやく第三打をグリーンに乗せますが、頭の中は真っ
白になっていたでしょう。
冷静になれば2パットでも12アンダーでプレーオフもあったのですが、ボギーパット
の位置が悪過ぎました。
多分、15番ホールを過ぎたあたりから優勝を意識し始めたと思うのですが、まさか
の最終ホールの3パットで優勝を逃すとは、誰もが想像をしていない結果でした。
このダメージが後を引かなければ良いと思ったのは、私だけではないでしょうね。
優勝をしたアンジェラ・スタンフォードは3日目から面白いようにショットとパット
が決まり、最終日も攻めのゴルフに徹したのが勝因だったと思います。
彼女にとっては、年齢からもラストチャンスと思い最終日に臨んだのでしょうが、
今年のエビアンは賞金上位の選手が次々と脱落したのも、彼女にとってはラッキー
だったかも知れません。
日本人選手として唯一決勝ラウンドに駒を進めた畑岡奈紗選手は、出だしの5番で
池ポチャのダブルボギーとして、追撃のチャンスを逃しましたが、彼女なりに成果が
あった大会だったとおもいます。
2日目に他の選手がスコアを伸ばすなかで、イーブンパーで終わってしまったのが
悔やまれますが、初出場での16Tは良くやったと言えます。
きれそうできれないグリーンに迷わされ続けた4日間だったと言えるでしょうが、
ピンチを迎えても大きく崩れることもない、絶妙のアプローチは感嘆に価します。
3日目、最終日と難しい18番でバーディを奪ったのは、来年にかけての好材料では
ないでしょうか。
一日の長が見えた畑岡選手のプレーには、日本人初のメジャー制覇の夢が広がる大会
であったのは間違いないでしょう。
来季は松山英樹か畑岡奈紗かのどちらかが、メジャー初優勝の朗報が届く気がします。
〈昨日のFighters〉
2018/09/17(月)第23回戦(札幌ドーム)12勝11敗0分|観客数:28,123人
北海道日本ハム4-2 オリックス
◆7回6安打2失点で11勝目をあげた上沢投手◆
【勝利投手】上沢(11勝5敗0S)【セーブ】石川直 (1勝2敗14S)
【敗戦投手】山田 (1勝2敗0S)
【本】(オ) なし
(日) なし
オリ先発の榊原投手は、初先発ながら5回を投げて被安打1の無失点の好投
20歳の新人投手に手も足も出ないとは...日ハム打線の弱点をさらけ出してしまい
ましたね
勝てば「さすがは長年ハムでヘッドコーチをしていた福良監督」と、なったので
しょうが、3連敗は絶対に避けたいというキャプテン中田の一打が、何とか連敗
の危機に陥っていたチームを救ってくれました。
◆ 6回逆転の2点タイムリーで勝利を呼び込んだ中田翔 ◆
連休最後の試合に駆け付けた2万8千人の観客も、何とか湿りがちの打線に”喝”を
と思っていたのでしょうが、日ハムのジンクスである「新人投手には滅法弱い」と
いう弱点をさらけ出して5回裏まではゼロ行進でした。
しかし相手投手が榊原から山田投手に交替をすると、その代わりばなを先頭打者の
中島卓がセンターに返し、ようやくチーム2本目のヒットを記録します。
しかし、次打者の遥輝はレフトへのファールフライに倒れるも、すかさず卓が2盗
を果たし大田が四球を選びますが、中島卓の盗塁は効果的でした。
走者1,2塁で打席にはコンスケがたちますが、チームでのリーディングヒッターと
してケンスケはセンターへ運びようやく1-2としました。
1死1,3塁の同点のチャンスが巡って来たところで、相手投手は比嘉に替わりますが
さすがチームの打点王中田翔
レフトへ打ち返し逆転のツーベースで3-2として、粘投上沢の負けを消しました。
7回にも1死から中島卓がヒットを放ち2盗に成功
6回に口惜しい邪飛に倒れていた遥輝に、ライト前タイムリーがでて4-2と逃げ
切り態勢に入り、7回表は上沢が3人で抑えて宮西に繋ぎます。
◆宮西尚生投手が、通算ホールドポイントのプロ野球記録にぶ◆
やはり頼りになる男、宮西尚生投手です。
8回3人を15球でピシッと抑えてホールドを記録し、通算324ホールドポイント
は山口鉄也(巨人)のプロ野球記録に並ぶ記録達成でした。
残り試合からも今季でのホールド新記録は間違いがなく、どこまで記録を伸ばす
のかに注目をしたいですね。
ここまで獅子奮迅の活躍をしてくれている宮西投手が、FA宣言をせずに残留して
くれたことに”感謝”をしたいです。
9回はここまで13セーブの石川が好調の中島にヒットを打たれるも、無難に抑えて
ようやく勝ちきりましたが、絶不調の清宮と渡邉諒を使い続ける栗山監督の意図が
分かりません。
今日からはメットライフで西武との2連戦が始まりますが、CSでの2位狙いなら
ここで負けるわけにはいかないので、栗山監督の秘策を期待したいのですが......。
頑固者の監督ですから、スタメンは外さないでしょうね