誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

シンビジュウム

2014-01-21 08:53:48 | 日記

シンビジュム(ラン科)花言葉は、深窓の麗人。気どりのない心。気むずかしランのなかで、丈夫で栽培しゃすいのがこのシンビジュウム、寒さに強く、初心者でも比較的らくに育てられる。ピンクや白、黄色など華やかな色合いで、唇弁(リップ)が花弁(ぺタル)とは別の色であったり、唇弁に斑点が散ったりする花が多く、立体的な絢爛たる美しさが特徴。花期が長く、花数が多いのでなかなか豪華な花姿になる。「秀でたる詞の花はこれや蘭 宗 因」「門に入れば蘇鉄に蘭のにほひかな 芭 蕉」「夜の蘭 香りかくれてや花白し 蕪 村」「人賤しく 蘭の値を 論じけり 正岡子規」「大いなる蘭の鉢あり 応接間 高浜虚子」「蘭 の葉の とがりし先や初嵐 永井荷風」「白き蘭 やがて匂へり 見つつあれば 加藤楸邨」「夜が去りて 花ひえびえと 蘭の露 野沢節子」「紫の素描にしたり蘭一花 文挟夫佐恵」。(気どりなく 賑わい咲けり 蘭シンビ ケイスケ)

 

 

 


ストツク

2014-01-20 06:43:54 | 日記

ストツク(アブラナ科)花言葉は、不変の愛、逆境に堅実。古代ギリシヤ、ローマ時代から薬草として栽培されていた花で、甘い香りが魅力的、やわらかい質感の花びらはいかにも女性的。八重咲きと一重咲きがあり、特殊な遺伝法則によって、八重咲きの種を蒔いても、八重と一重が半々の割合で育つ。英名は「案内人の花」という意味で、道端の壁に沿って咲くようすが、まるで道案内をいているように見えことるからつけられた。別名アラセイトウ「紫羅欄花」ともいう。花言葉に「永遠の美しさ」と言うものもある。(八重咲きも 一重もありて ストツクは 不変の愛を ばら撒けり ケイスケ)


君子蘭

2014-01-19 09:09:23 | 日記

君子蘭(ヒガン花科)花言葉は、尊い、望を募る。南アフリカ原産の常緑多年草。漏斗状の朱色の花を付ける。太い刀を思わせる深緑に守られるように咲き,色彩の対象も印象的。花が下向くものがクンシラン、上向きのものがウケザキクンシランでるが、一般的には、ウケザキクンシランを君子蘭と呼んでいる。「君子蘭の鉢を抱える力なし 阿部みどり女」「横笛を袋にしまふ君子蘭 伊藤敬子」「君子蘭整理のつかぬ文机 北 さとり」。(つよき風 耐えている君 君子蘭 ケイスケ)


権不十年

2014-01-17 11:46:35 | 日記

権不十年細川護煕元首相の著書のタイトル〈権不十年〉は、権力は10年もたつと腐って来るという意。これに従って熊本県知事を2期8年で辞任の際に「花に十日の紅なし、権は十年久からず」と述べきれいな進退だつた。その後首相辞任の時は、佐川急便からの1億円借り入れが1993年に表面化してから、8ヶ月で辞任した。その細川氏が東京都知事戦に出馬するという。猪瀬前知事5,000万円借りれで、辞任、その倍額の1億円借り入れで20年前辞任した細川氏が出馬とか。〈権不十年〉ならぬ〈健忘二十年〉か?有権者を馬鹿にした、出馬の予定とか?。腐った権力、錆びた刀は、抜くな。

 


蕗の薹

2014-01-17 08:53:12 | 日記

蕗の薹(キク科)花言葉は、待望。山野に自生する多年草、雌雄異株で、春先、雪解けるのを待ちかねたように球状の花茎を出す。薄緑色をした葉で包まれたこの蕗の薹に出会うと、駆け寄る春の足音を聞く思いがする。これを摘んで焼いたり煮たり、味噌にすり入れたりして食べるが、ほろ苦くて風味がある。晩春30cm位に伸びて花を咲かせるが、雄花は黄色、雌花は白である。この花の呆けたものを「蕗のしゅうとめ」と呼んでいる。(特産地は秋田県)。「蕗の薹ふみてゆききや善き隣 杉田久女」「蕗の薹傾く南部富士もまた 山口青邨」「蕗の薹食べるや空気汚さずに 細見綾子」「探しあぐねし蕗の薹かも己かも 野沢節子」「蕗の薹たべどこかしこ蕗の薹 千代田葛彦」「呆けてはならぬと思ふ蕗の薹 後藤比奈夫」「こみあぐる土のあくびや蕗の薹 和田祥子」「この畦や母亡きのちも蕗の薹 篠塚しける」襲ねたる紫解かず蕗の薹 後藤夜半」「ほとばしる水のほとりの蕗の薹 野村泊月」「蕗の薹廓の水が田に沁みて 櫻井博通」「蕗の薹龍飛のいまの凪おろし 小宅容義」「雪の上に膝ついて得し蕗のたう 稲垣陶石」「この畦を祝のふかくかなしき蕗の薹 小原橒才」「煮て蕗母金色に煮てくれぬ 脇 祥一」。(雨ふれば 傘に替えたし 蕗の薹 ケイスケ)

 


蟹仙人掌

2014-01-16 08:56:28 | 日記

蟹仙人掌(サボテン科)花言葉は、恋の年頃。「カニサボテン触れようとして触れざり 少年は恋の年頃なりき 鳥海昭子」「少年の仙人掌を賞ず百の鉢 平山みち江」「サボテンの掌向き向きに楽たし 篠原鳳作」「一月の川一月の谷の中 飯田龍太」「み雪降る吉野丘に居る雲のよそに見し子に恋ひし渡るかも 万葉集巻13-3294」。(恋は仙人掌に似て ためらいのままに ケイスケ)。今朝は都心まで零度近くとなる。丹沢山脈から富士山とこれに連れ並ぶ南アルプスまで、白雪に覆われている。( 地の涯に 倖せありと來が雪 ケイスケ)


センドウソウ

2014-01-15 08:00:07 | 日記

センドウソウ(せり科;セリ属;仙洞草;別名黄連騙し)花言葉は、繊細な美しさ。北海道~九州の山野の木陰や畦道;溝など。草丈10~35cm花径1~1.5mm花期は3月~5月。名前の由来は、人里離れた仙人の棲む「仙洞」という説と他の花々に先駆けて「先頭」に咲くという説などがある。葉はセリによく似ていて花弁は5個で稍内側に曲っている。春の七草の一つ。若茎芽は食用とするが、開花後は硬くて食べられない。学名Chamaele decumbens。「一途なる あなたを想うセンドウソウ 清楚に白く 花咲かせたり 鳥海昭子」(朝飯の お供となりぬ 黄連騙し 朝の寒さを 和らげにけり ケイスケ)

 


椿

2014-01-14 07:57:32 | 日記

椿(ツバキ科)花言葉は、気取らない優美さ。常緑高木で、北海道を除く日本全土に広く分布しているが、特に海岸寄に多く自生している。花は紅色の五弁が基準だが八重もあり、花弁の肉厚く、鮮紅、白、紅白絞りなどさあざま。「乙女椿」はピンクの八重咲き、「玉椿」は美称。椿は室町時代から長い栽培の歴史があり、現在600種にも達する。伊豆大島全土に椿が茂り、種子から椿油を採っている。関西の寺院には名木が多い。「浦々の浪よけ椿咲きにけり 一茶」「赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐」「ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に 高浜虚子」「花びらの肉やはらかに落椿 飯田蛇忽」「竹外に一枝は霜の山椿 水原秋桜子」「ことごとく咲いて葉乏し八重椿 鈴木花蓑」「みんなみの海湧立てり椿山 松本たかし」「火の独楽を廻して椿瀬を流し 野見山朱鳥」「仰向きに椿の下を通りけり 池内たけし」「雪を著て白玉椿隠れなし 橋本鶏二」。同属は藪椿、山椿、紅椿、乙女椿、玉椿、八重椿、落椿、島椿。(類多く 全てを観れぬ 椿悲しき ケイスケ)


クリンコザクラ

2014-01-13 07:22:53 | 日記

クリンコザクラ;プリムラプリアンタ(サクラ草科)花言葉は、美の秘密。プリムラは、北半球の温帯から寒帯にかけて約600種が分布するサクラソウ科の花。多くの種が園芸種として栽培される。日本には野生種が十数種あり、その代表が桜草で、花形が桜に似ている事からその名がある。春、花茎を立て、可憐な淡紅色の五裂の花を5~10個つける。「花の奥より蕾駆け出づ桜草 加藤楸邨」「嫁ぐすく妊るあはれ桜草 篠田悌ニ郎」「指組めば指が湿りぬ桜草 鈴木鷹夫」「桜草咲いてむかしの暴れ川 鈴木泰二」。今日は成人の日。第30回の「一期会;イチゴ会」が開催される。案内書に不都合な点あり、あえて欠席とした。


寒桜

2014-01-12 09:48:56 | 日記

寒桜;冬桜;緋寒桜;寒彼岸桜(バラ科)花言葉は、気まぐれ。冬期に咲く種類の櫻。寒桜は鹿児島.沖縄地方で栽培されていた緋寒桜のことで、冬桜は山桜と富士桜の雑種といわれ、12月ごろ花を開く。群馬県藤岡市鬼石の冬桜は、本来別種のものであるが、俳句では冬季に咲く桜として両者を寒桜.冬桜と呼ぶことが慣用になっている。「山の日は鏡のごとし寒桜 高浜虚子」「寒桜交じり淡くして長し 古賀まり子」「雨雫よりひそやかに寒桜 稲畑汀子」「うつし世のものとしもなし冬桜 鈴木花蓑」「今日ありと思ふ余命の冬桜 中村苑子」「母癒えて言葉少なや冬桜 岡田日郎」「月の出に風をさまりぬ 冬桜 黛 執」「水音のそこだけ消えて冬桜 清水衣子」「ひとゆれに消ゆる色とも冬さくら 平子公一」。(冬桜 青空のもと 白淡し ケイスケ)