心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

雪だるまのイラストを見ながら思った

2021年02月14日 | 朝のことば&つぶやき
昔、描いたマウス画。
携帯の待ち受けにいいかなと思って描いた。

夜中に窓から見ていると、雪だるまがどこかへ行こうとしている。
そうか、雪だるまだって遊びたいんだ。よしよし、どこでもいいよ。遊んでおいで。
でもね。朝には戻っておいでね。
君がいないと、子供達が「どうしたの? どこ行ったの?」って質問攻めにするからさ。

じゃ、楽しんできてね。

※※※

この画像を使って書いた記事。


今、振り返るとこんなこともあったんだなとちょっと嬉しくなる。
ここがなかったら、忘れていたかもしれない。
ブログを続けてきて良かったなと思えた今日だった。


星のアパート

2021年02月05日 | 朝のことば&つぶやき
※※※ マウス画 ※※※

ひそやかに またたく 灯の点るころ
だれかが つぶやく
ここは 星のアパート
階段を登ってきてごらん

手が届くだろ
昼に叶わなかった夢も
目を瞑れば

ギュッと

だれかのそばで
だれかがささやく
ひそやかな夜のひととき

星はてんでに自分の居場所を見つけて
明日の夢を見ている

※※※

ことばは やさしい
ことばは つめたい

きっと
うけとるじぶんのココロが
そのときどきで変わるから

ごめんね
ことばは なにもしちゃあいない
勝手にこっちが変えて わかっているふりをしているだけなんだ

たくさんの思いが重なり合って
たくさんの人がそれぞれに生きていて
その交差する場所が
どこかにあって

ほんのすこしの言葉で
救われたり
落ち込んだり
できれば
あなたと温もりあえたら
なんて素敵なアパートだろ

※※※

耳を澄ませば

2021年01月22日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

耳を澄ませば
聞こえてくるだろう

ヨロヨロとヒョロヒョロと
細い体をなけなしの力で踏ん張って
硬い土を押しのけるだけの
どこにそんな力があるというのか

雪に埋もれていた土の硬さに
あがないながら
生きる、ための
細い力で

春に向かう声が
土の下から
聞こえてくるだろう

じっと
耳を澄ませば

※※※

わたしたちは互いを知らない
自分のことさえ
つかみ所がないと思うときがあるもの
ましてや他人の思うことなど
わかるのは難しい

でもね
ときどき ふっと
あ この人と同じかなって
感じる瞬間がある

そう感じることができたときって
どこかあったかい

きっと
手をのばせば
触れた手はじんわりあったかい
ココロはもっとあったかい

※※※

飛ぶということ

2021年01月20日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

ココロは 空にある
広く遠く はるか遠くまで
地上に立ち続けるだけで
どこにもいけないけど
ココロは 空を駆ける

一瞬で 願う場所へと飛んでいける

ココロは 空にある
昨日の空や 昔々の空にも飛んでいける
そこにいるのは ちっぽけな自分
ちっぽけすぎて笑っちゃうくらいの存在
でも
自分だけの空だ
自分だけの空を自由気ままに飛んでいる

ココロは 空にある
ひとりぼっちではあるけど
だれにも邪魔されず
だれにも拒まれず
だれにも笑われず

地上にいる自分は真逆の姿で
のたうち回る気分も味わうが
空にいる自分を想うだけで
羽をつけて飛んでいけるんだ

※※※

ひとつ また とりこぼして
すくえない すくいとれない
そのかなしみは だれにもわからない

ひとつ また むねにはいりこむ
あたらしい まだみぬもの
きのうとはちがう
あたらしい わたし

かなしみと あたらしいものが
きのうときょうのはざまで
あくしゅをしていた

どっちもわたしというなかに
こんざいしている

※※※

もういいかい

2021年01月17日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

もういいかい

まあだだよ

もう見つけちゃった

でも

見つけていないことにしよ

もういいかい

まあだだよ

何度でも
続けていたいから

※※※

羽を持った天使のような君
君の笑顔を見ているだけで
その日一日が輝いてみえた

ボクは青い空と緑の中で
君と遊んだ時間を夢想する
幼くて
それがどんな意味を持つのかなんて
考えることすらなかった
ただただ
一緒にいるだけで
一日というものがこんなにあっけなく
通り過ぎていくのかと

夢の中に出て来てくれないかと
目を閉じてまぶたの向こうを探る

思い出は宝箱のようなもの
鍵がないと開けられない
鍵はいったいどこに置いてきたのか

君の笑顔が今はすっかり薄れてしまい
森の奥に潜んでしまったようだ

※※※

いつのまにか

2020年12月14日 | 朝のことば&つぶやき
※※※
いつのまにか
黙っていることが苦痛じゃなくなり
そこにあなたがいるというだけで
ただ 満たされるような
そんな感覚があった

今は探してもどこにも無いけど
たぶんそれは
自分の周りだけをちょちょいのちょいと
目をグルグルと
それぐらいのことしかしていないからだろう

あの感覚を感じるには
もっと違う何かを
逡巡とせずに思い立ったままに行動する、
それが必要なのかなと思う

でもね
今のわたしにはあの感覚が必要なのかどうかさえ
わからないのだわ
ぬるま湯に浸かっていると感じる人もいるだろうな・・・
でも、これが今のわたしには最高なんだと思える
母と二人の時間
いくらでも母からもらえるものはある
まだまだ未知のことがありすぎる

※※※


母はわたしがひとりになったときの事を今から心配するが
それは必要ないよ
なんとかなるさ
あなたと過ごした楽しさを思い出せば
やりたいことも見えてくるし
教えてもらったことをこの新しい家に活かしていくのは
楽しいだろう,大丈夫だろ。

午後のまったりとした時間,テーブルに拡げて目の前の生地と悪戦苦闘
次々と出てくるあなたのアイデアに目を大きく拡げ
きょとんとしながら
思いがけないものを見せつけられたことに驚く

齢88歳の頭の中から思いもかけないアイデアが出てきて
目の前の生地がただの一枚の布ではなくなっていく
初めて見る縫い方 先を見て心に付箋を貼っておくこと
ただ無鉄砲にやっているわけではないのよ と

「しつけはいくら直してもいいのよ
何度でも気に入らなかったら直せばいいのよ
このときが一番楽しいものよ」とほどく手が楽しそうだ
決まるまでの時間が
これまでのわたしとは真逆の時間がそこにはあって
少しずつ母のやり方に染まっていくのがわかる
出来るまでの経過をどう楽しむか、楽しみ方次第で
人生をどう楽しめるか

今になって
自分はそんな楽しめる人生の過ごし方を知らずに来てしまったような・・・
教わることは四季こもごもありとあらゆることからも
残された時間は少ない
わたしの血と肉となるまでには まだまだ遠い道のりだ
教えていただくことはたくさん有る
だから
これからもそのままでいてください
黙っていても いるだけで
わたしは何かを感じているのです
言葉にせずとも そこにいるだけで
”今日” あなたがここにいてくれた、それだけで
わたしの時間が心底 潤っているんです。

※※※



夜更けに思うこと

2020年12月13日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

可愛いひと
見ているだけで和ませる
そんなあなたが 
鏡を見てため息をつく

顔の皺を気にするのを
慰めようとするのだけど
ふと自分も同じだねと苦笑い

ひとは内面よね

ちょっと一呼吸おいてこたえる
振り返るあなたが
寂しい顔をした

※※※

もうすぐまたやってくる
待ちかねてなんていない
あの季節
白い雪に閉ざされた数ヶ月のなんとも鬱々とした世界が

カーテンを開けて見える庭に白い物が見えると
いよいよだねと思う
それでも見方を変えれば
作物にとっては恵みの寒さだったりもする

自分にとって都合の良いことばかりを望んではいけないのだ
この世界は忍耐というものも
共存という成り立ちに参加しているのだと
少しはわかった気分で
ぬくぬくとしたストーブの温かさを味わいながら
ほんとの寒さなど知らない
そんなわたしがいる

※※※

老いるということなのかな

2020年09月26日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

一日で何かひとつでも
力をこめたことがあったら
大事に時間を過ごしたなと思える

だらだらといつものように
時は当たり前のように自分に備わっているのだといわんばかりに
傲慢な自分の影が見え隠れするときは
嘆きの夜を迎える

まだ若い時はそれでも良かった
時間が無限に近く
明日は必ずやってくると思い込んでいた

今は違うのだ

明日が希望通りにやってくるなんて
誰も保証してはくれないのだ
そして自分がそのことを毎日知らされている

年を経るというのはそういうことだと
かみしめることが多くなったなあ

※※※

医者でもなく看護士でもないので
母の一日一日の様子の違いに不安を覚える
確たる自信もなく
ただ 気休めのことばだけをかけて
そっと 触れておく

触れるだけで
あぁ、気持ちがいい と
言われると
少しだけ救われる気がする

いったいどこがどうなっているのか
毎日
良くなったり 悪くなったり
これが年老いたということなのかな、と
互いに頷きあって
明日の目覚めが幸いでありますように
願うこのごろ

※※※

目覚める

2020年05月25日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

目覚める
体のそこかしこから
頭をもたげて
目に見えない細胞という細胞が

そこにいるのは昨日とは違う
新しい自分
一日で昨日の自分が入れ替わる

若い時期は細胞の入れ替わりが早く
年々そのスピードが衰えていく
昨日つけた傷跡が何日もかかって消えるように
年齢と共に入れ替わるのにも時間がかかる

でも確実に
昨日の自分とは違う部分が
今日のわたしにはあるはず

目覚める
まぶしい日の光が
新しい今日を与えてくれる

※※※

光の向こうにあるのは
未来なのか
見えない先にあるのは
少しの希望なのか

一抹の不安を抱えながらも
先に進むことを選ぶ
進んだ先に立つ自分は
どんな立ち位置にいるのだろう

今とは違うどこか
今とは違う自分
違うこともまた楽し
違わなくてもまた楽し

「進んだ」という自分の時間がそこに在るから

※※※

アクリル画。どこに紛れてしまったのか。整理の対象になるのかならないのか・・・

星に願いを

2020年05月10日 | 朝のことば&つぶやき
このマウス画はここで何度かつぶやきに使用してきました。
色々なことばに使えるイラストだなあといつも思います。今日はこんなことばに添えて・・・

※※※

だれもが寝静まったころ
ふと 空を見上げると
あなたはだあれ? と
ささやく声がする

わたしは目をしばたたかせ
夢なのね、とつぶやく
そこにいないはずのあなたが
かすかに微笑んでいて
ただ 微笑んでいて

あぁ、わたしは空のあなたと
たったふたりでここにいるのね

その至福の時間が永遠ということばとはかけ離れているのだと
わかっていても
願わずにいられない
この夢が終わることのないようにと

胸のときめきが朝まで消えることがないようにと

※※※

願いを叶えることができる
一振りの魔法
真夜中の眠れないわたしに
たったひとつだけの願いをと

そうね
今は
このことだけ

早く早く
元のような朝が来てほしいの

一振りの魔法は
毎日願っていたら
少しずつ 少しずつ
朝の光に溶け込んで
やがて
叶えられる

だから
目を閉じていいのよ

※※※