心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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冬の残骸

2012年04月11日 | ほんのすこし
春になると ところどころに見られる冬の残骸。
あんなに綺麗だった白い雪が 見るも無残な形に・・・それもやがて溶けてなくなってしまうのだけど。
往生際の悪い人間を見ているような気にもなる(笑)
雪にとってはこんなところと早くおさらばしたい!と思っているのかもしれないのに。

道路はすっかり春になり、もうタイヤ交換してもいいかな?というくらい。ある人に伺ったら、ゴールデンウィークが終ってからいつも取り替えているとのこと。そんなに遅く?う~ん・・・遠出をしないし わたしはそろそろ交換かなぁ。

最近 食器を入れ替えてみた。今までは同じものをずっと使用していて 新しいものはとりあえずとっておくのが常だった。今回 初めに買ったもの(ガラスものが多かった)を漂白につけ 丁寧に洗って段ボール箱に。お皿などは新しいものを枚数少なく種類多くといった感じで 棚に収めた。そのときの気分で盛り付けを楽しみたい。この冬はどちらかというと大きいプレートに 少しずつ盛り付けて一枚のお皿を楽しんだけど、今度はお皿を何枚か使うという形を楽しめたらなと思う。
盛り付けってすごく大事だ。盛るお皿によって 入れる料理の色や形の映え方が違うからだ。シンプルなお皿は重宝するが、素敵なデザインのお皿も捨てがたい。
まぁ お皿に負けないような美味しいお料理を作ることが先決だけど(笑)

食器の次は 洋服かな。
冬の残骸がまだ残っていて、クリーニング行きのものや 未使用のもの(出してきても結局一度も着用しなかった冬もの)の処分 しまうのか廃棄するのか そういった選択問題がある。洋服の次は 紙類。これが難問だ。どうも捨てるのができない。こんなもの取って置いてどうするんだ?と思えるような紙類がたまってくる。取っておいたときには 想像力を働かせて「これはあのときに こう使って・・・こっちは あぁいうときに使えるな・・・そっちは・・・」とあれこれ考えているのだが、その「あのとき」が一向に現れないのだ。
だから 今度は紙類をしっかり分別。最低限必要なものを残すつもり。本にしようと印刷してきたものもこの際 処分の対象だ。今のわたしにはそれすら無用になってきた。

冬の残骸。だらだらと生きた時期が わたしにとっては冬だった。毎日がとめどなく変化にとぼしく このまま埋もれて行く意識の下降線に いつ釘を打つのかと思ってきた。その残骸の象徴がこの部屋には散らばっている。物や怠惰な気分・・・
あの残骸の雪はもうすぐ消えるだろう。今日かもしれない。明日かもしれない。
わたしの中の怠惰な残骸は いつ消えるのか。
今から 消すのだ。消えるのを待つのではない。自ら消すのだ。

冬の残骸を見ながら、今朝はいつになく強い意思が働いているぞと思っている。