心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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退職されたと言われ

2014年11月11日 | ほんのすこし
本当は明日が診察日だったのですが、昨日 病院から連絡が入り、今日に変更。水曜日は患者さんが多いので・・・ということらしかったのです。病院から連絡があると聞くと ん?何かあったのか?と一瞬 不安になりますが、そういうことなら安心です。
で、さきほど無事診察も検査も終わり 戻ってきました。これからいきつけの薬局で処方された薬を戴いてくる予定です。

で 病院に行ったときのこと。いつも診ていただいている先生が11月から不在なので 今後は別の先生に代わりますと案内文が貼られていました。それを見て 「何か学会とかに出席しているのかな」と思いましたが、後で退職されたと聞き、母もわたしもびっくり。母が そういえば先回の診察のときに顔色が悪かった気がする・・・と言ってましたが、別の病院に行くことになれば一旦退職になるんだよと説明すると 不思議そうな顔をしていました。いや あの顔はどこか悪かったに違いない と その後もつぶやいていました。
父の時から診ていただいた先生です。もう何年も診ていただいているので 安心していました。
わたしも付き添いしながら あの先生のどこか若く見えるところが好ましく思えていました。無駄なことを言わず ぶっきらぼうな印象はありましたが、こちらが質問するとちゃんと答えてくださるし、母の体のことを一番に考えて処方してくれているということが いつも分かりました。
母が眠れないというので 薬をいただいたことがありましたが、数回出した後 母がまた欲しいと言ったとき
「お薬を飲んで転んだりすると大変だからね。薬は飲まないほうがいいですよ。」
と言って 出してくれませんでした。母は薬があるだけで安心なんだがなぁとブツブツわたしに言ってましたが、眠れなければ無理して眠らなくてもいいんじゃないか という考えに落ち着き、その後は眠れないことでの不安はなくなりました。あのとき先生がずっと薬を出していたら きっと薬に頼った睡眠になっていたことでしょう。先生の決断に感謝していました。
今では 眠れないというより寝すぎなくらいの母です(笑)

先生 どこに行ったんだろうねぇ・・・
また先生 やっているだろうかねぇ・・・
もしかして別の病院に入院しているんじゃないかねぇ・・・

その疑問に答えるだけの情報網をわたしは持っていないので ただ黙って聞いているだけです。でもあのつぶらな目をした華奢な指の先生が もうあの病院にはいないのだということだけははっきりしているんだなあと しんみりとした気持ちで帰ってきた二人です。